今日の "The Tao of Programming"(G.James/InfoBooks)。原による試訳。
チャンツェへの道の途中でハードウェアがソフトウェアに出会った。 ソフトウェアが言うには、 「君は陽で僕は陰。もし僕達が一緒に旅すれば、 僕等は有名になって、でっかい金が稼げるぞ」。 そして彼等は世界を征服してやろうと一緒に出発した。
間もなく彼等はファームウェアに出会った。 彼はぼろ切れに身を包み、とげだらけの杖にもたれてよたよたと歩いていた。 ファームウェアは彼等に言った。 「道(タオ)は陰陽を越えたところにある。 タオは静かで、水面のように動かない。
それは名声を求めない。ゆえに誰も存在を知らない。 それは成功を求めない。なぜなら自身に満ち足りているから。 タオは時空を越えて在る」
ハードウェアとソフトウェアは、恥を知り、家に帰った。
「プログラミングのタオ」、第8の書「ハードウェアとソフトウェア」、8-4 章