2011年9月21日水曜日

ヘンライ

「異星の客」(R.A.ハインライン著/井上一夫訳/創元SF文庫) 。 休暇中の読書その三、 「アート・スピリット」(R.ヘンライ著/野中邦子訳/国書刊行会)。

芸術は、その本質が理解されたとき、人類全体のものになる。

それがなんであれ、ものごとがうまくなされているかどうか、というシンプルな問題だ — それは、どこかよそにある特別なことではない。

ある人の内部に芸術家の魂が息づいているとき、創作のジャンルにかかわらず、 その人はおのずから創意にあふれ、探究心をもち、大胆に自己表現しようとするはずだ。 そして、他人に興味をもつだろう。 周囲に混乱をもたらし、悩ませ、啓蒙し、よりよい理解に向かって道を切り開く。 ……(中略)……

そのような人がいなければこの世界はよどみ、そのような人がいれば世界は美しくなる。 ……

「アート・スピリット」(R.ヘンライ著/野中邦子訳/国書刊行会)、 「まず最初に — 芸術の魂とは」より