今朝も雨。 昨日作った苺ジャムをトーストに載せて食べる小確幸。 他に、小松菜とベーコンの炒めもの、目玉焼き、ソーセージ、 ヨーグルト、キウィ、珈琲。 一週間ほど、朝食と早い夕食の一日二食スタイルを実験中。 けっこう快適。
昨夜、寝台で 「七つの夜」(J.L.ボルヘス著/野谷文昭訳/岩波文庫) を読了。いかにもボルヘス。ボルヘスのエッセンス。 特に第四夜「仏教」と第七夜「盲目について」が、ぐっと来ました。
「ゲーテの言葉は黄昏のみならず、人生についても言い得ていると思います。
あらゆるものは私たちを置きざりにしていきます。
究極の孤独が死であることを別にすれば、
老いは究極の孤独であるはずです。
『近きものはすべて遠ざかる』というのは、
盲目の過程を表してもいます。
本日はその盲目についてお話しし、それがまったくの不運ではないことをお教えしたいと思いました。
盲目とは、運命もしくは偶然から私たちが授かる、
とても不思議な道具の数々のひとつであるにちがいありません」
J.L.ボルヘス「七つの夜」、第七夜「盲目について」より