2011年7月16日土曜日

普通の休日

昨夜観たブレッソンの「ラルジャン」はすごかった。 映画が終わって骨董通りのバーに電話すると、 電話口から「レクイエム」が聞こえる。 店主のR嬢が言うには今、店を開ける準備をしているところだが大丈夫、 とのことだった。 骨董通りまで歩き、 ダックスフンドを隣にはべらせながらモヒートなどで一服してから帰宅。

今日も暑そうだ。外に出ないから、あくまで推測だけれども。 逆に寒い曲がいいかな、と思って、 愛の(元)プロフェッサは「悲しみのスパイ」を口遊みながら朝食の支度。 チキンカレーの朝食のあと、洗濯をして、朝風呂。 湯船で「狙撃」(フリーマントル著/稲葉明雄訳/新潮文庫)を読む。 フォーサイスの名作「ジャッカルの日」を読んだフリーマントルが、 俺ならもっと巧く書いてみせる、と書いたのが「狙撃」だと言われている。 実際、暗殺を実行しようとする側と、それを防ごうとする側の攻防がテーマ。

昼寝のあと、午後は掃除、書籍の整理、料理の仕込みなどの家事。 ゴーヤ入りのポテトサラダ、ゴーヤのおひたしなどを仕込んだ。 いつものように家事の合間に、部屋のドアのガラス面や収納の扉を使って、 "The Cauchy-Schwarz Master Class" (J.M.Steele著/ Cambridge) から練習問題を解く。初等的な不等式の研究は私の趣味。 夕食はソーミンゴーヤチャンプルー(スパム入り)。 ようやくゴーヤを使い切った。