2011年5月16日月曜日

アイスクリームサンドウィッチ

今日はちょっと天気が良くない。 でも暖かくて、眠い。眠すぎて体調ももう一つ。 もうちょっとで、 MacBook Air を「今すぐ購入」するボタンを押してしまうところだったが、 何とか乗り切った。危ない、危ない。

同僚の天才プログラマによってようやく、 新しい秘密プロジェクトのコードネームがつけられ、 名前のシリーズのコンセプトも同時に決まった(みたい)。 一ヶ月くらい放置していた、というか、考えていたようだ。 この業界では「なまえじゅうよう」というセオリーがある。 製品名はもちろんだが、社内だけで使うコードネームを始め、 プログラムの中の変数名の一つ一つに至るまで、 適切な名前をつけることが途轍もなく重要であり、 あだやおろそかにしてはいけない、とされているのだ。 そして命名さえ良ければ、半分できたようなものだと考えられている (半分できた、はちょっと言い過ぎかな)。 私なんか、プログラムの中の変数名や関数名をつけるのに三秒も考えないので、 周りから「トーシロ」と思われている。 それはさておき、実際、成功しているプロジェクトには洒落た名前が多い。

例えば、急速に広まった携帯端末用プラットフォーム "android" はその名前自体もかっこいいが、 バージョン毎のコードネームには常にお菓子の名前がついていて、 しかも、アルファベット順になっている。 最初の A, B は非公開だったが、C から後は、 "Cupcake", "Donut", "Eclair", "Froyo (Frozen Yogurt)", "Gingerbread", "Honeycomb (toffee)" と来て、 まだ公式リリースされていない次のバージョンは "Ice Cream Sandwich" と決まっている。 これらバージョン名はプロには常識だが、 おそらく普通の人にはあまり知られていないだろう。 android スマートフォンを使っている人でも、 バージョンの数字は知っていてもそのコードネームは知らないのでは。