2009年12月26日土曜日

静力学

8 時起床。いつも通り、10 時間は寝た。 今日は曇り空。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食を寝台にて。 しばらくして起き出して、朝風呂に入る。 湯船で、 「マネーの進化史」(N.ファーガソン著/仙名紀訳/早川書房) を読む。読了。 掃除機がけなどの家事をしてから、 昼食は、王将の餃子を焼いて、シャンパン一杯と一緒に。 寝床で、 「鑢 — 名探偵ゲスリン登場」(P.マクドナルド著/吉田誠一訳/創元推理文庫) を読んでいる内に、ちょっぴり眠ってしまった。二時間ほど。 夕食は、御飯を炊いて、豚肉の生姜焼き、豆腐と長葱の味噌汁、白菜漬物。 お風呂に入って、湯船で 「自然科学における数学的方法」(G.ポーヤ著/細川尋史訳/シュプリンガー・ジャパン) を読む。

天文学の次は静力学の章。 私は中学高校時代、静力学があやしげだと思っていた。 例えば、テーブルの上に本がある。 本には下に引っぱる力、すなわち重力が働いている。 しかし、(不思議なことに?)本は動かない。 なぜなら、その重力と同じ大きさで方向が正反対の「抗力」 がテーブルから本に働いているからなのだ、と言う。 何だかあやしげな説明じゃないだろうか。 一体何故、重力を正確に打ち消す力が生まれて働くのか。 ひもの先におもりを付けてこれを振り回す。 そのおもりには、外に向かって飛んで行こうとする「遠心力」が働く。 しかし、(不思議なことに?)どこか遠くに飛んでいったりしない。 それは、「遠心力」を正確に打ち消す「向心力」が働くからである。 私はこういう所が何だか、うさんくさい説明だなあ、と感じていた。 例えば、遠心力と向心力がつりあっているのなら、 おもりは何故、円運動を続けているのか。 慣性直線運動しようとするおもりの運動方向を向心力が曲げているからだと言うが、 では遠心力はどうなったのか。そもそも向心力はどこから生まれたのか? いや、もちろん、今では完全に理解してる……と思いますけどね。