8 時半起床。晴れ。今日もあたたかい一日になりそうだ。 丁度、いつもの乾燥キャットフードが切れていたので、 いつか買っておいたレトルトのものをあげたところ、 今まで見たことのないような食いつき。 猫の背中から「うまいにゃー!」 という声が聞こえてきそうなくらい。 以前は食事を変えてもそれほど変化がなく、 大して喜びもしないので、 いつものキャットフードに落ち着いていたのだが。 やはり、アパート暮らしで、 食べることくらいしか楽しみがないのだね……。 お互い初老の身、 それくらいしか良いことがなくても、 うつむかないで歩いていこう、この東京砂漠……、 と朝から身につまされた。
いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 うすいえんどうの豆御飯、若鶏の香草焼き(昨日、たくさん焼いておいた)、 高野豆腐、卵焼き、お漬物。 昼休憩に近所の書店で、 「日本はなぜ貧しい人が多いのか --- 『意外な事実』の経済学」(原田泰著/新潮社) を買って社に戻る。 退社は 17 時半くらい。 スーパーで、いつもよりかなり高価なキャットフードを買ってやった。 ああ、あなたがいれば辛くはないわ、この東京砂漠。 帰宅して、今日の分の翻訳作業をしてから夕食。 真鰺のひらきを焼いて、高野豆腐、漬物などで賀茂鶴を一杯だけ。 焼き立ての真鰺が美味しい。 あとで、うすいえんどうの豆御飯と、蜆と浅葱の味噌汁。 豆御飯に蜆の味噌汁、春だなあ。すり鉢に薄紫の蜆かな(子規)。 蜆のおみおつけは、蜆の身を食べずに汁だけを味わうのである、 という人もいるが、私は昔から一貫して一粒残らず食べています。 お風呂に入って湯船で 「日本はなぜ貧しい人が多いのか」を読む。