うとうとしながら「バロックの森」を聞いて、 7 時過ぎに起床。 今日は曇り空。雨になりそうだ。でもけっこう暖かい。 珈琲、トースト、ベーコンエッグの朝食。 出勤して、午前午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。鮭の塩焼、だし巻き卵、油揚げの葱焼き、 出来合いのポテトサラダ。 昼休みに近所の本屋まで散歩し、 「セキュリティの神話」(J.Viega 著/葛野弘樹監訳/夏目大訳/オライリー・ジャパン) などを買って社に戻った。 気圧が低いせいか、体調ももう一つでやたらに眠いので、 16 時半くらいに退社。 外は軽い雨。かなり気温も下がっている。 帰宅して、しばらく翻訳の推敲作業。 そのあとお風呂に入って身体を温める。 夕食は御飯を炊いてだしを引き、 白菜とベーコンの塩炒め、王将の餃子に黒酢、納豆、油揚げと葱の味噌汁。 調子にのってちょっと食べ過ぎた……。 夜は翻訳仕事と、合間に 「深夜プラス1」(ギャビン・ライアル著/菊池光訳/ハヤカワミステリ文庫)。
この小説には言わゆる名台詞が多い。登場人物が全員、隙あらば名言を吐く。
登場人物の設定もうまい。
一番有名なのはアルコール依存症のボディガードが言う、
バーテンダー論とマティーニ論(この本では「マーティニ」)だろう。
マティーニ論の方はこうだ。
「グラスがうっすらとくもるていどに冷やすのだ」やわらかい声で続けた。
「凍らせてはいけない。凍らせるとたいがいのものは一応うまく見せかけることができる。
ついでだが、それがアメリカを治める秘訣なんだよ、ケイン。
本当はくだらないオリーブやオニオンは入れない。ただ夏の薫りだけなんだ」。
それほど有名でなくても味のある台詞もある。
このボディガードを助けようとする女秘書が、
「足の悪い犬」に手をかしたくなっただけだろうと言われて、こう反論する。
「ミスタ・ケイン、本当に足の悪い犬は私たちの世界にはほとんどいないのよ。
大部分は狼か、人の手足をなめて喜んでいる犬なの。」
なかなか味のある台詞だ。