2011年6月2日木曜日

得意なこと

今日も雨。 一日二食のリズムが既に身についた。 昼食をとらないけれども、昼休憩はする。 近所の本屋で 「快楽の館」(A.ロブ=グリエ著/河出文庫) を買った。 久しぶりのヌーヴォー・ロマンだ。

政治家たちが、 問題が起こるとその問題を具体的に解決する行動をしないで、 誰と誰が仲良しで誰と誰が仲が悪くて、 誰たちがグループで、それをどう切り崩して、こちらで仲間を作って、 なんてことに一所懸命になるのは仕方ないな、と思う。 結局、それが一番得意なことなのだし、 普段はそれで(まあまあ)うまく行くのだから。 大きな難しい問題が起こったときに、 それを分析して、考えに考え抜いて、妥当なリスクをとって、行動する、 ということはとても難しい。 自分が昔から続けてきた、よく慣れている、 自分のテリトリー内の、得意なことをしたくなるだろうし、 それが何より大事なことなんだ、と思い込みたくなるだろう。 それはしようがないことであるが、 結局、人間の知性とは、そんな自分を客観視できるかどうかだと思う。