2010年6月22日火曜日

黒死館殺人事件

7 時半起床。今日はけっこう寝たはずだが、寝起きは悪し。 「気圧が低いせいで血圧も低くなる」説に気持の上では賛成したい。 珈琲、林檎のコンポート、チーズの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 肉じゃが、だし巻き卵、きのこのマリネ、蕪の酢漬け。 17 時過ぎに退社。 蒸し暑い。これくらい蒸し暑いと、いっそ雨になってほしい。 帰宅して早速お風呂に入って汗を流す。 そのあと夕食の支度。 メインは冷やし蕎麦。具は胡瓜、茹で卵、きのこのマリネ。 副菜に肉じゃがの残りものの冷たいの。 食後しばらくしてから、 パンとチーズと林檎のコンポートを少しずつと、赤ワインを一杯だけ。

翻訳の推敲を再開しなければならないのだが、 つい逃避で「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎著/河出文庫) を読んだり。相変わらず、さっぱり分からない。 以前、知り合いにこの小説の大ファンという人がいて、 自分は数回読み返した末についにこの事件のトリックを理解して鳥肌が立った、 とどこか遠くの方に視線をまよわせながら力説していた。 私には依然として荒唐無稽としか思われないのだが、 読み込みが足りないのだろうか、 それとも彼岸の世界に旅立った人にしか理解できないのだろうか……。 「時に貴方は、レヴェンスチイムの『ウーベルグラウベ・ウント・ベルブレヒエリツシュ・ローダー (迷信と刑事法典)』をお読みなったことが御座いまして?」。 ないよ(失笑)、と思いつつ読み進める。