2009年9月26日土曜日

シュナーベルの音階

9 時起床。ああ、良く寝た。 珈琲、オレンジジュース、トースト、ワインジャムの朝食。 天気はいま一つだが、湿度が低くて少し風もあるので、 洗濯をする。 そのあと午前中は、ルイス・キャロルの翻訳作業など。 昼食は、前菜にオリーヴと生ハム、メインに冷やし担々麺。 白ワインを一杯だけ。 午後はまずお風呂に入って、湯船で読書。 「プロフェッショナルの条件」(P.F.ドラッカー著/上田惇生編訳/ダイヤモンド社)。 組織について書いたものの要約編集版「マネジメント」が意外に面白かったので、 今度は個人の働き方について書いたもののの編集版。 こちらもなかなか面白い。 編集版なので、引用集というか良いところどりみたいになっていて、 ドラッカーの主著を読む手間が省ける。 お風呂のあとはしばらく昼寝。 と思ったら、また二時間も寝てしまった。 夕食の支度の時間までは、珈琲と御萩で読書など。 夕食は、ソース焼きそば。 前回の反省によって、鶏ガラスープを使ったり、 食材をそれぞれ分けて炒めたりする手間は省いて、 ソースつきの中華麺の袋に書いてある通りに 5 分間で作った。 この方が美味しい。何だか敗北感。 赤ワインを一杯だけ。オレゴンのピノ・ノワール。

「プロフェッショナルの条件」にこんな逸話が書かれていた。

私は小さいころ、ピアノの先生にこう言われた。

「残念ながら、君はモーツァルトをシュナーベルのように弾けるようにはならない。でも音階は違う。音階はシュナーベルのように弾かなければならない」。

この言葉は、あらゆる仕事に当てはまる。しかし、おそらくあまりに当たり前のことだったためであろうか、彼女がつけ加えなかったことがある。それは、偉大なピアニストたちでさえ、練習に練習を重ねなかったならば、あのように弾けるようにはならなかった、ということである。