2008年9月22日月曜日

Tao 7-1

今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。

新人がマスタにこう尋ねた。 「東に巨大なる樹形構造があって、『会社本部』と呼ばれています。 それは副社長やら会計士やらで大きく膨れ上がり、 『よし、行け!』とか『こっちだ!』とか、 莫大な数のメモを送り出しているのですが、 誰もそれが何を意味しているのか知りません。 毎年、新しい名前が各部署につけ替えられるのですが、 何の役にも立ちません。 どうしてこんな不自然なものが存在し続けているのですか?」

マスタはこう答えた。 「君はこの巨大な構造を認識し、 それに何の合理的目的もないことに心乱れているのだね。 君はその終わりのない変動に面白みを感じられないかな? 君を守ってくれる部署の下で気楽にプログラミングできることを 楽しんでいないのかな? そうできれば、 どうしてその無駄なものに煩わされることがある?」

「プログラミングのタオ」 第7の書「企業の知恵」、7-1章