2009年4月23日木曜日

架空の学問

春眠暁を覚えず、眠くてしょうがないこの頃。 8 時起床。珈琲豆が切れていたので、オレンジジュースとクロワサンの朝食。 定時出勤。 今日も良い天気だが、昨日と変わって気温が低くて肌寒い。 午前、午後といつものようにお仕事。 昼食は近所の店でオムライス。定時退社。 珈琲豆を買って帰る。 夕食はバゲットと生胡瓜を切って、リエットとフォワグラのムース。 ヴィオニエを一杯だけ。食後に珈琲と、オレンジのタルト。

A.E.ヴァン・ヴォークトの「宇宙船ビーグル号の冒険」 (沼沢洽治訳/創元SF文庫)に、「ネクシャリズム」という架空の学問が出てくる。 訳語には「総合科学」という言葉があてられていて、 どうやら、科学のどの専門分野でもなく科学全ての分野を総合的に把握し、 そのつながりを研究、応用する学問のようだ。 主人公がそのネクシャリズムの専門家、ネクシャリストで、 あらゆる分野の科学者を乗せた宇宙船が危機に会うたびに (ちなみに宇宙船の総監督は数学者)、 どの専門家からも出て来ない発想で問題を解決するのである。 子供の頃、この架空の学問にぐっと来て、主人公に憧れたものだ。 もう一つ、SF ではお馴染みの架空の学問には、 I.アシモフの「銀河帝国の興亡」(「ファウンデーション」)シリーズに出てくる、 「心理歴史学」がある。この学問の詳細も良く分からないが、人類の未来を数学的手法で予測する、 という一種の未来学らしい。 私の子供心に、この架空の学問もぐっと来たものだった。 現実に存在しない架空の学問には、何か子供心をくすぐるものがあるらしい。