2009年11月3日火曜日

女とコーヒー

9 時過ぎまで寝てしまった。 雲一つない秋晴れ。空気も冷たく、ぱりっとして爽やかだ。 ニュースによると関東でも、木枯らしが吹いたらしい。 珈琲、オレンジジュース、トーストの朝食。 午前中は出張の予約など雑用をしてから、朝風呂。 湯船で「騙し絵」(M.F.ラントーム著/平岡敦訳/創元推理文庫) の続きを読む。昼食は御飯を炊いて、 作り置きの卵焼き、里芋、牛蒡、菠薐草のおひたし、 ラム肉ともやし炒め、油揚げと長葱の味噌汁。 午後は少し昼寝、のつもりがまた一時間半くらい寝てしまった。 ついでに寝台で「騙し絵」を読了。なかなか面白かった。 あとの二作も翻訳してほしいものだ。

珈琲をいれて、講演のノートづくり。 随分と昔に考えたことなので、もうほとんど覚えていない。 過去の自分は頭が良かったのだなあ。 もちろん、今に比べて、という比較の問題ではあるが。 それはさておき、 ここ最近、「黒板」というものを見ていないので、 ちょっと懐しい気持になって、 黒板で講演をするためにノートを作っている。 しかし、ふと気付いたことには、 東北大の数理科学記念館って黒板あったっけ。

夕方くらいに一段落ついたので、 明日のお弁当用に油揚げを焼く。 味見と称して生醤油をかけて食し、白ワインを少し飲みながら、 「夜会服」(三島由紀夫/角川文庫)を読む。読了。 嫁姑問題って大変なんだなあ。 と言っても、横鞍の妙技を受け継ぐ乗馬の名手の姑なんていたら、 それはお嫁さんは大変に決まっているし、現実味は全くない。 そもそもほとんどの夫は嫁姑問題の相談のために、 妃殿下に会いに行ったりしない(多分)。 それくらいにスノッブ過ぎて、現実味は全くないのだが、 やはり三島らしい女性に対する鋭敏過ぎる洞察力が時折、発揮される。 13 時半からのメロドラマになりそうな娯楽小説とは言え、 女がたった一人でコーヒーを呑むときの味を知っているか、 と姑がヒロインの絢子にこぼす小説の結末では、しんみりしてしまった。 夕食は、鶏の砂肝と長葱のフェデリーニ、白ワインを一杯だけ。