2010年12月30日木曜日

煮染めとまとめ

8 時起床。猫にキャットフードを与え、自分には珈琲。 マグカップに入れて、しばらく寝床で読書。 9 時頃に再度起き出して、洗濯などの家事。 今日の目標は、できるだけの大掃除と、煮染め作り。 昼食は御飯を炊いて、塩鮭、卵焼き、漬物、豚汁。 午後は 「仕事!」(S.ターケル著/中山容・他訳/晶文社) を読んだり、煮染めを作ったり。 料理屋ではないので、流石に一つ一つ別に煮たりはしないけれど、 一応、下茹でくらいはしてみた。 具材は、里芋、金時人参、牛蒡、蒟蒻、椎茸、厚揚げ、絹莢。 まあ、こんなものかな、という出来。年が明けてから食べよう。 夕食は豚丼、しめじと蒟蒻のきんぴら、白菜の漬物、豚汁。 そのあとはキッチンの掃除、をすべきなのだが、 つい 「動く指」(A.クリスティ著/高橋豊訳/ハヤカワ文庫)の続きを読み始め、 しかも読了してしまった。いかんいかん、とりかかろう。

明日の大晦日は更新をお休みしますので、次回更新は新年一月一日の夜です。

今年のまとめ。
転職して二年目に入り、少しは慣れてきた。 会社の仕事と私個人のプロジェクトの内容がかなり重なってきたので、嬉しい。 会社は今年と来年にかけて大転換期らしく、常にざわめいている。しかし、 それもまた面白い時期ということなのかも。 確かに、社内での(しかも同じビルの中での)引越しばかりしていたなあ…。 他に、楽しく仕事をさせていただいたのは、 「世界を変えた手紙」(K.デブリン著/岩波書店) の翻訳と出版。 年明けすぐに依頼があり、その後、 極めてスムーズに 10 月には出版していただいた上に、 私としても満足のゆく出来栄えだった。岩波書店様に感謝。 一方、某出版社の依頼で昨年末に提出したキャロルの翻訳の方はさっぱり。 今年は景気回復の年だったらしいのだが、 私自身はファイナンス面でかなり厳しい一年だった。 それでも一応、黒字では終えられたので、今年も年末に東京大学に寄付をした。 大学基金全体の一万分の一以上を担う、という目標に対し現在のところ、 多分、7%くらいの達成度。 私生活では、できるだけ毎日お弁当を作ろう、と年始に決めたことを、 ほぼ実行できたのが良かったくらいで、特にニュースなし。 良くも悪くも平穏無事。何事もなく静かな一年だった。 来年も今年のようにつつがなく暮らせたらいいな、と思いますが、 ちょっとくらいはカラフルな喜びがあってもよいのではないでしょうか、 と神様か仏様かサンタさんにお祈りしておこう。

2010年12月29日水曜日

お弁当納め

昨夜、就眠儀式本の 「テアイテトス」(プラトン著/田中美知太郎訳/岩波文庫)を読了。 あとは「法律」を残すのみだが、来年に持ち越し。8 時半頃、起床。 今日もまた冬らしい、ぴりっとした良い天気だ。 いつもの朝食のあと、今年最後のお弁当を詰めて出勤。 出社すると、閑散としたオフィス。 午前中は私を含めて二人しかいなかった。昼食は持参のお弁当。 鮭のあら、卵焼き、しめじと蒟蒻の余りでカレー風味のきんぴら、 大根と人参の皮と葉で作った漬物。 御飯は、だしを引いたあとの鰹節の猫まんま。

午後になって、時折、一人、二人と来たり去ったりしていたが、 大掃除タイムの 16 時に至って、結局また、私を含めて二人だけ。 身の回りだけ片付けて退社。帰宅して、お風呂。 湯上がりの一杯のギネスビールが、今年の自分への慰労。 夕食は水菜と豚肉と厚揚げの鍋。手製のポン酢にて。鍋のあとは雑炊。 卵を落として小葱を散らす。

2010年12月28日火曜日

課題図書に一冊追加

8 時半くらいに起床。 今日も冬らしい良い天気だ。 いつもの朝食のあと、 ゼブラ印のお弁当缶にチキンカリーと御飯を入れて出勤。 さすがにオフィスは閑散としていて、 既に冬休みに入った人が多いと見える。 昼食は持参のカリー弁当。 昼休みに近所の本屋で、 冬休み課題図書の追加分として 「デザインのためのデザイン」(F.P.ブルックスJr. 著/松田晃一・小沼千絵訳/ピアソン) を買った。 著者は「人月の神話」で有名なブルックス。 午前、午後とさらっとお仕事をして、さらっと夕方に帰る。 食材を買い求めて帰宅。

夕食は、あっさりと狐蕎麦。 甘く煮付けた三角の油揚げ二枚と、細葱。 蒲鉾も欲しいところだったが、あまりに高価だったのでやめた。 どこもお正月のお支度モードで、蒲鉾が超高級。 夜は読書など。「動く指」(A.クリスティ著/高橋豊訳/ハヤカワ文庫)。

2010年12月27日月曜日

一人反省会

8 時過ぎに起床。 寝床で「火曜クラブ」(A.クリスティ著/中村妙子訳/ハヤカワ文庫) を読了。 朝食は、珈琲、オレンジジュース、目玉焼きとソーセージ、 その付け合せのポテトと焼きトマト、クロワサン、他パン類色々、果物色々。 そのあと、お風呂に入って湯船で 「プラトンに関する十一章」(アラン著/森進一訳/ちくま学芸文庫) を読む。年末の、まさに命の洗濯。 そのあとは、今年一年の一人反省会と、来年一年の一人作戦会議など、 人生について熟考。

夕食は御飯を炊いて、先日に作っておいたチキンカリーと。 気の抜けたシャンパンの残りを一杯だけ。 夜は趣味のプログラミングの他、編み物など。 暇なときにちょこっとずつ編んでいるので、 まだ前身頃の三分の一くらいだろうか。

年内の出勤日もあと二日。

2010年12月25日土曜日

雪の別れ

9 時頃まで寝てしまった。 今日も良い天気だ。 猫に週末特別キャットフードを与え、 自分には珈琲。マグカップを持ってまた寝床に戻り、しばらく読書。 起き出して、洗濯と掃除機がけ、朝風呂。 昼食は御飯を炊いて、だしを引き、 塩鮭、ポテトサラダ、卵焼き、長葱の味噌汁、御飯。 午後はホットカーペットに猫と並んで読書。 「クリスマス・プディングの冒険」(A.クリスティ著/橋本福夫・他訳/ハヤカワ文庫) を読了。 外が暗くなってきたので、夕食の支度。 鶏肉のスープカレーを作って、ポテトサラダと。 食後にシャンパンを少々。 夜は TV で「忠臣蔵」でも観るかな……。

やはり「忠臣蔵」という物語は良く出来ていて、 どの段もそれだけで一つの舞台に出来るほど完成度が高いし、ツボをついている。 例えば、「南部坂雪の別れ」の場面など、 今まで何度観たか分からない私でも、いまだにぐっとくる。 日本人なら誰でもご存知、 浅野家元正室瑤泉院が大石内蔵助をなじるシーンだ。 内蔵助はそれを甘んじて受けて雪の南部坂を去るのだが、 置いていった巻物が実は、連判状だったことが明らかになる。 その瞬間、観客は重々承知だったことを、ようやく瑤泉院が悟るカタルシス。 嗚呼、これから死地に赴く忠臣の心底も見抜けずに、 悪し様になじってしまった瑤泉院。 もう二度とお前の顔など見たくない、 と言ったその時こそ、本当に最期の別れだったのである。 「忠臣蔵」が愛されるのは、仇討、忠義、 武士道といった概念が日本人の情感に訴えるからだ、 と説明されることが多いけれど、どの段、どの場面をとっても、 実際はもっと普遍的なところにポイントがあるように思う。 「忠臣蔵」をハリウッドに輸出してみたらどうだろう。

明日の夜は会食の予定がありますので、更新はスキップします。

2010年12月24日金曜日

「クリスマス・プディングの冒険」

8 時半くらいに起床。今日もすっきりした冬らしい良い天気だ。 いつもの朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 出社して午前、午後とお仕事。 祝日と日曜日の合間の金曜日だし、 クリスマスイヴだし、オフィスも閑散としているだろうなあと思いきや、 いつもより人が多いくらいだった。 昼食は持参のお弁当。塩鮭、卵焼き、ポテトサラダ、大根の漬物。 昼休みに、古本屋でクリスティの文庫本を 5 冊買った。 持って帰ってきて開いてみると、昔の文庫本は字が小さい…。 字が大きいだけの理由で新刊本や単行本にしたくなる、お年頃。 岩波文庫のワイド版だって最近急に、魅力的に見えてきた。

午後もさらっと仕事をし、さらっと退社。 外は木枯らしの吹く寒い夕べ。 夜は昨日残しておいた鶏団子の種を使ってハンバーグにしようかな、 などとあれこれ考えていたのだが、 この寒さでは鍋料理しかない、と思い直す。 そんなわけで夕食は、鶏手羽元と鶏団子、水菜、長葱で鶏の水炊き。 手製のゆずポン酢で。あとは雑炊。シャンパンを少々。

夜は編み物と、読書。 クリスマスらしいイベントとして、 「クリスマス・プディングの冒険」(A.クリスティ著/橋本福夫・他訳/ハヤカワ文庫) を読む。 歳のせいだろうか、子供の頃よりもクリスティが楽しめる。 クリスティは登場人物が類型的に過ぎる、と良く批判されるし、 私もそう思っていたのだが、それは正しくないと今は思う。 クリスティの登場人物が、ではなくて、人間が、そもそも類型的なのだ。 そして類型的な人々の間にこそ、人間心理の複雑さ、 面白さ、不気味さ、精妙さが表現されるのであって、 それはディケンズだってプルーストだって、 偉大な作家はみんな知っていた秘密なんじゃないかな。

2010年12月23日木曜日

冬休み課題図書決定

8 時くらいに起床。 今日の空はすっきりと晴れ渡り、気温も低く、冬らしい好日だ。 いつもの朝食のあと、 朝風呂に入って湯船で読書。 午前中はホットカーペットに猫と寝転がって、 「ゼロ時間へ」(A.クリスティ著/三川基好訳/ハヤカワ文庫) を読む。丁度、昼前に読了。クリスティってすごい作家だなあ。 昼食はポテトサラダと、しめじと長葱と砂肝のアーリオオーリオ。 ちょっと気が早いが、シャンパンを一杯だけ。 食後にちょっとだけ昼寝。と思ったら、また三時間近く寝てしまった。 夕方になって食材の買い出し。 夕食は、また鶏団子鍋。シャンパンを少々。 すっかり団子鍋ラブ。 もちろん鶏団子は手製だが、 挽肉と豆腐と葱と生姜を混ぜて塩胡椒したものを掬って鍋に入れるだけなので、簡単。 鍋のあとは雑炊。美味なり。 夜は編み物とか、惣菜作りとか。

冬休みの課題図書は以下の 7 冊に決定。
「仕事!」(S.ターケル著/中山容・他訳/晶文社)
「いま、目の前で起きていることの意味について」(J.アタリ編著/岩澤雅利・木村高子・加藤かおり訳/早川書房)
「四人の申し分なき重罪人」(G.K.チェスタトン著/西崎憲訳/ちくま文庫)
「プラトンに関する十一章」(アラン著/森進一訳/ちくま学芸文庫)
「プログラマが知るべき 97 のこと」(K.Henney編/和田卓人監修・夏目大訳/オライリー)
「検索と発見のためのデザイン」(P.Morville & J.Callender 著/浅野紀予訳/オライリー)
「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」(U.エーコ&J=C.カリエール著/工藤妙子訳/阪急コミュニケーションズ)

2010年12月22日水曜日

サラリーマンの食事/クヌース先生、メイル考、再考

昨夜あまりに早く寝過ぎて、朝 6 時に爽やかに起床。 「バロックの森」を聴きつつ、寝床で読書。 しばらくして起き出し、いつもの朝食。 今日は週の中日でお弁当は休みなので、ゆっくりした朝。 出社して午前、午後とお仕事。 昼食は牡蠣フライカレーとツナサラダ。 18 時からミーティングがあったので、今日は遅い退社。 それでも 19 時過ぎくらいだけど。 帰宅してから夕食の支度をしていると遅くなるので、 博多ラーメン屋でラーメン、餃子、ヱビスビールの夕食。 昼はカレーで、夜はラーメン。まさにサラリーマン的な一日だ。 寺山修司は、ライスカレー、ラーメン、餃子の三つを、大衆食「三種の神器」 と呼んだ。私はその三つを一日で制覇してしまった。 また寺山は、 人には「ライスカレー人間」と「ラーメン人間」の二通りのタイプがあり、 カレー好きには現状維持型の保守派、ラーメン好きには欲求不満型の革新派が多い、 とも論じた(「裏町紳士録5 サラリーマン 歩兵の思想」参照)。 両方を昼夜に食べた私はどちらなのだろうか。 おそらく昼間の顔は保守派、そして夜の顔は革新派なのだろう。 20 時過ぎに帰宅。

以前、 「クヌース先生、メイル考」 で、「Eメールは、上に立つことを役割とする人にとっては素晴しい道具だが、私にとっ てはそうではない。私の役割は、底辺にいることだから」 との言葉を引用して、組織について思うところあったと書いた。しかし、 今日、同僚に指摘していただいたことには、 その原文は この文章(Knuth versus Email) のはずで、 原文文脈からすれば、組織論的な主張が趣旨でないようだ。 適切な訳文ではおそらく、 「ものごとのてっぺんにいることが人生の役割である人」に対し、 「ものごとの根底にいることが役割である自分」という感じで、 知識へのありようの差を述べたものだろう。 文章の一部、しかも訳文を引用するのは危険なことであるな、と思った次第。 ついでに言えば、原文にはウンベルト・エーコの言葉もあったり、短いながらなかなか味のある文章である。 興味のある方は原文を参照されたい。

2010年12月21日火曜日

冬休みの課題図書

朝方に一回目が覚めたが、「バロックの森」 で「フランスのクリスマス音楽」特集を聴いている内に二度寝。 9 時近くまで寝てしまった。 いつもの朝食のあと、お弁当を作って出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鶏肉の照り焼き、鶏肝の生姜煮、甘い卵焼き、大根の漬物。 今日のオフィスはかなり騒がしい。 17 時過ぎに退社。

帰宅して、夕食の支度。 ポテトサラダと、鶏砂肝としめじのアーリオオーリオ、赤ワインを一杯だけ。 夕食のあと、お風呂に入って湯船で 「価格戦争は暴走する」(E.R.シェル著/楡井浩一訳/筑摩書房) を読む。 夜は編み物をしたり、 「ゼロ時間へ」(A.クリスティ著/三川基好訳/ハヤカワ文庫) を読んだり。

冬休み中の課題図書として、 「仕事!」(S.ターケル著/中山容・他訳/晶文社)、 「いま、目の前で起きていることの意味について」(J.アタリ編著/岩澤雅利・木村高子・加藤かおり訳/早川書房)、 「四人の申し分なき重罪人」(G.K.チェスタトン著/西崎憲訳/ちくま文庫)、 「プラトンに関する十一章」(アラン著/森進一訳/ちくま学芸文庫)、 を選び、もう一冊くらい何か、と思っているところ。

2010年12月20日月曜日

そば米の雑炊

9 時起床。また 10 時間以上、寝てしまった。 いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鶏肉の照り焼き、鶏肝の生姜煮、高野豆腐、甘い卵焼き、大根の漬物。 昼休みに本屋で、 「いま、目の前で起きていることの意味について」(J.アタリ編著/岩澤雅利・木村高子・加藤かおり訳/早川書房)、 「価格戦争は暴走する」(E.R.シェル著/楡井浩一訳/筑摩書房) を買って社に戻る。 公式忘年会も済んだし、今日は暖かいしで、もう一つやる気が出ない。 しかしその割にけっこう面白いことが分かって、捗った一日。 おお、まさに絵に描いたような(いや、絵に描いたんだけど)べき乗分布。 綺麗なグラフに満足して、17 時過ぎに退社。

帰宅して、まずはお風呂。 湯船で「価格戦争は暴走する」を読む。 さて、夕食の支度。 食材の事情で今日も鶏団子鍋。赤ワインを少々。 今日は鍋のあと、「そば米」雑炊にしてみた。 以前に、徳島から送っていただいた特産物の詰めあわせに入っていたのを、 後で何かに使おうと思ったまま、すっかり忘れていた。 地元の人しか食べないのか、 「洗ってたっぷりの水からゆで、柔らかくなったらざるにあげて水をきる」 などというおおざっぱな説明しか書かれておらず、 ちょっと心配だったが、頻繁の味見によってちゃんと雑炊になった。 米と言うより粒パスタの感じで、あっさりして美味しい。 スパイシーなシチューを添えてクスクス風でもいけるかも。 徳島はいいところだなあ。

2010年12月19日日曜日

編み物と猫、美術館、鶏団子鍋

9 時起床。 珈琲とヨーグルトで目を覚まし、 朝風呂に入って湯船で読書など。 午前中は編み物など。 編み物をしていると猫が寄ってくる。 猫と言えば毛糸玉とじゃれる姿が定番だが、 うちの猫は毛糸玉より編み棒の端の玉が気になるらしい。 実際、かなり本格的に攻撃してきて邪魔だ。 早めの昼食は御飯を炊いて、 柳葉魚焼き、高野豆腐の煮物、鶏肝の生姜醤油煮、 大根の漬物、豆腐と長葱のお味噌汁。

午後は、東京駅近くの 三菱一号館 へ。 三菱一号館美術館 にて開催中の「カンディンスキーと青騎士展」を観に行く。 この赤レンガの建物はお洒落でシックな丸の内のシンボル、 ということになっているが、 立派で重厚に見えても私にはどうもピンとこない。 そもそも事務所だからだろうか。 東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)や原美術館(旧原邦造邸) のような私邸らしく親密でありながら瀟洒な感じの方が好みだなあ。 それはさておき、展覧会はなかなか良かった。 どれか一つ選ぶなら、カンディンスキーの「室内(私の食堂)」。 発見としては、私の知らなかった画家 アウグスト・マッケの絵が、 どれも良かった。 丸ビル、新丸ビルをちょっと冷やかしてから帰る。 家の近所の本屋で、 「ゼロ時間へ」(A.クリスティ著/三川基好訳/ハヤカワ文庫) を買って帰宅。

やはり冷たい外にいると身体がこわばってしまう。 まずお風呂に入って、湯船で「ゼロ時間へ」を読み始めながら、身体を伸ばす。 お風呂のあとは夕食の支度。 鶏団子鍋とヱビスビール。鍋のあとは饂飩。 鶏団子鍋もいいよねえ…。 世に色々と美味しい鍋料理があるが、 忘れられがちな団子鍋やつみれ鍋も強力な伏兵だ。 しかし寒い冬に生姜のよく効いた鶏団子鍋ほど孤独なハートにぐっとくるものは、 そうそうない。 夜はお弁当のおかずの仕込み。

2010年12月18日土曜日

一目ゴム編み

9 時頃起床。ああ、良く寝た。 ほんの 10 時間ほどだけど。 珈琲で目を覚まして、洗濯をし、朝風呂に入る。 ゆず風呂が気持ち良い。 湯船で、一年生向けの統計学の教科書を読む。 昼食は、鍋焼き饂飩。 午後は読書など。 年末の混雑のせいか配達がやや遅れたが、年末年始用のシャンパン到着。 「五匹の子豚」(A.クリスティ著/山本やよい訳/ハヤカワ文庫)、読了。 凄い傑作だ。子供の頃に一度読んでいるはずだが、 この良さは分からなかっただろうなあ。 続いて、 毎晩一章ずつ読み進めていた 「荒涼館1〜4」(C.ディケンズ著/青木雄造・小池滋訳/ちくま文庫)も読了。 充実した読書だった。 夕方になってかなり冷えてきたので、今年初のエアコン暖房。

夕食は水炊き鍋。手製のゆずポン酢にて。 鍋の残りに米を入れて炊き、大根のお漬物と。 夜は編み物など。 一目ゴム編みをかなり編み進めていたのだが、 あちこち間違えたために折角の縦模様が揃っていないのが気に入らず、 焼きあがりの作品を木槌で割る陶芸家くらいの勢いで全部ほどいて最初から編み直し。

2010年12月17日金曜日

公式忘年会

朝方一度目覚めたが、「バロックの森」でヘンデルを聴いているうち二度寝。 起き出したのは 9 時近く。 いつもの朝食のあと、お弁当を作って出勤。 午前中はいつものオフィスで流し打ち気味にお仕事。 今日は広いフロアにほとんど誰もいない。 昼食は持参のお弁当。人参のスープカレー、豚肉の大蒜生姜炒め、 大根と人参の漬物。 近所の本屋で 「五匹の子豚」(A.クリスティ著/山本やよい訳/ハヤカワ文庫) を買う。 生誕120周年だからというわけでもないが、 再度クリスティを読み返してみようかと思い立ったので。 私的にクリスティ再評価。

午後は幕張に移動。 幕張メッセ近くのホテルにて、年末全体ミーティング。 そのまま、夜は同じホテルで公式忘年会。 例年、忘年会には翌年春からの新入社員(予定者)も招待される。 売り上げ減少、巨額の未達、業績下方修正、相当数のレイオフに離職者、 と今年は大変に厳しく、来年もこの状態が続くはずなのだが、 それでもちゃんと人材を採用しているようだ。 数学科で群論を勉強していたという女子学生とか、 物性物理での博士号取得予定者とか、 癖のある学生がちらほらいて、まだまだ前向きだなと思った。 厳しい状態でも、面白い新人が集まりもし、採れてもいれば、何とかなるチャンスがある。 ほとんど知り合いがいなくて間が持たないし、あまり長居すると家に帰れなくなるので、 途中でお先に失礼する。 帰宅は 22 時過ぎ。

2010年12月16日木曜日

IT企業の統計屋

8 時頃起床。いつもの朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 柳葉魚、豚肉の大蒜生姜炒め、高野豆腐、牛蒡と人参のきんぴら、 大根と人参の漬物、 ゆずポン酢を作ったときの出がらしの鰹節と昆布で猫まんま。 17 時くらいに退社。 昨日と変わって、今日はまたオフィスは活気がある、というか、賑やかだった。 外はかなり寒い。いよいよ冬本番だ。 帰宅してお風呂に入り、 夕食は鶏すき鍋の第二回。ヱビスビール。今日は、鍋の後を雑炊にした。 甘辛系の鍋のあとの雑炊もまたよし…。 明日は会社の公式忘年会。 多分、出席すると思うので、更新はかなり遅くなります。

一応は専門家でなくもない、ということで、時に社内の統計屋さんの役割をする。 そこで思うことなのだが、普通に統計学の勉強をして想像するものと、 IT 企業内での統計の応用はかなり違う。例えば、 通常の統計学では、 大きな母集団の性質を推し量るために少量のサンプルをとる、 という問題をよく扱う。半年の講義が全部その問題に費されることもある。 しかし、全てのデータを正しく取ることができて、 全てのデータを瞬時に処理できる環境では、 そのような問題意識にはメタファーとしての意味しかない。 統計学を利用した選挙速報だって、 投票用紙をいちいち開票しているから必要なのであって、 もしインタネット選挙だったら、一瞬で全ての票を正確に数えられてしまう。 膨大なデータを、全て、正確に、コストほぼゼロで集計できてしまうとき、 推定すべきもの、検定すべきものは何なのか? そこで重要なことは、 データ全体に対して何をどう集計し、何をどう表現し、何をどう見せるか、 言わゆる「記述統計学」の視点だ。 記述統計学の多くの面は「アート」なので、 数学的議論が主の教育現場で力点が置かれないのはやむを得ないが、 ちょっと弱過ぎる気がする。

また、応用の現場ではこの「記述」の前段階の「データの訊問」 が大変に重要だが、これも「アート」なので教程ではあまり扱われない (ラオの「統計学とは何か」では、訊問の重要性が強調されていたが)。 もちろん、通常の統計的推測や検定の理論が現場では不用だ、 と言っているのではない。 それ以前のこと(特に記述統計)の重要性が非常に高くなっている、 そして、単純な問題がないと言うことは、 推定や検定の本当の問題の発見と解決がより微妙で深い問題になっている、 という二点を感じるのである。

2010年12月15日水曜日

ゆず風呂

7 時半くらいに目が覚めた。 いつもの朝食のあと早めに出勤。今日は週の中日でお弁当はなし。 今日締切の作業があったので早めに出社して、 ちょっと集中して仕事。午前中に目処を立てる。 昼食は近所でカツカレーと卵サラダ。 昨日の午後、オフィスがうるさくて仕事にならなかったので、 用心して午前中に仕事を片付けたのに、 今日はフロアにほとんど誰もいない。 反対側の端っこ、遠くの方に二人ほど秘書系の人がいて、 こちらにまた二人ほど私の部署の人がいるだけで、間は空っぽ。 当たり前だが、しーんと静まりかえっている。 おかげでちょっと面白いハックをしたような、しなかったような。 それに満足して 16 時半頃にさっさと帰る。

帰宅してお風呂に入り、湯船で統計学の教科書を読む。 ゆずポン酢を作ったときの残りの皮で、ゆず風呂。 良い薫りだし、身体もあたたまる。ささやかな幸せ。 お風呂から上がって、高野豆腐とワイン少しで一服してから夕食の支度。 玉葱入りの親子丼、油揚と長葱のお味噌汁。

2010年12月14日火曜日

ガリレオ

7 時くらいに目が覚めた。 珈琲、トースト、ヨーグルトの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 今日は早めに出社して集中して仕事をしようと思っていたのに、 数日前に依頼された別の仕事メイルを見逃していたことが発覚。 やむなく、普段の倍くらいの速度で出力したが、 予定の仕事に取り掛かれたのは午後の半ばからだった。 昼食は持参のお弁当。 豚肉の生姜と大蒜焼き、だし巻き卵、高野豆腐、白菜漬物、 牛蒡と人参のきんぴら、猫まんま。 時間がなくて忙しい、と言いつつ、しっかり 17 時退社。 明日があるさ。

帰宅してまずお風呂に入る。 湯船で 「自然科学における数学的方法」(G.ポーヤ著/細川尋史訳/シュプリンガー・ジャパン) を読む。ガリレオは偉大だなあ。 そう言えば、ガリレオ・ガリレイはガリレオとガリレイのどちらが姓で名なのか、 忘れがちな人も多いと思うので念のためにここに書いておくと、 ガリレオが名でガリレイが姓、である。それでもすぐに忘れそうな気がするけど。 そのあと夕食の支度。 鶏すきで、ヱビスビール。鶏すきは美味しいなあ。 あとは饂飩にした。

2010年12月13日月曜日

課題図書その2と3

9 時起床。またしても 10 時間睡眠。 「バロックの森」でヘンデルを聴いたような気がするのだが、 二度寝してしまったので良く分からない。 きっと冬眠しようとしているに違いない。 珈琲だけの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 冷たい雨が降り、今日はかなり寒い。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。柳葉魚焼き、だし巻き卵、高野豆腐、 牛蒡と人参のきんぴら、白菜の漬物、猫まんま。 昼休みに新刊書店で、 「四人の申し分なき重罪人」(G.K.チェスタトン著/西崎憲訳/ちくま文庫)、 「プラトンに関する十一章」(アラン著/森進一訳/ちくま学芸文庫) を買って社に戻る。 両方とも冬休みの課題図書、その2とその3。 17 時過ぎに退社。 外はまだ雨が続いている。 帰宅して、夕食の支度。 昨日の鶏肉と人参のスープカレーの残り。赤ワインを一杯だけ。 夜は編み物など。一目ごむ編み、あみあみ。

2010年12月12日日曜日

主夫的一日

9 時起床。また10時間以上寝てしまった。 目覚しの珈琲。 朝風呂に入って、湯船で統計学の教科書を読む。 掃除機がけ、玄関とトイレの掃除、などの家事。 昼食は柳葉魚を焼いて、鰤大根の残りの大根、 白菜の漬物、長葱と油揚げの味噌汁、御飯。

午後は読書の合間に編み物などしてから、主にお惣菜作り。 豚肉と玉葱の生姜大蒜炒め、柳葉魚焼き、だし巻き卵、高野豆腐の煮物。 そのあと、夕食のチキンカレーを作る。 他の具材は溶かし込んで、骨付き鶏肉と人参がメインのスープカレー風にしてみた。 煮込みの最中も、編み物あみあみ。 20x20 のゲージ取り、完成。端を伏せ止め。 メリヤス編みをつかんだな。不恰好だけど折角だから、コースターにしよう。 毛糸編みのコースター……ハイセンス過ぎる。 それはさておき、こんな技芸を作り出すとは人類ってすごいなあ。 きっと少しずつ何世代もかけて作り上げられていったのだろう。

夕食は鶏肉と人参のスープカレー。 全然レシピを知らずに適当に作ったわりに、スープカレーらしく出来た。 勝沼の赤ワインを一杯だけ。

2010年12月11日土曜日

メリヤス編み

8 時半頃に起床。 猫にキャットフードを与えて、自分にはマグカップに珈琲をいれ、 洗濯機をしかけた後、寝床でしばらく読書。 「荒涼館4」(C.ディケンズ著/青木雄造・小池滋訳/ちくま文庫)。 「荒涼館」を復刊してくれたことには感謝したいが、 ちくま文庫版の裏表紙にはその巻のあらすじが書かれていて、 それを先に目にしてしまうと興を削ぐのが問題だ。 これから読む人は裏表紙を見てしまう前に、 本にカバーオンカバーをつけることを勧めたい。

しばらくして起き出して、朝風呂に入る。 朝昼食の支度。 柳葉魚を焼いて、納豆、白菜漬物、油揚げとしめじのお味噌汁、御飯。 さらに、牛蒡と人参のきんぴらとヱビスビール。 しばらく昼寝のあと、 午後は 「神話の力」(J.キャンベル&B.モイヤーズ著/飛田茂雄訳/早川書房) を読む。読了。 夕食はまた手抜きで、ピェンローとそのあとの雑炊。 手がかからなくて美味しいので、つい。 今日の雑炊は完璧だ。白ワインを少々。 夜は編み物など。 今日の目標は表編みと裏編みでメリヤス編みの手順を一通り経験すること。 まだ本を見ながらでないと、混乱してくる。

2010年12月10日金曜日

夢の社員食堂

8 時起床。 いつもの朝食のあと、出勤。 今日の午後は幕張ビルでミーティングなので、 そのついでに人生初の社員食堂を体験するため、お弁当はなし。 午前中はメイル書き仕事などして、 昼少し前に水道橋駅から幕張へ向かう。 車中では 「神話の力」(J.キャンベル&B.モイヤーズ著/飛田茂雄訳/早川書房) を読む。

幕張ビルに到着し、いよいよ初社員食堂。 ちょっとうきうきしながら、 今日の定食の一つ、鶏の赤ワイン煮込み(御飯とスープ付き)にトライしたが、 感想は「…………」。 御飯がまるでなっちゃいない。 海原雄山でなくても「女将を呼べ!」と叫びたくなるくらい。 かつ、何に一番似ているかと問われればハヤシライス?という感じの鶏煮込み。 しかもこの量で 500 円はいくら何でも高過ぎる。 いや、社員食堂が悪いのではあるまい。 本屋で 「ヨーガンレールの社員食堂」(高橋みどり著/PHP研究所) や 「体脂肪計タニタの社員食堂」(タニタ著/大和書房) を立ち読みしたせいで、 社員食堂というものに超現実的な期待を育ててしまっていた私が悪いのだ。 生まれて初めての社員食堂体験への期待を興奮気味に語る私に対する同僚たちの表情が、 いささか微妙だった意味を悟った午後であった。 そのあとはミーティング。 夕方に終了して、東京まで帰って来る。

帰宅して、お風呂に入ったあと、夕食の支度。 鶏ガラと長葱と生姜のスープで煮込んだ大根と豆腐のおでんに柚子胡椒で、ヱビスビール。 その間に炊いておいた炊き立て御飯と、納豆、きんぴら牛蒡。 御飯が美味しい。

2010年12月9日木曜日

課題図書

8 時起床。 いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 だし巻き、鰤大根の鰤だけ、牛蒡と人参のきんぴら、白菜の漬物。 17 時頃に退社。 今日はかなり冬らしい寒さだ。 帰宅して夕食はピェンロー、あとは饂飩にしてみた。 白ワインを少々。 お風呂に入って、湯船で 「自然科学における数学的方法」(G.ポーヤ著/細川尋史訳/シュプリンガー・ジャパン) を読む。 湯上がりに和歌山の有田蜜柑を一つ。

まだ年末年始の休みをどうとるか決めていないのだが、 そろそろ休み中の課題図書を考え中。 一冊は既に選書済み。 「仕事!」(S.ターケル著/中山容・他訳/晶文社)を古本屋で購入。 本の表紙に書かれている宣伝文の勢いがすごい。 「脱帽だ!この本はあまりにも強烈で、独創的だ。 どれほど敬服しているか、語ることばがみつからない。 115の職業、133人の実在の人びとが、 それぞれの話しことばでこの本をつくった。 信じられないすばらしさだ。 いちど読みはじめたら、自分の生き方や日常の仕事を、 きびしく、じっくりみつめなおさずにはいられなくなる。」 (ルイス・マンフォード)、そういう本らしいです。

2010年12月8日水曜日

初編み物

8 時起床。 でも、夜中に激しい雨で目が覚めて、睡眠不足。 昨夜は食べ過ぎたので珈琲とヨーグルトだけの朝食のあと出勤。 週の中日はお弁当休み。 今日も相変わらず人が少ない。 午前、午後とお仕事。 昼食は近所でカレーライスとポテトサラダ。 17 時過ぎに退社。 帰り道の途中で散髪。 19 時くらいに帰宅。 残り物ばかりだが、鰤大根、納豆、白菜の漬物、豚汁の一汁三菜の夕食。 最近は格好だけでも何とか一汁三菜を目指している。 かなり難しいことだが。 夜は人生初の編み物にチャレンジ。 最初はメリヤス編みで 20 目かける 20 段を編む練習らしい。

2010年12月7日火曜日

駒場IIキャンパス

8 時半くらいに起床。 いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鶏と長葱の照り焼き、だし巻き卵、菠薐草のおひたし。 午後は軽く仕事をして、15 時過ぎに退社。 駒場に向かう。 途中、渋谷駅で降りて東急ハンズで毛糸と編み棒を買い、 駅地下のフード・ショウでお土産の日本酒を買い、井の頭線で駒場へ。 イーピントイツの正門と逆の駅出口から出たのは久しぶりで、 不思議な感慨があった。

駒場リサーチキャンパス(駒場 II キャンパス) に師匠の T 橋先生を訪ねる。 私の知らないうちに、駒場に第二のキャンパスが出来ていた。 それはさておき、 師匠が東京に勤められていることを今まで全く知らなかったという不肖かつ不義理な弟子。 春以来、久しぶりにお会いして、しばらくあれこれ議論など。 夜は構内のイタリア料理屋にて会食。 今はキャンパス内にレストランが色々あるのだ。 生協食堂でミニカレーとかカルト定食を食べたり、 ハンバーガーショップでマヨネーズバーガーを買い食いしていた昔が、夢のよう。 21 時近くまでお話しして、渋谷でお別れする。 そして今、帰宅。

2010年12月6日月曜日

また職場の引越し

昨夜、 「荒涼館」(C.ディケンズ著/青木雄造・小池滋訳/ちくま文庫) の第3巻を読了。いよいよ次は最終巻だ。 8 時起床。珈琲、トースト、ヨーグルトのいつもの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 今日から新しい職場……、と言っても、 同じビルでフロアが違うだけだが。 出社して、フロアの隅っこのあたりで開梱作業。 引っ越しがまだしばらく先の部署がある上に、 半分くらいは営業部隊のフリーアドレスだそうで、 広々したフロアが、がらがら。 何だか、 体育館に一番乗りして隅っこに一卓だけテーブルを出した卓球部員、 の感じ。 とりあえず PC を一台起動し、午前中はメイル仕事。

昼食は持参のお弁当。 鶏肉と長葱の照り焼き、高野豆腐の煮物、菠薐草のおひたし、白菜の漬物。 昼休みの散歩に神保町の新刊書店で、 「テアイテトス」(プラトン著/田中美知太郎訳/岩波文庫)、 「法律(上・下)」(プラトン著/森進一・池田美恵・加来彰俊訳/岩波文庫) を買う。 午後はもう一台 PC を復帰させたあと、同僚と一緒に大量の本を本棚に展開。 午後も早い内に、既に一仕事した達成感。 ほとんど人がいないとは言え、 工事なのか点検なのかまだあちこちで作業員が天井を開けたり、 床を開けたりしているので、静かなような騒がしいような。 何となく落ちつかないまま、17 時過ぎに退社。 帰宅して夕食の支度。 御飯を炊いて、鰤大根の残り、高野豆腐の煮物、白菜の漬物、豚汁。 豚汁、美味しいなあ。あったまるし。

明日の夜は会食の予定がありますので、更新が遅くなるかも知れません。

2010年12月5日日曜日

クヌース先生、メイル考

8 時起床。 珈琲とヨーグルトで目を覚ます。 午前中は洗濯などの家事。 お風呂に入って、湯船で 「神話の力」(J.キャンベル&B.モイヤーズ著/飛田茂雄訳/早川書房) を読む。 昼食は塩鮭、高野豆腐、納豆、白菜の漬物、菠薐草のお味噌汁、御飯。 午後は昼寝をしたり、読書をしたり、料理をしたり。

だし巻き卵を作り、菠薐草を茹で、あとは鰤大根作り。 鰤を霜降りして、大根は皮をむいて素茹で。 大根の皮は千切りして塩で漬けた。後に大根の葉とあわせて漬物にする予定。 大根と鰤と煮汁をあわせて煮る。 「神話の力」を読みながら、煮詰め作業。 夕食は、鰤大根、高野豆腐、菠薐草のおひたし、 しめじと豆腐の味噌汁、御飯で、一汁三菜。 鰤大根で赤ワインを少しだけ。

ある本を読んでいたら、コンピュータ科学者の D.クヌースの言葉として、 「Eメールは、上に立つことを役割とする人にとっては素晴しい道具だが、 私にとってはそうではない。私の役割は、底辺にいることだから」、 と書かれていた。 メイルについてよりも組織について、深い洞察を感じた。

2010年12月4日土曜日

就眠儀式本

昨夜、最近の就眠儀式本の一つ 「パイドロス」(プラトン著/藤沢令夫訳/岩波文庫)を読了。 次は「テアイテトス」の予定。 残りは「テアイテトス」と「法律(上・下)」だけだが、 今年中には無理かなあ。 もう一つの就眠儀式本の 「荒涼館」(C.ディケンズ著/青木雄造・小池滋訳/ちくま文庫) は第3巻の終わりくらい。

9 時起床。梱包作業で腰がちょっと痛い。 よっこいしょーいち、と。やれやれ、歳はとりたくないものじゃのう……。 珈琲とヨーグルトで目を覚ます。 何だかまだ身体に鶏すき焼きの匂いが残っているような。 朝風呂に入って、朝昼食の支度。 サーモンのカルボナーラ、白ワインを一杯だけ。 しばらく昼寝。 スーパーに食材を買いに行く。 「魚が安いとき、そのあらはもっと安い」理論、で鰤のあらを買う。 となると、鰤大根だな。ということで、大根も一本。 帰宅して、大根の葉を漬けたり、 賞味期限日の鶏肉を照り焼きにしたりしたのち、夕食の支度。 夕食は水炊き鍋。豚肉と鶏肉、白菜、しめじ、長葱、豆腐、春雨。 手製のポン酢と紅葉おろし。白ワインを少々。鍋のあとは雑炊。

2010年12月3日金曜日

鶏すき

8 時半起床。いつもの朝食。 また猫が足元にやってきて、 「一昨日も昨日もそれもらったにゃ」という顔で見上げているので、 やむなくヨーグルトを分けてやる。 私の観察では猫の記憶力は、犬に比べて全く大したことがないのに、 自分に都合の良いことだけは異様に良く覚えている。 例えば、私は滅多に猫を寝室に入れないのだが、 たまに何かの都合で入れてあげた翌日は、 「昨日は入れてくれたにゃ」 という顔でその時刻にドアの前に座っている。

お弁当を詰めて出勤。 午前中は少し雑用をしてから、引越しの梱包作業。 昼食は持参のお弁当。 塩鮭、だし巻き、高野豆腐の煮物、菠薐草のおひたし。 午後も少し仕事をしてから、また引越しの梱包作業。 18 時頃退社して、 同僚の天才プログラマと鶏すき鍋屋に忘年会に行く。 ちょっと時期が早いような気もするが、 オフィスの引越しのタイミングでもあったので。 鶏すきは大変美味しかったが、 大量に肉鍋を食べたあとに、しめは親子丼、みたいな感じなので、 流石にお腹一杯。もう動けません、このまま寝かせて下さい、 というくらい食べてしまった。 帰宅は 20 時半くらい。

2010年12月2日木曜日

蜜柑

9 時近くまで寝てしまった。 珈琲、トースト、ヨーグルトの朝食。 今日もヨーグルトをもらえると思っているらしく、 猫がずっと足元から見上げている。 その無言の圧力に負け、残りを分けてあげた。 お弁当を詰めて出勤。午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 塩鮭、だし巻き卵、菠薐草のおひたし、白菜の漬物。 昼休憩に近所の本屋で、 「神話の力」(J.キャンベル&B.モイヤーズ著/飛田茂雄訳/早川書房) を買う。 17 時くらいに退社。 いよいよ明日はオフィス引っ越しの梱包作業だ。

帰宅して、夕食の支度。 御飯を炊いて、塩鮭、高野豆腐の卵とじ、 菠薐草のおひたし、白菜の漬物、長葱のお味噌汁。 食後に蜜柑を一つ。蜜柑の季節だ。 私の故郷ではいくらでも無料かつ段ボール箱単位で蜜柑が手に入ったのだが、 すっかり都会人の私はスーパーで蜜柑を買うのであった。 お風呂に入って湯船で「神話の力」を読む。

2010年12月1日水曜日

猫とヨーグルトと光りもの

ちょっと早起き。 珈琲とヨーグルトで目を覚ます。 最近、猫がヨーグルトを欲しそうにしているので、食べ残して与えてみた。 すごい勢いで舐めていたが、猫にとってそんなに美味しいものだろうか。 マンションの点検のために待機。 その間に、先月までの家計簿をまとめて、年末決算を見積もり、 今年の寄付金額を決定。 セルダン関数を基礎におく 心理歴史学的投資手法を誇る、 我が私的ファンドにとっても今年の市場環境は厳しく、 残念ながら昨年に比べてかなり削減せざるを得なかった。

出勤して、午前午後とお仕事。 週の中日はお弁当はなし。昼食は近所の店でカツカレーとツナサラダ。 今日は、大量のデータが届いたところで分析意欲に火がついていたのだが、 主に外国へのメイル書き仕事に費された。 明日以降の楽しみにしよう。 17 時くらいに退社。スーパーで食材を買って帰る。

帰宅して、昨年実績の三分の一ほどの額を東京大学に寄付する手続き。 私だって奥さんでもいれば、寄付なんて辛気臭いことをしないで、 毎年、きらきら光るものを愛妻にプレゼントするのだがなあ。 鯵とか小鰭とかね。 お風呂に入ってから、夕食の支度。白菜の残りでピェンロー。 あとは饂飩にしてみた。 丁度、注文していたワインが届き、白を一杯だけ。 夜は、明日のお弁当のおかずの仕込み。