2012年2月29日水曜日

雪見蕎麦

昨夜は遅かったので、少々寝不足ながら起床。 猫がやたらになついてくるところを見ると、今朝は寒いらしい。 カーテンを開けると外は真っ白。雪がじゃんじゃん降っている。 珈琲とヨーグルトと果物だけの控えめの朝食。 水曜日なのでお弁当作りもなし。

雪の中を出勤。 昼食は近所の蕎麦屋にて、けんちん蕎麦。 暖簾の向こうに雪を見ながらの雪見蕎麦だ。 雪は午後の中程まで続いていた。 夕方退社。 帰り道のスーパーで小粒の苺を半額で安売りしていたので、買って帰る。 帰宅したら税務署から還付金の振り込み通知が届いていた。 素早いな。 夕食は鶏鍋と、そのあとのうどん。

夜は苺のジャムを煮て、 その間にパンを薄切りして、ラップに包んで、の冷凍処理。 最後の最後でラップを使い尽してしまい、 やむなくパン・オ・ショコラを二切れほど食べる。

2012年2月28日火曜日

カンパーニュ

少し早く目が覚めたので、寝床で 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(下)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社) を読む。 故郷を訪れていたレオナルドに、 チェーザレ・ボルジアから出陣要請の手紙が届くところまで。 6 時半くらいに起き出して、「古楽の楽しみ」を聞きながら朝食の支度。 御飯がなかったので、今日は洋風の朝食。 いただきもののミッシュ・パン・ド・カンパーニュを食べ始める。 これでも小さめのサイズらしいのだが、私には十分に巨大。 他にオリーヴ入りとショコラ入りのパンが二つあるし、食べ切れるのか心配だ。 同じくカンパーニュでお弁当のサンドウィッチも作り、出勤。

今朝もまた寒い。少し温んでいた気候が真冬に戻った感じ。 出社してお仕事。 昼食は持参のお弁当。胡瓜とチーズ、胡瓜とハムのサンドゥッチ。 昼休みの読書も「神々の復活」。 レオナルドはチェーザレ・ボルジアのもとへ旅する途中、 旅籠でニッコローという奇妙で可笑しな人物と同室になる。 もちろん、ニッコロー・マキアヴェッリである。 レオナルドは自分で発明した自動調節串焼き機を旅籠のキッチンに取り付けたりと快調。 午後も午前と同じ調子。

夕方退社して、西荻窪へ。 夜は、S 大の H さん、G 大の N さんと会食をご一緒する。

2012年2月27日月曜日

平均とは

また気温が急激に下がったようだ。 と、猫との距離感で知る。 いつもの和風朝食のあと、適当お弁当作り。 折角、親切な方から良いパンをいただいたところなので、 久しぶりに腕によりをかけてサンドウィッチを作ろうと思っていたのだが、 少しの寝坊と寒さに躓いてしまった。

そして今週も、 ごくごく普通であくまで平均的で容姿も力量もまさに人並みな四十代サラリーマン安倍礼司のように、 オフィスビルへと急ぐのであった。 時代が変わってもサラリーマンのヒーロー像には、 平均(たいら・ひとし)、江分利満(えぶり・まん)、安倍礼司(あべ・れいじ)、 のように「普通」を強調した名前がつくのは何故だろう。 しかし、その意味は違う。 植木等が演じた平均は、どこにも平均的なところのない超人であり、 周りの人々は彼に呆れながらも、彼だけが天才であり、 自分たちはどう逆立ちしても彼にはなれない凡人であり、 舞台の書割であるに過ぎない哀しみを抱えている。 それはまさに、「フェリスはある朝突然に」と同じ構造だ。 一方、阿倍礼司はイベント企画会社に楽しく手堅く勤め、妻と息子がいて、 休日には(スポンサーの)ニッサンに乗って遊園地へ行く。 それはアベレージであって同時に多くの人にとっての「夢」であるが、 それは彼が天才だからではない。まさに平均だからなのだ……

とか歩きながら「平均」について考えているうちに到着。 出社してお仕事。昼食は持参のお弁当。 夕方、定時に退社。寒い。北風も強く、体感は氷点下。 家の近くで道の前を白黒のホルスタイン柄の猫が横切って行った。 また新顔だ。このあたりは猫にとって暮らし易いのかも。 帰宅して夕食の支度。 寒さのあまり予定を変更して鶏鍋にする。鍋のあとは饂飩。 うどんはいいね。だいすき、うどん。 平均的な嗜好だけれども。

2012年2月26日日曜日

ボビー・フィッシャー「60」とドラゴン・タトゥーの女

今日は、ちょっとは温かい。 風邪がまだ残っているようだが、今日ゆっくりすれば完治しそう。 鯵のひらきを焼いて、納豆、胡瓜とじゃこの酢の物、豚汁、御飯の朝食。 洗濯をして、朝風呂に入ってから、 猫を湯湯婆がわりに足下に置いて寝床で読書など。 昼食は、しめじのアーリオオーリオと、ハムのオムレツ。 二時間ほど昼寝して、午後も午前と同じ調子で暮らす。 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(上)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社) 読了。下巻に入った。 お三時に緑茶とパン・オ・ショコラを一切れ。 夕方近くなってから、掃除機がけなど掃除をあれこれ。 夕食はピェンロー鍋。そのあと少し豆板醤を足して、雑炊にする。

だから何と言うことでもないのだが、 ハリウッド版の映画 「ドラゴン・タトゥーの女」 の中に、ボビー・フィッシャーの「60」がちらっと出てくる。 ドラゴン・タトゥーの女こと、調査員のリスベットが、 チェスの相手と待ち合わせをするカフェでテーブルに置いている本は確かに、 これだった。 (ちなみに、この古典的な本は割と最近、日本語に翻訳され、 「魂の60局」 として出版されている。) おそらく、日本でこの映画を観て、かつ、これに気付く人は稀だと思うので、 ここにリマークしておく。 リスベットは人間関係をうまく持てず、精神障害の烙印を押されながらも、 実は完璧な記憶力と思考力を持つハッカーで超一流の調査員という設定なので、 そのあたりの人格を映像で表現する助けとして登場させたのかも知れない。 実際、原作の方でも彼女がチェスを指すシーンがあるが、 フィッシャーへの言及はない。

そして、映画は原作をかなり忠実に映像化している上に、 雪景色の美しさはもちろん、他にもクールな映像美が冴え冴えで、なかなかよくできていた。 特にリスベットを演じたルーニー・マーラがいい。 しかし、原作に忠実、ということから想像されるように、 性的暴力を描く過激な場面が多いし、例えば、「カップルで楽しくデート」向きではない。 また、 犯人が脅迫目的で家の前に残した猫の惨殺死体を主人公たちが発見するシーンがあり、 これが相当にリアルなので、猫好きの方は観ない方がいいかも知れない。 または、ミカエルが家を出たとたんに「マイガ!」と叫んだら、 そのあと数分間、目を閉じるといい。

2012年2月25日土曜日

張三李四

「音楽の泉」を聞きながら、御飯を炊いて、朝食の支度。 鯵のひらきを焼き、他に胡瓜の酢の物、納豆、豚汁。 外はまだ暗く、冷たく雨が降っているようだ。 朝風呂のあと、寝床で猫と読書など。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(上)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社) を読む。 サヴォナローラに扇動された小児審問官の神聖軍が、 フィレンツェの町から科学や芸術や古典書籍などの「罪」を徴収し、 広場に山と積み上げて焼く場面など。 子供たちに書庫を襲撃された愛書家の老人が、 ソフォクレスだけは勘弁してくれと訴えて蹴り出されるところを読んで、 開高健が「最後の晩餐」に書いていた老舎の闇鍋のエピソードを思い出した。 その大釜のまわりにいるのはチャンサンリースーという人たちです、か……

昼食はカルボナーラ。午後も同じ調子で過し、 夕食はタイ料理風の豚肉炒めものかけ御飯と、同じくタイ風の葱としめじのヌードルスープ。 丁度、知り合いからパンが大量に届いたので、 そのうちからパン・オ・ショコラを一切れ、食後に紅茶と。 夜も読書と書き物など。

2012年2月24日金曜日

確率コンピュータ

今日はずいぶんと暖かい。 珈琲と果物などで目を覚ましてから、 「古楽の楽しみ」を聞きながら御飯を炊き、いつもの朝食。 お弁当を作って出勤。 午前午後とお仕事。 やはり少し体調不良で、首筋もぞくぞくしてきた。念のため、ちょっと早く帰ることにする。 夕食はカレーライスとマカロニサラダの残り。

プレプリントなど流し読みしていて、"stochastic computing" なるものを知る。 数値を確率で表現することで、計算する方法。 この計算では、例えば、0.25 という数が、 確率 0.25 で "1"、それ以外は "0"が現れるランダムなビット列として表現される。 それで何が嬉しいかと言うと、 例えば、0.25 かける 0.25 という計算が、 確率 1/4 で表が出るコインを二枚投げて同時に表が出る確率はいくらですか、 という問題に翻訳されるのである。 つまり、二つのビット列の流れを入力として、同時に "1" が入ってきたときだけ (「両方、表が出たときだけ」) "1"を出力すれば良い。 つまり、かけ算が AND ゲート 1 つでできちゃうのですよ。 一瞬、「すごいよ、そんなことを思いついた天才はどこのどいつなんだ? これからの時代は確率コンピュータなのか?」 と思ったのだが、 十分な精度の答を得るには相当長いビット列が必要なので、 実際にかけ算をするより効率が良いかどうかは怪しい。 さらに、そもそもどうやってランダムなビット列を生成するのか、 また、どうやって保存するのか、色々悩ましい。 しかし、いずれにせよ面白いアイデアではあり、 世の中には色々と知らないことがあるなあ、と思ったことである。

クイズ:この確率コンピュータのアイデアを最初に提唱した人は誰でしょう?
(答は Wikipedia の Stochastic computing の項目でチェック。 確かに、この人 を天才と呼ぶことに反対する人はあまりいない。)

2012年2月23日木曜日

トゥイードゥルダムとトゥイードゥルディー

ちょっと風邪気味かな……鼻水が止まらない。 いつもの朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。外は冷たい雨。 午前中は虫取り。 正しいデータ群に対して正しい計算をしているようなのに何故か答が常に「空」、 という神秘的なバグ。 実質一時間ほど格闘したあげく、変数名のタイポを見つけた。 ペアになっている二つの変数に、洒落たつもりで 「トゥイードゥルダム」と「トゥイードゥルディー」みたいな対の名前をつけていたのだが、 うっかり(おそらくエディタの補完機能のせいで)互いを呼び間違えてしまい、 ロジックの中のある種の引き算の結果、常に自分自身と打ち消しあっていた。

昼食は持参のお弁当。新巻鮭の切り身、マカロニサラダ、うずら卵の燻製、昆布の佃煮、御飯。 昼休憩に、 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(上)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社)を読む。 修道士に先導された蒙昧な群集がダ・ヴィンチの家を襲いに来るところまで。 世の中で一番恐しいものは、感情的な群集だなあ……。 レオナルド先生危機一髪!と、なったところで章が終わって、 次の章は時を遡り、ダ・ヴィンチの弟子ジョヴァンニの日記が弟子入りの日から始まる。 うーむ、心憎いまでの講談調。 夕方退社。 帰宅して夕食の支度。マカロニサラダ、もろみ胡瓜、卵と長葱の炒飯、豚汁。 食後にザッハ・トルテの最後の一切れと紅茶。

昨日の「5」のパズル の解答。 3909511 以外にそのような数は存在しない。 もし、9 桁の数でそのような数があったとすると、 その数はもちろん 100,000,000 以上だが、 "5" を各桁の数字でべき乗した数の和は高々 5 の 9 乗の 9 倍以下、 つまり、17,578,125 以下であるから、 この二つが一致することはありえない。 10 桁以上の数については、 上の差がさらに開くことになるので、やはり同じ理由で存在しない。 また、8 桁以下の数については昨日のコードで、 3,909,511 だけしか存在しないことがチェック済みである。

2012年2月22日水曜日

5 の話

ちょっと寝坊。 昨夜食べ過ぎたので、朝食は珈琲と果物とヨーグルトだけ。 今日は水曜日なのでお弁当作りは休み。 出社してお仕事。 昼食は近所の中華料理屋にて、汁なし担々麺、小籠包、肉団子炒め。 午後は週一回から月一回に変わった全社ミーティングなど。 夕方退社。 夕食はハムエッグ、マカロニサラダ、豚汁、御飯。 デザートにザッハ・トルテと紅茶。 夜は胡瓜とちりめんじゃこの酢の物を作ったり、読書をしたり。

2 月 22 日だからと言うわけでもないが、数字の話。 一昨日の Futility Closet で、次の等式が成り立つことが指摘されていた ("**" の記号はべき乗の意味とする。つまり 5**3 は 5 の 3 乗で 125、など)。 3909511 = 5**3 + 5**9 + 5**0 + 5**9 + 5**5 + 5**1 + 5**1. つまり、各桁の数字を "5" の肩に乗せたべき乗の和に、元の数自身が等しい。 これはどれくらい珍しいのだろうか。 以下のようなプログラムを書いて試してみたところ、 1 億以下にはこの一例しかない (脊髄反射で書いた書き捨てコードなので、中身は批評しないで下さい)。 では、パズル。 この性質を持つ数は他に存在するでしょうか? 存在するならその例を挙げ、存在しないなら理由を説明して下さい。 (ヒント:"5" の代わりに "2" なら、いっそ "1" なら、どうでしょう。)

>>> for i in range(100000000):
...     m = [ int(d) for d in str(i) ]
...     if i == sum([ 5**x for x in m ]):
...         print i
... 
3909511
>>>

2012年2月21日火曜日

赤ちょうちん

今日もやや暖かい。 いつもの朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。しめじと大根と人参の炊き込み御飯、新巻鮭の切り身、マカロニサラダ。 昼休憩に新刊書店で 「都市と都市」(C.ミエヴィル著/日暮雅通訳/ハヤカワ文庫) を買う。夕方退社して会食に向かう。

サラリーマンの聖地こと新橋に訪う。これを略して、新橋なう。 浅草無頼ことネットワーク・ハッカーの N 氏と、小石川無縁こと私の二人で、 うらぶれ通りのうらぶれ赤ちょうちんでうらぶれ会食。 来月あたりちょっと短い休暇でもとろうかと思わなくもないので、 その間、猫の世話を頼めるかどうか打診する。 しみじみと飲みながら、他に話したことは、 万が一、外でニュース番組の街頭インタビューを頼まれたらどうしよう、とか。

2012年2月20日月曜日

神々の復活

寝室を出たときに分かる猫との距離感によると、今朝は少し暖かいようだ。 珈琲、ヨーグルト、果物類で目を覚ましたあと、 朝食の支度。新巻鮭の切り身を焼き、納豆、玉葱のピクルス、しめじの味噌汁、御飯。 お弁当を詰めて出勤。 通り道の前を黒猫が横切って行った。初めて見る顔だ。どこからか流れてきたのだろうか。 私は猫の種類の中では黒猫が一番好きだ。今のところ縁はない。

出社して、午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。しめじと大根と人参の皮の炊き込み御飯、新巻鮭の切り身を焼いたもの。 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(上)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社) を読む。 まだ序盤だけれども、これは面白い。 ダ・ヴィンチを中心にした歴史小説で、 ルネサンス期の有名人(チェーザレ・ボルジアとか、ミケランジェロとか、 天才、英雄から大悪役まで勢揃い)がじゃんじゃん出てきて、 キリスト教封建世界とルネサンスの対決が描かれてゆく。 高級な司馬遼太郎とでも言いますか。 これが品切れで入手困難なのは勿体ないんじゃないかなあ。 夕方、退社して、食材を買って帰宅。

帰宅して、夕食の支度。 御飯を炊き、並行してマカロニサラダと豚汁を作る。 他に鰯の生姜煮。 マカロニサラダは軽く 5 食分は作ってしまったので、しばらく続きそう。 食後にザッハ・トルテと珈琲。 夜は豚肉の水煮を作っておいたり、家事をあれこれ。

2012年2月19日日曜日

カルボナーラ

寝坊したので、朝食は苺とヨーグルトだけ。 洗濯をして、お風呂に入る。 もう少し家事を片付けたのち、昼食の支度。 「いちょう並木のセレナーデ」など口遊みつつ、カルボナーラを作る。 珍しく、カルボナーラにたっぷり生クリームを使った。 カルボナーラは卵かけ御飯のような単純さが本当だと思うので、 生クリームを使ったり、卵の黄身と白身を分けて比率を変えたり、 というような凝ったことは、普段は一切しない。 または生クリームは言ってみりゃボディー・ブローなので、 私のような年配者の胃にはちょっと重い。 とは言え、食後にザッハ・トルテを一切れが最近の義務。 おやすみなさい仔猫ちゃん!と声をかけて、しばらく昼寝。 と思ったら、また三時間近くも寝てしまった。 きっとボディ・ブローのせいだろう。

午後も掃除など家事三昧をしてのち、夕食の支度。 鰯の生姜煮、玉葱のマリネと茹で卵のサラダ、しめじの味噌汁、 しめじの炊きこみ御飯。 少々高価なしめじだったので使い方をケチったら、 米を炊くためのだしを作った段階でかなり寂しい分量。 大根と人参の皮を干してあったものを刻んで加えてみた。 食後に蜜柑を一つ。

夜は 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(上)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社) など。

2012年2月18日土曜日

猫と気温

夜の間に、少し降ったようだ。外にうっすらと雪が積もっている。 朝食は珈琲、苺とヨーグルト、ザッハトルテと生クリーム。 猫がいつになく親しげなのは、寒さのせいだろう。 私の観察によれば、 猫と私の間の平均距離と気温は正比例し、 猫の懐き度は絶対温度での気温に反比例する。

少し雑用のあと、 近所の公立図書館に本を返しに行く。外は素敵に寒い。 返却のついでに、 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 神々の復活(上・下)」(メレシコーフスキイ著/米川正夫訳/河出書房新社) を借りちゃった。 少し寄り道をして、スーパーで食材を買って帰る。 昼食には、カレーライスの半熟茹で卵添えと豚汁を作った。 午後は神保町に出て、ミーティング。 夕方帰宅して、夕食の支度。 新巻鮭を焼き、筑前煮、豚汁、御飯。

2012年2月17日金曜日

LIFE

朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 週末の景気付けにラヴリィな曲を、 と思って「ぼくらが旅に出る理由」など聞きつつ、 仮想的な多幸感に包まれながらスケッチ的なスクリプトを書き散らす。 とても素敵な長いコードさ。何を書いたかは内緒なのさ。 昼食は持参のお弁当。 今日はうずら卵の燻製が二つ入っていたよ、幸せ。 夕方退社して、 靖国通りに面した洋食屋で夕食。

2012年2月16日木曜日

経路積分

今日も寒い。 今朝はちょっと目先をかえて煮麺中心の朝食。 お弁当を詰めて出勤。 今日のお弁当には、うずらの卵が入っているよ、楽しみだなあ。 午前、午後とお仕事。 昼休みに 「ファインマンさんの流儀」(L.M.クラウス著/吉田三知世訳/早川書房) を読了。 この本の最後のエピソードを読み終えて、 「よし、明日からは、毎日違う経路で通勤通学するぞ」 と決心した徒歩通勤通学者は多かろう。 夕方定時に退社。

夕食は、御飯を炊いて、 豚肉と玉葱の生姜焼き、菠薐草のおひたし、大根の漬物、 切干し大根と麩の味噌汁、御飯。 食後に紅茶と、ザッハ・トルテ。 ザッハ・トルテ、美味しいのだけれど、 円グラフで言って、まだ後 70 パーセント近くも残っている。 一週間以上、毎日食べることになりそう。

2012年2月15日水曜日

たべものの話

普通の水曜日があまりに普通なので、食べたものの話で押し通してみよう。

珈琲、苺とヨーグルトで目を覚ましてから、 いつもの和風朝食の支度。 鰯の生姜煮、納豆、生卵、大根の漬物、春菊の味噌汁、御飯。 鰯の生姜煮と大根の漬物は実家の母の手製。 週の中日でお弁当作りは休みなので、ちょっとゆっくり。 家を出て、BBC Radio4 の "In Our Time" より、「カーマ・スートラ」の回を聴きながら出勤。 出社して、午前午後とお仕事。 普段は鰯や鰊の煮付けを食べ過ぎているせいか、 たまの、たまには、生魚が食べたくなって、昼食は近所の鮨屋にて。 でも一番ぐっときたのは生魚より穴子を炙る芳しい香り。 本屋で「道徳の系譜学」(F.ニーチェ著/中山元訳/光文社古典新訳文庫) を買って社に戻る。 夕方退社。

帰り道にスーパーに立ち寄る。 ヴァレンタイン・デーが過ぎたからか生クリームが値下げされていたので購入。 菠薐草がたった四株で 198 円とは都会暮らしの庶民の足下を見やがって…… としばらく悩んだが、今夜の予定の常夜鍋にはほぼ必須なので、思い切って買った。 さらに、ふと魔が差して、レジの脇で目に入ったうずら卵の燻製も購入。 いや、お弁当のいろどりにね。

帰宅して夕食の支度。豚肉と菠薐草の常夜鍋と、そのあとの雑炊は長葱と溶き卵で。 酒を冷やで一合ほど。 食べものや飲みものについて銘柄や産地や店名など固有名詞を口にしたり書いたりすることは、みっともない、 と思って普段は控えているのだが、 今日は特別、酒は「酔鯨」の特別純米酒でした。 食後には、生クリームを泡立てて、 常温に戻したザッハ・トルテ一切れに生クリームを添え、ウィンナ・コーヒーと。 お風呂に入ったあと、蜜柑を一つ。 丁度だしが切れていたので、 明日の朝食のために、これからだしを引いたりの料理の仕込みの予定。

うーん、何だか、いつもの記述と大差ない。

2012年2月14日火曜日

キャット・キング

今にも雨になりそうな曇り空。 朝食は、鰯の生姜煮、黒豆(ついに食べ切った)、 卵かけ御飯、春菊の味噌汁。適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 お弁当は筑前煮、大根の漬物、自家製ふりかけ、御飯。 最近の昼休みの読書は 「ファインマンさんの流儀」(L.M.クラウス著/吉田三知世訳/早川書房)。 夕方退社。

昼から降りだした雨は、小康状態。 私の住処の近くは猫が多く、一匹の猫とも出会わない日は珍しいくらい。 今日は帰り道にふと目をやると、暗闇に奇妙な風景が。 よくよく見ると、自動車の下に猫が集団で集まって、 一匹の巨大猫がみっしり挟まりこんだみたいになっていた。 ラット・キングならぬ、キャット・キング状態。 停車したばかりで、エンジンが温かいのだろう。

帰宅して夕食の支度。 豚丼、大根の漬物、長葱のスープ。 食後に紅茶とザッハトルテを一切れ。 夜は 「母への手紙・若き日の手紙」(サン=テグジュペリ著/清水茂・山崎庸一郎訳/みすず書房) を読んだり。

2012年2月13日月曜日

読むと天才になれる本

今日も寒い。珈琲とヨーグルトと苺で目を覚ましてから、 「古楽の楽しみ」を聞きながら朝食の支度。 春はまだ遠く、この時間、外はまだ暗い。 鰯の生姜煮、納豆、生卵、大根の漬物、御飯、春菊の味噌汁。 お弁当を詰めて出勤。 途中で税務署に寄り道して、確定申告書を提出。 出社して午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。筑前煮、黒豆、昆布の佃煮、こぶちりめんじゃこ、御飯。 夕方退社。 帰宅して夕食の支度。 豚肉と水菜の常夜鍋。あとは長葱を一本分入れて蕎麦にした。 初めて試したが、常夜鍋のあとを蕎麦にするのは悪くない。 食後に紅茶とチョコレートを少し。

湯船で、 「知的生産の技術」(梅棹忠夫著/岩波新書)を読む。 子供の頃から何度か読み返しているが、今回は久しぶりだ。 こんなことが書いてあったっけ、と思うこと、しきり。 そう言えば、この本の最初の方に、 著者が「発見の手帳」を持ち歩いて何かと記録し始めたきっかけとして、 高校生の時にメレジュコーフスキイの「神々の復活」という本を読んだことが書いてある。 レオナルド・ダ・ヴィンチの伝記的小説らしい。 岩波文庫に入っていたこの本が若き著者の仲間たちの間でブームを巻き起こし、 著者の他にも川喜多二郎などの天才を生んだと言う。 昔、この箇所を読んだときに、 「そうか、僕がダメだったのは、『神々の復活』を読んでいなかったからか。早速、読まなければならんぞ」 と思ったものだが、絶版か品切れで入手できなかった。 今、amazon で調べてみたところ、やはり品切れのままである。 もちろん、今なら図書館で借りることも、 神保町の岩波文庫専門の古書店で買うことも可能なのだが、 「あれさえ読めば、私も天才になれたのだがなあ……ざんねんざんねん」 と思えることは貴重なので、 読まないままにしている。

2012年2月12日日曜日

ウメサオ

またかなり寝坊してしまった。いくらでも眠れる。 朝食は珈琲、苺とヨーグルト、薄焼き煎餅。 洗濯と片付けをしてから、朝風呂に入る。 湯船の読書は 「旅する哲学」(A.ド=ボトン著/安引宏訳/集英社)。 今さらながらだが、今年の方針は「日常を旅する」にしようかなあ、 と思っていて、その教科書として。 昼食は、身欠き鰊の漬け焼き、黒豆、大根の漬物、春菊の味噌汁と御飯。

随分と天気も良いことだし、 あと一週間ほどで会期が終了する 「ウメサオタダオ展」 を観に、日本科学未来館に行く。 昨年、大阪の国立民俗学博物館で開催されていたもの。 すごいよ、梅棹先生。 ウメサオは情報社会の先駆者ではなく、むしろ未来だ。 この圧倒的な情報量を前にすると、 嗚呼、私は四十年以上もかけてしたことなんて質と量の両面でネグリジブルだよね、 と、ある意味、清々しいほどの虚しさを感じた。 そこで猛反省すれば良いのだが、 嬉々として民博版と未来館版の両方のスタンプを手帳に押して帰ってくる私だった。

夕方帰宅して、掃除に洗濯など家事あれこれ。 夕食は、鰊蕎麦。昼も夜も鰊で、ようやく食べ尽した。 夜は 「母への手紙・若き日の手紙」(サン=テグジュペリ著/清水茂・山崎庸一郎訳/みすず書房) を読んだり。

2012年2月11日土曜日

釣れまいと思う所に魚あり

また十時間寝てしまった。 寝坊したので朝食は、珈琲、苺とヨーグルトのみ。 朝風呂に入って湯船で「記号と事件 1972-1990年の対話」(G.ドゥルーズ著/宮林寛訳/河出文庫) を読む。 「母への手紙・若き日の手紙」(サン=テグジュペリ著/清水茂・山崎庸一郎訳/みすず書房) を少し読んで、昼食の支度。 御飯を炊いて、昨夜からたれに漬けておいた身欠き鰊を焼き、 黒豆、卵かけ御飯、切干し大根と長葱の味噌汁。

午後、母より実家の庭と畑産の食材と料理などが届く。 人生色々あるだろうが食べるものさえあれば生き延びられるだろう、 とのことである。 親としては子に色々と期待していたのだろうが終に、 どこかで生きていてくれればよい、という悟りの境地に逹したと思われる。 そしてまた、父からの手紙が入っていた。 短歌に飽きて名言集の類にでも凝っているのか、 いつもの最後の一句は 「機会はどの場所にもある。釣り針を垂れて常に用意せよ。釣れまいと思う所に常に魚あり」 (オヴィディウス)。 オヴィディウスって、古代ローマのポルノ詩人だったっけ……。 漁色の心得か何かだろうか。

午後はうっかり寝床に横になったら、また三時間近く昼寝してしまった。 Linux のマニュアルなど読んでいうちに夕方。 夕食は実家からの荷物に入っていた母手製の稲荷鮨、筑前煮、大根の漬物で済ませることにして、 だしを引いて春菊の澄まし汁だけを作る。 救援物資のすきまに何故か、「チーズたら」が入っていたので、 夜は熱燗少々で晩酌。自分では「チーズたら」なんて買ったことも食べたこともない。 たくさん食べ物を送ってくれるのはありがたいが、 その口振りと様子からして、 両親は私のことを、ゴミに埋もれて暮らしている住所職業不定でアル中で極貧の駄目中年、 くらいに思っているんじゃないだろうか、と、ちょっと不安だ。

2012年2月10日金曜日

ココット鍋

昨夜早寝し過ぎて、早く目が覚めてしまった。 和風朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼休憩に新刊書店で 「数学の好きな人のために」(志村五郎著/ちくま学芸文庫) を買う。 「数学をいかに使うか」の続編、という位置付けなのだが、 それと同じくタイトルがややミスリーディングか。 対象読者は、単に「数学の好きな人」ではなくて、 理系の大学教養課程の微分積分と線形代数を完全に理解した上で、 数学科かそれと同等の学部教育を一通り受けた人かも知れない。 いや、そういう人を「数学の好きな人」と呼ぶのかも知れないけれども……。 私の定義における普通の数学好きの人でも楽しく読めそうな章は、 第3章の「確率についての雑感」かな。 夕方、退社。

冷蔵庫や献立の諸々の都合によって、近所のバーで夕食。 きのこ類のトマトソースパスタ、 仔羊の背肉のローストを大蒜丸ごと一つとエシャロットと一緒にココットに仕立てたもの、 モンク・スタウトとサン=フーヤン・ノエルを一杯ずつ。 ココット鍋って可愛らしくて、ちょっと欲しいのだけれど、 そんなのを持ってる男性って何かしら問題があるような気がするし、 けっこう高価なものなので我慢しておこう。

2012年2月9日木曜日

金融ホラー・ショウ

今日も爽やかに寒い。 いつもの和風朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 お弁当は、薩摩揚げ、黒豆、自家製ふりかけの御飯。蜜柑を一つ。 夕方退社。 帰り道の魚屋で、身欠き鰊を買う。 身欠き鰊と言っても、戻す手間がかからない半生(?) 的なものだし、かなり安かったので。 本格的な干物の身欠き鰊は、米の磨ぎ汁に 一週間ほど 漬けて戻します、 などという気の長い食材なので、流石に普通は手が出ない。 帰宅して、御飯を炊き、 身欠き鰊を焼いて、だし巻き卵、黒豆、長葱と麩の味噌汁。

夜は、 「ブーメラン」(M.ルイス著/東江一紀訳/文藝春秋) を読む。 うーむ、すごいね、アイスランドもギリシャも。 コミックと言いますか、ファンタシーと言いますか、 非現実的かつSF的なレヴェルにまで逹した、金融ホラー・ショウ。 ドキュメンタリーなんだけれども、 ある意味、「ガリヴァー旅行記」を越えたかも。 著者はアイスランドとギリシャから名誉毀損で訴えられないのだろうか。 少くとも二度と入国できないような気はする。

2012年2月8日水曜日

集合のセンス

温かかったのは昨日の午後だけで、また真冬。 今朝も寒い。 珈琲、ヨーグルト、苺で目を覚ましたあと、 いつもの和風朝食。 週の中日はお弁当なし。 出社して、お仕事。 昼食は近所のタイ風カレー屋にてチキンカレー。 夕方、退社。 夕食は、御飯を炊いて、鶏肉と長葱と大蒜のオリーヴオイル焼き、 黒豆、キムチ、実家製の切干し大根と麩の味噌汁。

昨日の「酒飲みの町」パズル の解答。 四種類全部を飲む人はいないのだから、この町の人は皆それぞれ何か飲まないものがある。 しかし、珈琲、紅茶、ウィスキー、ジンを飲まない人の割合はそれぞれ 1 割、2 割、3 割、4 割であって、 これを足すと十割、つまり全体になっていることから、 この「〜を飲まない人」の四つの分類には 重なりがない。 (なぜなら、もし重なりがあると、住民全体で十割に足りなくなってしまう。) よって、特に、ウィスキーとジンの両方を飲まない人もいない。 つまり、この町の人は全員、酒を飲む。答は十割である。

この問題は簡単そうに見えるが、集合(or 論理)についての直観が必要なので、 なかなか難しいと思う。 これだけの情報から、実はどの住民も一つだけ飲まないものがある、 という事実が導かれるところが意外だ。 とは言え、 非常に数学的センスのある人には、直ちにそれが「見える」のかも知れない。

2012年2月7日火曜日

酒飲みの町

朝は雨。 一週間以上続けているので定着した、と言ってもよかろう、和風の朝食。 お弁当を詰めて、雨の中を出勤。 午後は気温が急上昇するとの話だが、朝はやはり寒い。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 黒豆、高野豆腐、薩摩揚げなどと御飯。 夕方退社。外は生あたたかい。 帰宅して夕食の支度。 豚キムチのソーミンチャンプルーと、黒豆。食後に蜜柑を一つ。

また Futility Closet ブログで知った、面白いパズル。 ある町では人口の 9 割の住民が珈琲を飲み、 8 割の住民が紅茶を飲み、 7 割の住民がウィスキー、6 割の住民がジンを飲んでいる。 しかし、この四種類の全部を飲んでいる人はいない。 さて、酒を飲む(つまりウィスキーか、ジンを飲む)住民は人口の何割か? 答は明日。

2012年2月6日月曜日

行末の空白/猫の機嫌

ちょっと寝坊して起床。今日も寒い。 風邪は抜け切っていないが、日常生活に支障なさそうだ。 納豆、黒豆、キムチ、御飯、豚汁の朝食のあと出勤。 自分では、風邪はほぼ完治、くらいの気持ちでいたのだが、 声を出してみるとすごい鼻声で驚いた。 今日は過去のデータのアーカイヴを整理したり、 .vimrc を一から書き直したり、優先度の高いクリティカルな仕事を粛々とこなす。 あ、カラースキームのせいで、行末の空白のハイライトが効いてなかった。 ショック。どうやら、しばらくの間、行末にスペース入れ放題だったらしい。 まあ、こんなことが発見できて訂正できることが、 優先度の高いクリティカルな仕事のいいところだ。

風邪を言い訳にしてお弁当作りをサボったので、 昼食は近所の中華料理屋にて。 丁度昼休みのあたりから冷たい雨が降り出した。 夕方、退社。雨の中を凍えながら帰る。

帰宅。 何故なのか理由はまったく分からないが、異常に猫の機嫌が良い。 私のいない間に親切な泥棒でも入って、したびらめのムニエルでも置いていったのか。 眼をいたずらっぽくキラキラさせてじゃれついてくる猫を足で遠ざけながら、夕食の支度。 黒豆、半熟茹で卵とカレーライス、食後に苺とヨーグルト。

2012年2月5日日曜日

安息日

8時頃起床。体調はかなり良くなったような。 朝食は珈琲、林檎、ヨーグルトだけ。 寝床で 「サン=テグジュペリ著作集4 『母への手紙・若き日の手紙』」(サン=テグジュペリ著/清水茂・山崎庸一郎訳/みすず書房) を読む。アントワーヌが二十歳になるあたりまで。 昼食は御飯を炊いて、鰯の丸干しを焼き、他に納豆、黒豆、 自作の漬物類の残り、豚汁。 三時間以上も昼寝。 夕食はうどんすき。 今日はなんとか洗濯だけはこなした。でも掃除は全面的にサボり。 まだ完治とまでは言えないが、明日からは平常通りに過せそう。

「Founders at Work」(J.Livingston 著/長尾高弘訳/ASCII) から時々、一、二章ずつくらい読んでいる。 今日は、”Research in Motion" の M.ラザリディスと、 ”Marimba” の A.ヴァン・ホフの章。 RIM は今後どうなっていくのかなあ……。 それはさておき、 マリンバが設立されたときには、 何をするかも決めていなかった、 とは。

2012年2月4日土曜日

ねこの慰め

起床。朝食は珈琲と林檎とヨーグルトだけにして、 寝床で安静にしている。 昼前にお風呂に入ってのち、肉たま蕎麦を作って昼食。 再び、寝床へ。三時間ほど昼寝。 夕食の支度。鶏肉と豚肉のキムチ鍋。そのあとの雑炊。 再び、寝床へ。 今日は、 「猫はスイッチを入れる」(L.J.ブラウン著/羽田詩津子訳/ハヤカワ文庫) と 「ジーヴスとねこさらい」(P.G.ウッドハウス著/森村たまき訳/国書刊行会) を読了した。 「ファインマンさんの流儀」(L.M.クラウス著/吉田三知世訳/早川書房)、 「Founders at Work」(J.Livingston 著/長尾高弘訳/ASCII) などが読みかけ。

猫というものは飼い主の心の内や体調を敏感に察して、 傍らに寄りて優しく頭を押しつけてきたりするものだ、 と世間の猫好きの間では聞く。 猫は優れた心理学者にして、偉大なる癒し手である、と。 しかし、 私が国を離れていた年月を除いても十年以上の付き合いであるうちの猫(クロソフスカヤ、愛称「くろ」) に、そんな気遣いを感じたことはない。 頭を押しつけてくることはあるが、それは耳の後ろがかゆいか、 何か気に入らないことがあって頭突きしているだけだろう。 今日も五つの本棚がひしめく小さな台形型の寝室にこもって静養しているところに、 ドアの前で「自分だけ暖房をかけるな」と激しく抗議して、 入れてやると寝台の私の胸の上に乗って盛大に鼾をかいて寝る。 重いし、うるさい。 しばらく格闘のあげく、何とか足元のあたりに落ち着いてもらった。

2012年2月3日金曜日

小川の蟹

今朝は東京も氷点下。すっかり鼻風邪っぴきさん。 珈琲とヨーグルトの目覚しののち、朝食の支度。 今日の「古楽の楽しみ」はバッハ関連で弟子のクレープス。 清らかなオルガン曲を聞きつつ、豚汁を作る。 他に、納豆、生卵、黒豆、蕪の酢漬け、御飯の朝食。 お弁当を作って出勤。やはり今日は一際、寒い

出社して粛々とお仕事、と言いつつ、明らかに流し打ち。 昼食は持参のお弁当。 鰻のひつまぶし、高野豆腐、黒豆、玉葱のレモンピクルス。 夕方退社。帰りも寒い。 スーパーに寄り道して食材を買う。 店内に海苔巻の山ができていて、「ああ節分か」と気付く。

帰宅して、夕食の支度。 ピェンロー鍋。白菜の値段がまた高くなっていたけれど、 ここはやむをえない。あとは雑炊。あったまりました。

何とか週末に到達。土日は家にこもって静養しよう……

2012年2月2日木曜日

いわし

やはり風邪を引いたようだ。 でも、熱は大したことがないし、症状も軽い。 「古楽の楽しみ」でバッハのカンタータを聞きながら、真鰯の丸干しを焼く。 他に、納豆、玉葱のレモンピクルス、黒豆、しめじと若布の味噌汁、御飯。 鰯は安くて美味しい。やはり二月は鰯だ。ありがとういわし、だいすきいわし、 さかなへんによわい、ってかくけど、ほんとはすごいよえらいよいわし。 ありがとういわし、にがつはいわし。 いわし賛歌を歌いながらお弁当を詰めて出勤。 昼食は持参のお弁当。 高野豆腐、黒豆、蕪の酢漬け、こぶちりめんじゃこ、御飯。 午後に一つミーティングがあった他は、いつも通り淡々とお仕事。 鼻水とくしゃみが止まらないが、それほど苦しいわけではない。 夕方に退社。 夕食は、風邪対策として、うどんすきにした。あったまるなあ。

寒波で明日の朝は東京も氷点下かも、とのこと。 明日を何とか流し打ちでしのいで、土日でゆっくり治すプラン。

2012年2月1日水曜日

鼻の頭

ちょっと体調が悪い。猫や犬で喩えれば、鼻の頭が乾いているような感じ? 今朝も和風朝食。 黒豆、蕪の酢漬け、納豆、ベーコンエッグ(和風?)、しめじと若布の味噌汁、御飯。 これで三日坊主のレベルには達した。 でも、お弁当作りはサボって出勤。

出社して、お仕事。 昼食はインド料理屋にて、めかじきのカレー、タンドリーチキン、シシカバブ、 ナン、サフランライス、デザートのヨーグルト。 夕方退社。昼間は温かかったが、既に昨日までと同様の冷たい風。 帰宅して夕食の支度。 しめじと干しくず野菜と若布のかけ蕎麦。 食後に林檎を一つ。

今日は温かくして、いつも以上に早く寝よう……