2010年6月14日月曜日

果物の話

8 時過ぎに起床。かなり不調だ……。 外は雨。東京も梅雨入りしたようだ。 珈琲、トースト、チーズ、バナナの朝食のあと、出勤。 午前、午後とお仕事。お弁当を作る余裕がなかったので、 昼食は近所の中華料理屋にて、ユーリンチーなど。 午後もいつもの如く働いて、17 時過ぎに退社。 スーパーで食材を買って、雨の中を帰宅。 ペスト・ジェノヴェーゼを仕込んで、 さらに、買ってきたばかりの蕪を漬ける。 お風呂に入って、湯船で 「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎著/河出文庫) を読む。

夕食はあっさりめに、 キャベツとベーコンの白ワイン蒸し、 バジルソースのリングイネ、白ワインを一杯だけ。 食後にマンゴーを半個ほど。 朝食、夕食に必ず果物を食べよう計画のため、 清水の舞台から飛び降りる気持ちで一個 250 円もするフィリピン産マンゴーを買ったのだが、 隣りにはその十倍以上もの値段がついた宮崎県産マンゴーが売られていた。 果物ってべらぼうに高いんだなあ。 道理で、子供の頃からあまり縁がなかった。 愛読書の「味覚極楽」(子母澤寛著/中公文庫)でも、 銀座千疋屋主人の聞書だけはピンと来なかった。 切った西瓜に砂糖をかけたものを出された利休が、 あなたは共にものを食べるに値しない人ですね、 とか何とか言って席を立ってしまった、とかいう話とか、 西瓜は包丁で切ったのは駄目で割って食べなくてはだめだとか、 京都の山科に葡萄作りの名人がいてうんぬんという話とか、 どれももう一つ心にぐっと来ない。やはり果物に愛がない、というか、 そもそも馴染みがないのだろう。
夜は菠薐草を茹でたり、蕪を酢に漬け直したり。

疲れと、気候の変化のせいか、かなり低調。 明日も朝からミーティングだが、午後は流し打って早めに帰ろう。 老い先の短い身、自分の身体をだましだまし、うまく付き合っていかないと。