2008年4月5日土曜日

Tao 7-2

今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。

東に一匹の鮫がいて、他のどんな魚よりも大きい。 それは鳥に変身し、その翼は空を埋める雲ほどもある。 この鳥が陸を横切り、企業本部からのメッセージを運んでくる。 鳥は浜辺に足跡をつけるカモメのように、 このメッセージをプログラマたちの中に落とす。 すると鳥は風の上に舞い上がり、青い海を背中にして、 帰っていく。

新米プログラマは不思議に思ってその鳥を見つめる。 なぜなら、彼はそれを理解できないからである。 平均的プログラマはその鳥がやって来るのを恐れる。 なぜなら、彼はそのメッセージを恐れるからである。 マスタ・プログラマは彼の端末で働き続ける。 なぜなら、彼はその鳥がやって来て去ったのを知らないから。

「プログラミングのタオ」 第7の書「企業の知恵」、7-2章