2010年4月6日火曜日

ベイズ師

今日はわりと早起き。 珈琲とトーストと茹で卵の朝食。 今日は朝からあたたかい。予報によれば 20 度まで上がるそうだ。 いつもよりちょっと早いだけの出勤時間だったのだが、 極端に人が少ない。 今の暫定的フロアは朝の早い人が多いなあ、と思っていたのに、 早いと言っても実は 10 時頃の出勤だったらしい。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 納豆と卵と葱の炒飯、塩豚もやし炒めの石垣島ラー油あえ、 鶏レバの生姜煮、出来合いのポテトサラダ、自作の白菜の漬物。 17 時過ぎに退社。

帰宅して今日の分の翻訳。 ようやく、トーマス・ベイズ師登場。 確率論や統計学ではおなじみ、 最近では特にコンピュータ関係でも良く使われる「ベイズの公式」で知られる 十八世紀イギリスの数学者だが、本職は長老派の牧師だった。 ベイズは生前にはオリジナルな論文は一つも書かず、 牧師として地味に暮らしたそうだ。 死後に私的なノートが見つかって、 そこには確率論、三角法、幾何学、方程式論、級数論、微分学、 電気学、光学、天文力学に関する研究成果が書かれていたのである。大したものだね。 とは言え、我々凡夫が後世の評価を夢見て研究を秘かに書き留めておいても、 ただの紙屑に過ぎない可能性が高い。 先天的なものであれ努力によるものであれ、 埋もれている才能なんてありゃしなくって、才能はどうしたって埋もれないから才能なのである。 実際ベイズにしても、ほとんど何も発表していないのに、 王立協会のフェローに選出されているくらいだから、 隠しても隠し切れない才にあふれていたのだろう。

塩豚もやしで日本酒を半合ほど飲みながら、夕食の算段。 今日は鶏レバのパスタに決定。玉葱を炒めるのに時間がかかるが、 苦労のし甲斐がある。他に出来合いのポテトサラダ。食後に珈琲。