2009年5月14日木曜日

チャンドラーのジレンマ

8 時過ぎに起床。朝食は珈琲、オレンジジュース、トースト。 10 時近くに出勤。 午前、午後とお仕事。 天才プログラマ K さんにコードレヴューをしてもらったり。 昼食は近所の定食屋にて。 18 時過ぎに退社。夕食は五目炒飯。 普段は卵と長葱だけのシンプルなものが多いのだが、 今日はかなり贅沢にしてみた。 白ワインを一杯だけ。 食後に珈琲と、オレンジとチェダーのチーズケーキ。 夜は読書など。 「プログラマーのジレンマ」(S.ローゼンバーグ著/伊豆原弓訳/日経BP社)。

「プログラマーのジレンマ」は、 PIM(個人情報管理ツール) 「チャンドラー」 開発の三年間に密着取材したノンフィクション。 スケジュール帳、カレンダ、メイルなどを統合したソフトウェアで、 オープンソースによって開発される、というニュースが発表されたとき、 「これだ」と思ったのは私だけではあるまい。 天才プログラマたちが集結し、 開発スタイルもいかにも冴えた感じで、期待は高まった。 しかし正直に言って、未だに……(以下、略)。 とりあえず、「チャンドラー」を知っている人は少ないと思う。 いくら優れたプログラマを集めても、いくら豊富な資金があっても、 ソフトウェア開発というものは全く変わらないのだなあ、 としみじみする、ドキュメンタリー。 プロは読むと過去の、または今のプロジェクトの悲惨な経験を思い出して、 胃が痛くなるかも知れないので、むしろ、 ソフトってどんな風に作られてるんだろう、 という興味のある一般読者にむいているかも。