2009年5月24日日曜日

煙突に落ちる / う巻き

7 時くらいに目が覚めたのだが、二度寝してしまって、9 時起床。 珈琲とクッキーの朝食。 昨夜、就眠儀式として小説を読んでいたら、 人が巨大な煙突の中に落ちたと同時に煙突自体が横に倒れて助かる、という話が出てきた。 これは現実にありうるのだろうか、と思って、午前中はその計算をしていた。 人間と煙突が真面目に相互作用すると考える必要はないので易しい問題だが、 一つ厄介なのは、煙突が倒れる運動、つまり単純な振り子と同等の運動の厳密解が、 初等関数で書けないことだ。 高校の物理で振り子の運動が扱えるのは、 振動の幅 x が小さいときに sin(x) が x 自身にほぼ等しい、 という近似を使うからで、この近似が成立しないと微分方程式が初等的に解けない。 よって、手計算では多分、相当におおざっぱな近似しかできない。 私のいい加減な計算が正しければ、 煙突が地面に衝突するときに人間は地面にほぼ平行に投げ出されるはずで、 煙突の壁と人間の間の強い摩擦があれば多分、助かるだろう……と思う。

昼食は野菜の炒麺。 小一時間ほど食休みの昼寝のあと、午後は読書や、 数学のリハビリのため不等式の練習問題を解いたり、 昼風呂に入ったり。 夕食は御飯を炊いて、 京都のお茶漬け鰻を使った「う巻き」、 同じく京都の小鮎の飴炊きなどと、大葉のおすまし。

う巻きや、小鮎の飴炊き、なんてものはやはり日本酒がいいなあ。 と思っても、私は自宅には日本酒をおいていない。 実は一番好きなお酒なので、身近におかないようにしているのだ。 何にせよ、そういうことってあるよね。