8 時過ぎに起床。 珈琲、野菜ジュース、トースト、目玉焼きにソーセージ、バナナの朝食。 洗濯や掃除機がけなどの家事。 昼食はカルボナーラ。アルザスのスパークリングを一杯だけ。 午後はまずお風呂に入ってから、少し昼寝。 夕食の支度まで、アイスコーヒーを飲みながら、 読書をしたり、数学をしたり、翻訳をしたり、少しずつ交代に。 毎日こんなことをしていられたら良いのだが、 私の計画が最も早く達成されたとして、そんな生活は 7 年後になる予定。 読書は「海の都の物語 1」(塩野七生/新潮文庫)。 ヴェネチア建設の土木工事の話のところ。 普通の歴史書ではこういうことはあっさりしか触れないが、 大事なところなので詳しく扱う、と書いているのに、これもわりとあっさりだ。 私は先祖が土建屋だったせいか、土木工事の詳細な話が嫌いでないので残念。 まるごと一冊くらいかけて説明して欲しい。 夕食は御飯を炊いて、高野豆腐、沢庵などの粗食。 夜も翻訳仕事など。
学生時代のことだが友人が、選挙の投票開票日にはビールと焼き鳥を買い込んできて、 TV で選挙速報を観るのが楽しみ、と言うのを聞いて、 「大人だなあ……」と思った記憶がある。 やはり民主主義国に住む大人たるもの、選挙に興味を持たねばならない。 一方、アテネ市民ですらソクラテスを多数決で死刑にしたくらいだから、 「民意」なんて信用できるものではない、 なんてことをけっこう本気で思わないでもないからか、 私自身は選挙にもう一つポジティヴな興味が持てない。 とは言え、ネガティヴな意味での興味、つまり警戒心を持っているので、 どんなレベルの選挙でも投票には行っている。 思うに選挙は、皆で一番いい意見を納得しあう調整機能だと 誤解できる ポジティヴな面と、 半数以上がそう選んだことをアリバイに暴力的決定をする装置に過ぎない、 というネガティヴな面の、両方を持っていることが良いところなのだろう。