2009年4月12日日曜日

眼高手低

9 時過ぎ起床。ゆっくりとよく寝た。 今日は比較的気温が低いようだ。 朝食は珈琲とオレンジジュース、クロワサン。 午前中は洗濯などの家事。昼食にはカルボナーラを作った。 午後は予定していた専門書読み。 夕方お風呂に入ってから、夕食の支度。 御飯を炊いて、豚汁、納豆など。 食後に珈琲とチョコレートケーキ。今日は一歩も外に出ず。

やっぱり初老にもなると、毎日新しいことを覚えて行くのは難しいなあ、 としみじみ思う、日曜日の夜。 昔、「眼高手低」という言葉を知って、これだな、と思った記憶がある。 目標だけは高くて現実の自分の実力が低いこと、 特に批評するだけ達者で本当に創り出す力はないことを指す言葉である。 概ね、ネガティヴな意味で使うものだが、 自分よりもずっと高い所を見ている姿だとして、 私は良い意味に捉えている。 若いときは誰でも眼高手低である。この私だって子供の頃は、 ひょっとして自分は天才なんじゃないか、と思っていたくらいだ。 でも年を取るに連れ、自分はこの程度のものだよな、と分かってくる。 世界を知って賢くなる分、当然そのはずであり、それはそれでいいのだが、 ポイントは「手低」の方ではなくて「眼高」の方だ。 年を取るほど、自分よりもずっとずっと高いところを見なくなる。 あえて目をそむけて、自分も、皆も、まあこんなもんだよな、と思うようになる。 私はそんな風ではありたくない。