2009年11月8日日曜日

初鍋

9 時過ぎまで寝てしまった。この季節はいくらでも眠れるなあ。 珈琲だけの朝食。 午前中はぼうっとしている間に過ぎて、昼食の支度の時間。 鰤の照り焼き、菠薐草のおひたし、油揚げの焼いたもの、大和芋のとろろ汁。 食後に土鍋の手入れをして、午後はまず昼風呂。 湯船で「哲学者たちの死に方」 (S.クリッチリー著/杉本隆久・國領佳樹訳/河出書房新社)を読む。 ほんの少しだけ、寝台に横になろうかな、と思ったら、 16 時近くまで寝ていた。どうしてこんなに眠れるのだろう。 目覚しに掃除機がけをして、夕方まで読書。 「『痴呆老人』は何を見ているか」(大井玄/新潮新書)など。 日々、老いと死について考えることは良いことですね。 敬愛するモンテーニュが書くには、 人に死ぬことを教えることは生きることを教えることであろう。 また、ソクラテスが言ったことには、 真の哲学者は死ぬことを自らの職業とする、のである。 とは言え、 麻生久美子がいるあんな店があったら毎日、発泡酒飲みに行っちゃうなあ、 でも、小雪さんのバーでハイボールも捨て難い、 迷っちゃうなあ、とか思っているようでは、悟りは遠い。

夕食は新調した土鍋で鶏の水炊き。 生醤油を柑橘類を絞ったもので割って、ポン酢代わりに食す。 白ワインを一杯だけ。 今日はたまたまスノッブなことをしてみたが、 本音では、ミツカンの「味ぽん」が好きだ。 食通の皆さんは大抵、市販のポン酢は甘過ぎて、 またその甘みが変なので、絶対に駄目だと言うものだ。 しかし、私の見解では、 日本人の口に一番あうウィスキーが「角」だと言うのと同じ理由で、 「味ぽん」もまた定番なのである。 それはさておき、今日は醤油と柑橘類で作ってみたが、それもまたよろし。 うまい。冬万歳、鍋万歳。一年中、冬ならいいのなあ。 鍋のあとは雑炊。 雑炊は新しい鍋に対する養生と言うよりは、自分に対する養生。 雑炊うまい!雑炊万歳!やはり冬は鍋ですねえ。 人生の最期には鍋のあとの雑炊が食べたい。 夜は、ルイス・キャロルの「枕頭問題集」の解答編の翻訳を再開……、 の予定だが、明日からにするかも。