2009年7月26日日曜日

世界最悪の数学者

8 時起床。珈琲、トースト、ベーコンエッグ、バナナの朝食。 今日も良い天気で気温もかなり上がるそうだが、 外に出る予定がないので、大変けっこうなことだ。 午前中は掃除機がけの他は、少し数学など。 昼食は野菜炒麺と赤ワインを少し。 午後はまず昼寝から。30 分くらいのつもりだったが、 いつものように軽く二時間寝てしまった。そのあとの午後は読書など。 「エンプティ・チェアー」(J.ディーヴァー著/池田真紀子訳/文春文庫)。 夕食は御飯を炊いて、オクラ、沢庵、じゃがいもの味噌汁などの粗食。 食後に珈琲と小さなチーズケーキ。 夜は、C.L.ドジソンの翻訳仕事など、と思っていたが、体調不良のため、 寝転んで本など読みながら身体を休める。ただのサボリ病だとは思うけど。 さあまた明日から頑張りましょう。

シャーロック・ホームズの宿敵と言えば、 「犯罪界のナポレオン」こと、モリアーティ教授である。 おそらく、世界最悪の数学者であろう。 「人喰いハンニバル」こと、 ハンニバル・レクター博士も趣味で超ひも理論の研究をしているようだが、 実際、数学の教授職を勤めていた正当性からして、 モリアーティ教授に軍配が上がりそうだ。 コナン・ドイルは作品の設定に、 現実の事件や出来事を盛り込むのが常だったのでモリアーティ教授にも、 モデルだろうとされている実在の人物がいる。 アダム・ワースという犯罪プランナーで、 実際「犯罪界のナポレオン」と渾名されていたそうだ。 しかし、あくまでワースは、モリアーティ教授の犯罪側でのモデルだ。 ワースは数学を研究していたわけではない。 とすると、モリアーティ教授の数学面でのモデルは誰か、という謎が残る。 モリアーティ教授は、まず二項定理についての論文を書いて認められ、 イギリスの大学で教授職についた。 そのあと、犯罪に手を染めるようになり、大学周辺での「不穏な噂」 によって、辞職に追い込まれる。これが犯罪界への本格デヴュのタイミングかも知れない。 初めは主に級数の研究をしていたが、あとには、 「小惑星の力学」という有名な本を出版したことになっている。 これは非常に高度な純粋数学の専門書らしいので、 モリアーティは今で言うところの、力学系の研究をしていたのだ。 このモリアーティ教授のモデルになった数学者はいたのだろうか?