2009年11月24日火曜日

弁当紳士

8 時半起床。 珈琲、トースト、林檎ジャムの朝食。 適当な海苔弁当を詰めて、出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 昼休みの散歩に新刊書店まで歩き、 鍋料理のレシピ集を買う。 毎日、水炊きばかりではあまりに変化がないのではないか、と思って。 鍋料理のレシピも色々あったが、 一番ぐっときたのが「ウー・ウェンの美味鍋」(高橋書店)だったので購入。 またウー・ウェン先生。 18 時に退社。 帰宅して、お弁当のおかず用に大根を煮返してから、 夕食の鍋の用意。また、鶏の水炊き。 あとは雑炊。大根の皮と茎の漬物。 夜は「枕頭問題集」より一題だけ翻訳して、 そのあとは読書とか、のんびり。

「弁当男子」という言葉があるそうだが、 なんとなく好感が持てるのはやはり若い男性だからだろう。 どう考えてみても、 「弁当男」、「弁当中年」、「弁当老人」、 「弁当紳士」、全部だめだ。 強いて選べば、「弁当紳士」がいちばんましだろうか。 「弁当紳士」という語感で思い出すのは、 こんな話だ。 書き手が何かの拍子に川釣りに出かけた。 すると、人品卑しからぬ紳士が先に釣り糸を垂れている。 互いに何とはなしに気になりながら、昼頃となった。 すると、その紳士が、「一緒にいかが」と声をかけてきた。 近寄ってみると、風呂敷の中から出てきたのは、重箱三段のお弁当だ。 御馳走になりながら少し話してみると偶然にも、 一度お話をうかがってくるようにと言いつけられていた、 名のみは知る、かの○○○氏だったのである (なんとか子爵だか、なんとか屋の創業者だったか?)、 というようなお話。 まさに弁当紳士。 とは言え、 美しい奥方の陣頭指揮のもと、ばあやに作らせたものだったりするのだろうから、 弁当紳士の主旨が違う。 子母澤寛の「味覚極楽」で読んだと思い込んでいたのだが、 今探してみてもそんなエピソードは見つからない。勘違いだろうか。 私が夢の中で読んだか、あるいは、 近い話を勝手に膨らませた妄想である可能性が高い。