2010年10月28日木曜日

一般向け科学書のジレンマ

うとうとしながら「クラシックカフェ」を聞きつつ、8 時頃に起床。 今日はかなり寒い。外は冷え冷えとした雨。 珈琲、トースト、ヨーグルトの朝食。 今日はお弁当作りは一回休み。 さすがにコートを着て出勤。でも襟巻も必要だったかも知れない。 午前、午後とお仕事。 昼食は会社の近所でハッシュドビーフとポテトサラダ。

昼休みに、「世界を変えた手紙」がもう並んでいないかなあ、 と三省堂書店本店と書泉グランデを見て周る。 書泉グランデでは数学書のコーナーに平積みされていたが、 三省堂の方はまだだった。 もともと数学書を読むような方々、特に確率論プロパーの人にとっては、 内容のほとんどは既に知っている話だろう。だから、 どちらかと言えば普通の人に読んでもらって、 「確率」って何だかすごいらしいのね、とか、 科学者とか数学者も大事なことやってるらしいぞ、と思ってもらいたい。 しかし、普通の人が本屋で見るようなコーナーには置いてもらえない、 というジレンマがある。 やはり間にワンステップ入れて、 確率論や数学のプロに一般学生を教えるときの「無駄話の種本」にしてもらう、 というあたりが現実的な線なのかも知れない。 例えば、「君達が物理で習った科学者ホイヘンスには、 彼ほどは数学が得意でない弟がいてだね、 この有名でない方のホイヘンスが……」 とか、 「確率が最初に現実に応用されたのは法律の問題だったのは知ってるかね。 ニコラウス・ベルヌーイという人が……」 とか。

冷たい雨の降る中を帰宅して、夕食はピェンロー。 この寒さをチャンスとして生かすには鍋だ。 まだ白菜がベストに遠いが、ピェンローを十分に堪能。 あとの雑炊が美味し過ぎる。 ピェンローには春雨の類が必須だが、 それを少し残しておいて雑炊にするのが良い。 米粒の中にねっとりととけた感じが最高。 日本酒を五勺ほど。 鍋のときはいつもだが、食べ過ぎた。