2010年6月30日水曜日

パスカルくんとフェルマーさん

8 時起床。 今朝は久しぶりに涼しい朝。おかげで良く眠れた。 珈琲、トースト、キウィの朝食のあと、出勤。 今日は週の中日でお弁当はなし。 出勤して午前、午後とお仕事。 昼食は近所のカレー屋さんにて、夏野菜カレー。 区から住民税徴収額決定のお報せが来ていたせいか、 労働意欲が減退気味の一日。 とは言え、労働の第一目的は税金を払うことなので、 粛々と働いて 17 時頃退社。 帰宅してまずお風呂に入ってから、夕食。 ムサカ、挽肉の春雨炒め、なます、素麺を二把。 夜は月末の家計決算。

そろそろ翻訳の正式タイトルを考えないといけない。 「パスカルくんとフェルマーさん、そしてかくりつ」ってどうだろう。 「デカルトさんとパスカルくん -- 劇的対話」(J-C.ブリスヴィル著/竹田篤司・石井忠厚訳/工作社)の真似だし、流石に駄目か。 ちなみに、意外と知られていないが、 デカルト、フェルマー、パスカルは同時代に生きた人たちだ。 パスカル(1623-1662)が一番若く、 フェルマー(1601?-1665)がかなり年上、 デカルト(1596-1650)はさらに上で、 三人そろって活躍していた時期には既に老大家だった。 デカルトとパスカルは二日間だけ実際に会って議論したことがあり、 パスカルとフェルマーは面識はなかったが文通をした。 フェルマーとデカルトが実際に会ったことがあるか私は知らないが、 何かと論争をした。 と言うより、フェルマーが常に正しかったのに、 デカルトが良く言いがかりをつけ、悪口を言い触らした。 またデカルトは、真空の存在を主張したパスカルのことも馬鹿にしていた (もちろん、パスカルが正しかった)。 どうも、デカルトという人はろくでもない年寄だったような気がする。

2010年6月29日火曜日

普通の火曜日

8 時起床。今日も朝から蒸し暑い……。 珈琲、トースト、キウィの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 ムサカ、挽肉の春雨炒め、なます、蕪の酢漬け、らっきょう。 16 時半くらいに今日する予定だったことが済んだので退社。 帰りも、ものすごい蒸し暑さ。目の前から入道雲が沸き立ちそうだ。

帰宅してまずお風呂に入ってから、翻訳の推敲作業。 第三稿が完成したので、メイルで編集者に送る。 自分の慰労のためヱビスビールを少々。 大根人参胡瓜のなますを微塵切りにして茹で卵とマヨネーズで和えたものと、 挽肉の春雨炒め。 瞬間の思い付きだったが「なます茹で卵サラダ」、意外に美味しいな……。 これは定番にしてもいい。 そのあと、茄子のスパゲティ・アーリオオーリオ。 さて、明日からは AMS review の論文読みするか。

2010年6月28日月曜日

泣ける玉葱

7 時くらいに目が覚めた。今日も蒸し暑い。 珈琲、トースト、林檎のコンポートの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 「揚げないコロッケ」、大根人参胡瓜のなます、蕪の酢漬け、らっきょう。 今日する予定だったことは済んだので、16 時半くらいに退社。 外は猛烈な蒸し暑さ。お湯の中を歩いているよう。 スーパーで食材を買って帰宅したとたんに、土砂降りになった。 しかもすぐにあがって、また日が差してきた。まさに天然サウナ。 まあ、家の中にいる分には空調されているので、 「嵐の日に陸から沖の船を見るのは楽しい」状態だが。

夕食は、手抜きの我流ムサカと素麺(胡瓜と卵)。 ムサカと言っても、玉葱の微塵切りと挽肉を炒めたものを、 茄子の薄切りと交代交代に、バターを塗ったグラタン皿に詰め、 オリーヴオイルとチーズをかけてオーヴンで焼いただけの料理。 意外と美味しくできた。やはり夏は茄子だが、 それより実家から送られてきた玉葱が良いのかも知れない。 その証拠なのか、玉葱を切ると猛烈に泣けるのだ。 催涙弾なみで、こんなに泣ける玉葱は初めて。 食後にライチとキウィ。 夜は翻訳原稿の推敲作業と、作りおきのおかず作り。

ようやく、 「エセー 4」(モンテーニュ著/宮下志郎訳/白水社) が出たので、予約で購入。 第3巻からおよそ二年ぶり。 全7巻が予定されているのだが、どれくらいかかることやら。 訳者が健康で仕事を続けてくれることを祈りたい。

2010年6月27日日曜日

Silent silent life

8 時過ぎに起床。今日も寝起き悪し。朝から蒸し暑い。 本当なら朝方まで夜更しして、昼近くにようやく起き出し、 それから朝昼食をとったりしたいのだが、早く目が覚めてしまうし、 夜だってすぐ眠くなる。 いつも "Talking Heads" の "Wild Wild Life" みたいなワイルドな生活をしたいと思っているのになあ。

クロに週末スペシャルのキャットフードをやって、ぽと吉に水を与え、 自分の朝食は鯵のひらき、オクラの煮浸し、らっきょうの甘酢漬け、 きのこのマリネ、御飯、豆腐と浅葱の赤だし。 そしてヱビスビール。 予算からすると第三か第四のビールにした方がいいのだが、唯一の贅沢として。 お風呂に入って、湯船で読書。 あれこれしているうちに昼。 昼食に素麺(胡瓜と卵)を食べ、少し昼寝。 のつもりが、二時間くらい寝てしまった。 洗いものを片付け、ついでにキッチンの掃除。 スパイス類の配置を変えたら作業場所がかなり広がった。 しばらくラジオを聴きながら、翻訳原稿の推敲作業。 流石にもう読み飽きてきた。 大体、本というものは著者ほど繰り返して読んでいる人はいない。 夕方、涼しくなってから、近所のスーパーまで買い出しに行く。

夕食は、御飯を炊いてメインは麻婆豆腐、他にきのこのマリネ、 大根人参胡瓜のなます、らっきょう、葱のスープ。 食後にライチを少し。 夜も翻訳原稿の推敲作業。 AMS review を書くために論文も読まなくてならないのだが、 並行処理が苦手なので、翻訳の第三稿を出してからにしよう。

2010年6月26日土曜日

割れた窓ガラス

寝台を出たのは 9 時近く。 寝ている間にまた、足がつったような。年はとりたくないものじゃのう。 曇り空。クロに週末スペシャル猫缶をやって、 自分にはまず御飯を炊く。 その間に洗濯機を仕掛けたり、家事を少々。 御飯が炊けてから、朝食(兼昼食)の用意。 鯵のひらき、大根人参胡瓜のなます、蕪の酢漬け、らっきょう、 豆腐と浅葱の赤だし、ヱビスビール(超長期熟成)。 ちょっと早いかと思ったが、らっきょうも十分漬かっていた。 こういう贅沢な朝食は晩年の楽しみにとっておこうと思っていたが、 良く良く考えてみると、既に今がもう晩年でないとは限らない。 食後に洗濯物を干し、掃除機がけをする。 掃除機がけが面倒なので、掃除ロボット「ルンバ」を買おうかなあ、と結構真剣に考える。 こういうこともあろうかと、アパートは段差ゼロの部屋を選んでおいたのだ。

お風呂に入って、湯船で 「世界一シンプルな経済学」(H.ハズリット著/村井章子訳/日経BPクラシックス) を読む。 原題は "Economics in One Lessen" という本で、初版は 1946 年。 最初の方で、「割れた窓ガラス」の話が紹介されて、 あとは現実社会へのその応用、という感じ。 悪童がパン屋の窓ガラスを割った。 パン屋はやむなくガラス屋に修理してもらう。 つまりガラス屋の雇用が生まれ、ガラス屋は儲かった。 ガラス屋はこのお金を使い、また雇用と収益が生まれ、これが続いていく。 悪童はこの街に多くの雇用と収益をもたらした英雄なのだろうか。 実際は違う。窓が壊れなければ、 パン屋は修理のお金を他のことに使うはずだった。 それで生まれるはずだった雇用と収益は消えてしまい、 その消えた量はガラス屋から始まる雇用と収益の増加量と同じである。 つまり、合算すると壊れた窓の分の損失しか残らない。 この話のポイントは、新しい窓ガラスは人々の目に見えるが、 その影で広く薄く失われたものは目に見えないことだ。 この間違いは、現在でも政策の議論の場や巷で広くまかり通っており、 それが経済をねじ曲げている。例えば……、というような本。 私の政治的立場は(ソフトな)リバタリアンなので、 読むに心地良い本だが、 とは言え、その意味であまり勉強にならない。 あえて自分とは全く意見の違うものを読むべきかも知れない。

お風呂のあとは一時間ほど昼寝。 二度目の寝起きも最悪。 気圧が低いせいか、更年期障害のせいか、体調が思わしくない。 夜まで、翻訳の推敲作業や読書。 夕食は酢漬けキャベツのソーセージ煮の残りを使ったカレー風味のスパゲティ、 「揚げないコロッケ」。 スパイス類で代謝が上がったのか、 かなり体調が改善した。インドの文化は偉大だ。

午前十時、朝食とビール

鯵のひらき、蕪の酢漬け、大根人参胡瓜のなます、らっきょう、御飯、豆腐と浅葱の赤だし。 ヱビスビール(超長期熟成)。
やればできるね。

2010年6月25日金曜日

「揚げないコロッケ」

8 時過ぎ起床。良く寝たなあ。 朝から強い日差し。今日は暑くなりそうだ。 珈琲、カンパーニュ、林檎のコンポートの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 酢漬けキャベツのソーセージ煮、 オクラの煮浸し、きのこのマリネ、大根人参胡瓜のなます、蕪の酢漬け。 今日する予定だったことは、16 時くらいに終わったのでさっさと帰る。 外はかなりの蒸し暑さ。

帰宅してまず、じゃが芋を蒸しておいて、そのあとお風呂。 湯船で、 「世界一シンプルな経済学」(H.ハズリット著/村井章子訳/日経BPクラシックス) を読む。 夕食のメインは「揚げないコロッケ」。 池田満寿夫が昔パリ時代に、奥さんに良く作ってもらったという簡単な料理。 じゃがいもをふかしてつぶし、 玉葱の微塵切りと挽肉を炒めたものを混ぜて塩胡椒し、 バターを塗ったグラタン皿に入れ、 お好みでチーズをかけて、オーブンで焼く。 「味はまさにコロッケ」と書かれていたが、 それどころか劇的に美味いぜ、佐藤陽子……。 マスオさん、あなたは幸せな人だった。 この変則コロッケのほか、酢漬けキャベツのソーセージ煮などで、 ヱビスビール(超長期熟成)。食後にライチを少し。 週末の夜のビールほど美味しいものが世の中にあるだろうか、 いや、ある。それは明日の朝のお楽しみ。

夜は、ごろごろしながら「世界一シンプルな経済学」を読む。

2010年6月24日木曜日

GPGPU

7 時半起床。今日は良い天気だ。暑くなりそう。 珈琲、カンパーニュ、林檎のコンポートの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 酢漬けキャベツのソーセージ煮、だし巻き卵、 きのこのマリネ、オクラ、蕪の酢漬け。 17 時半くらいに退社して、近所でカレーライスの夕食をとってから、 東京駅のサピアタワーへ。

夜はサピアタワーにて、数理ファイナンスセミナに参加。 今日はちょっと珍しく、GPU コンピューティングがテーマ。 フィックスターズ社の方が概説と、数理ファイナンス分野への応用例などを説明されていた。 個人的には金融の分野に、 本当に本当のところそんなに精緻で超高速な数値計算が必要なのか、 疑わしく思っているのだが、 みんなが同じ夢を見ている以上は速度が重要なのだろう。 それはさておき、仕事にも全く関係がないものの、 GPU コンピューティングには大変興味を持っているので、 面白く聴かせていただいた。 しかも、「ASCII.technologies」の最新刊ももらえてラッキー。 丁度、買おうかと思っていたところだ。 セミナのあとの懇親会にも参加して、23 時半くらいに帰宅。 これからお風呂。

2010年6月23日水曜日

第三稿

7 時半起床。外は雨。 珈琲、パン、林檎のコンポートの朝食のあと、出勤。 午前、午後とお仕事。 昼休憩あたりにミーティングが入っていたので、 14 時過ぎに遅い昼食を近所の中華料理屋さんにて。 17 時半くらいに退社。 帰宅して、まずお風呂に入ってから、夕食の支度。 素麺(胡瓜、卵)、肉じゃがの残り、オクラの煮浸し、 きのこのマリネ。 夜は酢漬けキャベツのソーセージ煮を作りおきしたり、 翻訳の推敲作業をしたり。 第二稿を推敲しているので、第三稿作りである。 かなり日本語らしくはなってきた。

明日の夜は、数理ファイナンスのセミナに参加する予定なので、 更新は遅くなる可能性が高いです。 あまりに遅くなりそうだとスキップするかも。

2010年6月22日火曜日

黒死館殺人事件

7 時半起床。今日はけっこう寝たはずだが、寝起きは悪し。 「気圧が低いせいで血圧も低くなる」説に気持の上では賛成したい。 珈琲、林檎のコンポート、チーズの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 肉じゃが、だし巻き卵、きのこのマリネ、蕪の酢漬け。 17 時過ぎに退社。 蒸し暑い。これくらい蒸し暑いと、いっそ雨になってほしい。 帰宅して早速お風呂に入って汗を流す。 そのあと夕食の支度。 メインは冷やし蕎麦。具は胡瓜、茹で卵、きのこのマリネ。 副菜に肉じゃがの残りものの冷たいの。 食後しばらくしてから、 パンとチーズと林檎のコンポートを少しずつと、赤ワインを一杯だけ。

翻訳の推敲を再開しなければならないのだが、 つい逃避で「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎著/河出文庫) を読んだり。相変わらず、さっぱり分からない。 以前、知り合いにこの小説の大ファンという人がいて、 自分は数回読み返した末についにこの事件のトリックを理解して鳥肌が立った、 とどこか遠くの方に視線をまよわせながら力説していた。 私には依然として荒唐無稽としか思われないのだが、 読み込みが足りないのだろうか、 それとも彼岸の世界に旅立った人にしか理解できないのだろうか……。 「時に貴方は、レヴェンスチイムの『ウーベルグラウベ・ウント・ベルブレヒエリツシュ・ローダー (迷信と刑事法典)』をお読みなったことが御座いまして?」。 ないよ(失笑)、と思いつつ読み進める。

2010年6月21日月曜日

らっきょう

9 時近くに起床。珍しく昨夜、なかなか寝つけず寝不足。 寝起きも悪し。 今朝も蒸し暑い曇り空。 珈琲、モッツァレラ、林檎のコンポートの朝食。 慌ててお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。肉じゃが、きのこのマリネ、大根胡瓜人参のなます。 昼休憩に近所の本屋で、 「男の手料理」(池田満寿夫著/中公文庫)を買った。 寝不足のせいか調子が悪く、早めに帰ることにした。 スーパーでらっきょうを 1 kg 買って帰宅。 とりあえず洗って、塩をしておく。寝る前に酢漬け作業をする予定。 今日の夕食のメインは牛肉少なめ玉葱多めのの牛丼に卵。 いや、牛肉が高いからではなくて(実際、それもあるが)、 実家から送られてきた玉葱が美味しいのでね。 他にキャベツの千切り炒め、なます、キャベツのお味噌汁。 キャベツの残りは細切りして酢漬けにした。 お風呂に入って、湯船で 「年代記」(タキトゥス著/国原吉之助訳/岩波文庫) を読む。 湯上がりにチーズと林檎のコンポートと赤ワインを少し。

2010年6月20日日曜日

トーストのない日

8 時半に起床。今日も蒸し暑い曇り空。 クロに日曜日の贅沢として猫缶を与え、 自分には珈琲、モッツァレラ、林檎のコンポートの朝食。 パンを買い忘れていて、トースト抜き。 買いに出るのが面倒だから、明日の朝もそうだろう。 問題は近所では良いパンが求められないことだ。 いっそ、和食にする手もあるがどうかな。 いや、そのような立原正秋的贅沢は、初老の身には過ぎるだろう、 さらなる老後の楽しみにとっておくべきではないか。 いやいや、五十歳、六十歳まで生きられる保証があるでなし、 生きることを止める土壇場になって、 生きることを始めるのでは時すでに遅し。 嗚呼、「諸君は永久に生きられるかのように生きている」 と二千年も前にセネカが苦言したのは、まさにこの点ではないか。 また、ナルコレプシーに生涯苦しんで一日六食も食べざるを得なかった 阿佐田哲也こと色川武大が、 「まずいものを喰って生きていたくない」 と啖呵を切った心底はここだったかも知れぬ……。

と、パンを買い忘れただけのことで小一時間思索に耽ったあと、 天気は悪いが、やむをえず洗濯。あれこれ雑用のあと朝風呂。 昼食はきのこのマリネの冷やし蕎麦。人参と胡瓜と大根のなます。 最近、酢の消費量が多い。 掃除をしてから、三十分ほどのつもりが二時間近く、昼寝。 目覚しに冷たい珈琲をいれ、ライチの残りを食べながら、 「第一阿房列車」(内田百間著/福武文庫) より「特別阿房列車」を読む。 夕方になって、洗濯物を取り込んでから、夕食の支度。 今日のメインは、肉じゃが。 他には、きのこのマリネ、胡瓜大根人参のなます、キャベツの味噌汁。 お風呂に入ってから、 チーズ(カレ・ド・ロレーヌ)を少しと赤ワインを一杯だけ。 夜は、「人生の短さについて」(セネカ著/茂手木元蔵訳/岩波文庫) を読む。

窓辺のクロ、ぽと吉と紫陽花

2010年6月19日土曜日

未来世紀イギリス

8 時起床。曇り空。 珈琲、トースト、モッツァレラ、ライチの朝食。 朝風呂に入ってから、掃除機がけ、掃除など。 数日分のだしをとるついでに素麺つゆを仕込んでから、 近所のスーパーまで食材の買い出し。 外はまた日が差してきて、蒸し暑い。 昼食は、しめじと菠薐草と油揚げの冷たい煮浸し、 ポテトサラダなど残りものと、素麺。 素麺つゆは、一番だしを醤油と味醂でわったものに追い鰹して作った。 実家では昔、さらに小海老と椎茸などを入れて、 冷蔵庫に一晩くらい置いてあったが、 さすがに今の人はそんな面倒なことはしないよなあ。

午後は昼寝。そのあとは夕方まで、 「数学は最善世界の夢を見るか?」(I.エクランド著/南條郁子訳/みすず書房) を読んだり。また、きのこのマリネを作ったり、 胡瓜と人参と大根のなますを作ったり。 夕食は豚肉生姜焼き、さらし玉葱に鰹節と自家製ドレッシング、 蕪の酢漬け、若布と油揚げの味噌汁。 食後に林檎のコンポートとチーズ(ブリヤ・サヴァラン)、 赤ワインを一杯だけ。 夜は、G.K.チェスタトンの 「新ナポレオン奇譚」(高橋康也・成田久美子訳/春秋社) を読む。

「新ナポレオン奇譚」はチェスタトンが書いた有名なSF(?)小説だが、 名前を知ってはいても読んだことのある人はあまりいないはずだ。 実際、今は古書でしか手に入らない(私が持っているのは昭和 53 年刊)。 舞台はおよそ百年後の未来のイギリス、丁度、現実の今くらいである。 未来の(つまり、今の)イギリスは 20 世紀初頭のイギリスと何の違いもない。 唯一の違いは、 あまり起こらなかったことが一度も起こらなくなったことくらいだ。 例えば、軍隊や警察の意味は徐々になくなったが、 廃止するのも面倒なので残っている。 政治的には、 「最も純粋な民主主義」または「幻想抜きの愚民専制政治」に到達した。 つまり、官僚の一人がランダムに「国王」 (君主、首相、大統領)に任命され、任期中その職務を勤める。 実際誰も、誰が新たな支配者になろうが気にはしないし、 気にする必要もなければ、理由もない。 民主主義は万民が同等に聡明である、 または同等に愚かである、という事実に基いているのだから、 その中から他の者と大差ない一人を選んでいけない理由があるだろうか。 つまり、陪審員制度が拡大されただけなのだ。 そもそも、普通の民主主義はリーダーを選ぶことについて、 これまでランダムチョイス以上のスコアを上げてきただろうか。 素直に言ってランダム以下、もしやずっと下、だったのでは? 一方、歴史上の国家の多くは世襲制だったが、 それだって、支配者の子供を次の支配者に選ぶという「運まかせ」ではないか。 専制政治はこれまでランダムチョイス以上のスコアを上げてきただろうか。 素直に言ってランダム以下、もしやずっと下、だったのでは? それがここに至って、民主主義と専制政治の理想が最高の形で実現したのである。 それにこの新システムでは、 すぐ新しい「国王」がまたランダムに選ばれる、という利点もある……。

2010年6月18日金曜日

アルザスの風景

朝はまだ日も差していて、蒸し暑い。 午後からは雨だそうだ。 珈琲、トースト、林檎のコンポートの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 カレー風味の卵炒飯、豚肉生姜焼き、ポテトサラダ、 しめじと菠薐草と油揚げの煮浸し、蕪の酢漬け。 神保町まで日課の散歩をして、午後もばりばりと、 のつもりだが、だらだらと、にしか見えないかも知れないが、 気持の上ではばりばりと働く。 17 時半くらいに退社。 蒸し暑い雨の中を、週末の一服の清涼剤を求めて、 渋谷の Bunkamura ミュージアムへ。 「語りかける風景」(ストラスブール美術館展)

風景画は地味なジャンルだが、 週末ということもあってか、わりと人も入っていた。 美術館としての目玉はブリオンの「女性とバラの木」らしかったが、 私の目にとまったのは、この地方の風景画ではゼーバッハの「雨の通り」、 その他ではモネの「ひなげしの咲く麦畑」、 カンディンスキーの「サン=クルー公園」かな。 私は絵の横の説明書きやタイトルなどは一切見ないで、 まずは絵だけを観て周ることにしている。 それでも、「この絵は何やら、ただものではない雰囲気が」、 と思うと大抵は、有名画家の作品だ。 やはり何かが違うのだろうなあ。

渋谷駅地下の「フード・ショウ」に入っているチーズ屋さんで、 カレ・ド・ロレーヌやあれこれ他の詰め合わせ金曜日セットと、 モッツァレラを買う。パン屋も覗いてみたが、流石に名店は高いぜ……。 地下鉄で帰宅。 夕食は、ギネスビール一杯にポテトサラダ、 バジルソースのスパゲティ。 スパゲティには買ってきたばかりのパルメジャーノ・レッジャーノを沢山。 食後にチーズ(ホワイト・スティルトン・ブルーベリー)と、 ライチを少し。

2010年6月17日木曜日

林檎のコンポート

今朝は晴天。朝から蒸し暑い。 珈琲、トースト、半熟茹で卵、バナナの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 この時期はお弁当があっという間に傷みそうで気になる。 とりあえずは清潔を心がけ、 おかずには酢の物や梅干しなどを入れるようにしているが、 どのくらい効果があるかは不明。 出勤して午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 豚肉生姜焼き、ポテトサラダ、しめじと菠薐草と油揚げの煮浸し、 蕪の酢漬け、梅干し。 昼休憩の散歩でも、いよいよ夏かあ、と思う。 これから 9 月くらいまでは私の苦手な季節だ。 大過なく、できればまあまあ快適に過したい。 17 時くらいに退社。 スーパーで林檎と檸檬を買って帰る。 帰宅して、夕食の支度の前に、林檎のコンポート作り。 「木曜の男」(G.K.チェスタトン著/吉田健一訳/創元推理文庫) を読みながら、 白ワインの残りといただきものの蜂蜜と林檎と檸檬を土鍋で煮る。 ジャムにしろコンポートにしろ果物を煮る料理は、 家中が、と言っても、小さな安アパートではあるが、 良い香りに包まれるのがいい。

夕食は、 さらし玉葱に鰹節と自家製ドレッシング、 ポテトサラダ、 菠薐草とベーコンのカレー風味のスパゲティ、 赤ワインを一杯だけ、食後にライチを少し。 実家から、かなり沢山の玉葱とじゃが芋が送られてきたので、 使うのに一苦労しそう。 とは言え、気のせいか、自家製の野菜は美味しい気がするなあ。

2010年6月16日水曜日

プランB

今朝も寝起きは不調で寝坊。 雨の予定だけあって、すごい湿度。しかも暑い。 珈琲、トースト、チーズ、バナナの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 朝から既に、お湯の中を歩いているようだ。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 回鍋肉、菠薐草のおひたし、蕪の酢漬け、紅生姜。 午後も、ここをこうすれば2バイト節約できるな(単位のバイトは間違いではない)、 というような、ちまちました面倒くさい仕事をする。 会社の中はもちろん空調されているが、 あまりの湿度に天井に結露が生じて、 機材に落ちてくると慌てている人々がいた。 17 時くらいに退社。 外はものすごい蒸し暑さ。目の前の空気が絞れそうなくらいで、 実際、途中で大粒の雨が目の前あたりの空気から溢れてきた。 明日はこの湿度を保ったまま晴天らしい。ものすごいことになりそうだ。 引退後は北海道がいいかなあ。

帰宅してとりあえず、お風呂。湯船で、 「機械探偵クリク・ロボット」(カミ著/高野優訳/ハヤカワミステリ) を読む。湯上がりに、白ワイン少しで一服。 その間にじゃが芋を蒸して、ポテトサラダの仕込み。 一段落ついてから、夕食の支度。 菠薐草としめじと油揚げの煮浸しも作り、 夕食はこの煮浸し、ポテトサラダ、盛り蕎麦。 食後にマンゴーとライチを少しずつ。 夜は明日のお弁当のおかず用に、豚肉のしょうが焼きを作ったり。

「はやぶさ」帰還で一番ぐっとくるのは、 「こういうこともあろうかと」の一言じゃないかなあ。 危機一髪のピンチを思いがけない方法や、 ものすごい努力で切り抜けるのも格好良いが、 やはりここは、 静かに「こういうこともあろうかと」とつぶやいて、 秘蔵の手段を披露したいところだ。 チャーリーズ・エンジェルス的に言えば、 「いつもあるのがプランB」。 あらゆる危機を想定して準備万端、とありたいものだ。

2010年6月15日火曜日

サッカーとラグビーの違い

8 時起床。今朝は打って変わって晴天。 でも夜からまた雨になるそうだ。身体に堪える気候だなあ……。 珈琲、トースト、チーズ、バナナの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 調子はもう一つだがこの時期は、 皆、サッカー観戦でやつれているから目立たなくて良い。 私自身はサッカーとラグビーの違いも怪しくて、 唯一知っているのは、ケルナーのフーリエ解析の教科書で読んだ、 「サッカーは野蛮人がする紳士的なスポーツであり、 ラグビーは紳士がする野蛮なスポーツである」、 という認識くらいなのだが。 いや、サッカーとラグビーが逆だったかも知れないし、 野球とクリケットだったかも知れないが。

昼食は持参のお弁当。 キャベツとベーコンの白ワイン蒸し、 半熟茹で卵、菠薐草のおひたし、蕪の甘酢漬け、ちりめん山椒。 昼休みに近所の本屋で、 「機械探偵クリク・ロボット」(カミ著/高野優訳/ハヤカワミステリ) を買う。 午後も粛々と仕事をして、17 時頃に退社。 外は湿度が急に上がって、いかにも雨が近そうだ。 帰宅してお風呂に入り、湯船で某社の財務諸表を読む。 湯上がりに白ワインと、キャベツとベーコンのワイン蒸しの残りで一服してから、 夕食の支度。 御飯を炊いて、メインは回鍋肉、 副菜は菠薐草のおひたしに胡麻とかつおぶし、蕪の甘酢漬け、 油揚げと菠薐草の味噌汁。 食後にマンゴーを少し。 実家から、畑で育てたというじゃが芋と玉葱、 他に蕎麦と素麺などが届く。ありがたや。

2010年6月14日月曜日

果物の話

8 時過ぎに起床。かなり不調だ……。 外は雨。東京も梅雨入りしたようだ。 珈琲、トースト、チーズ、バナナの朝食のあと、出勤。 午前、午後とお仕事。お弁当を作る余裕がなかったので、 昼食は近所の中華料理屋にて、ユーリンチーなど。 午後もいつもの如く働いて、17 時過ぎに退社。 スーパーで食材を買って、雨の中を帰宅。 ペスト・ジェノヴェーゼを仕込んで、 さらに、買ってきたばかりの蕪を漬ける。 お風呂に入って、湯船で 「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎著/河出文庫) を読む。

夕食はあっさりめに、 キャベツとベーコンの白ワイン蒸し、 バジルソースのリングイネ、白ワインを一杯だけ。 食後にマンゴーを半個ほど。 朝食、夕食に必ず果物を食べよう計画のため、 清水の舞台から飛び降りる気持ちで一個 250 円もするフィリピン産マンゴーを買ったのだが、 隣りにはその十倍以上もの値段がついた宮崎県産マンゴーが売られていた。 果物ってべらぼうに高いんだなあ。 道理で、子供の頃からあまり縁がなかった。 愛読書の「味覚極楽」(子母澤寛著/中公文庫)でも、 銀座千疋屋主人の聞書だけはピンと来なかった。 切った西瓜に砂糖をかけたものを出された利休が、 あなたは共にものを食べるに値しない人ですね、 とか何とか言って席を立ってしまった、とかいう話とか、 西瓜は包丁で切ったのは駄目で割って食べなくてはだめだとか、 京都の山科に葡萄作りの名人がいてうんぬんという話とか、 どれももう一つ心にぐっと来ない。やはり果物に愛がない、というか、 そもそも馴染みがないのだろう。
夜は菠薐草を茹でたり、蕪を酢に漬け直したり。

疲れと、気候の変化のせいか、かなり低調。 明日も朝からミーティングだが、午後は流し打って早めに帰ろう。 老い先の短い身、自分の身体をだましだまし、うまく付き合っていかないと。

2010年6月13日日曜日

梅雨

9 時起床。 ホテルの部屋でルームサーヴィスの朝食。 オレンジジュース、珈琲、ミルク、目玉焼きとソーセージ、 焼きポテトとトマト、クロワサン、果物あれこれ。 翻訳原稿の推敲作業をしたり、 お風呂に入って湯船で 「数学は最善世界の夢を見るか?」(I.エクランド著/南條郁子訳/みすず書房) を読んだり。 昼頃には激しい雨になった。 部屋から雨の中の美術館を眺めつつ、一時間ほど一人反省会をする。 14 時にチェックアウトして、お弁当を買いに駅地下へ。 さすがに 14 時では、 辻留のが売り切れていてショック。 やむなく柿の葉寿司を買って、新幹線の車中で遅い昼食。

帰宅して、しばらく原稿の推敲をしてから、夕食の支度。 と言っても冷蔵庫がほとんど空だったので、 キャベツと卵でサッポロ一番みそラーメン。 サッポロ一番は美味しいけれど、5 個セットを買ったのは失敗だった。 こういうものは、ごくたまーに食べるからいいんだよね。 でも、美味しかったけど。 サッポロ一番みそラーメンと、石垣島ラー油は絶妙にあう。

冷たい床でくつろぐクロ(クロソフスカヤ)。

2010年6月11日金曜日

餃子にギネス

今日は良い天気だ。 珈琲、トースト、チーズ、キウィの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 半熟茹で卵、ベーコンとキャベツの蒸し焼き、 鶏手羽中のカレー粉焼き、オクラの塩茹で。 午後は途中から、他の会社を訪問する仕事などがあり、 再び戻ってきたのは 17 時頃。 思ったより早かった。 そのあともう小一時間ほど仕事をしてから退社。 帰宅して、 王将の餃子を焼き、冷たいギネスビールを一杯。 冷たいギネスはうまい。その証拠に、 あれだけ生温いビールが好きなイギリス人でも、 ギネスだけは冷たいのを飲んでいる。 他に鶏手羽中カレー粉焼きの最後の残りと、 ベーコンとキャベツの蒸し焼きの最後の残り、 キウィを一つ。

明日の夜は会食の予定がありますので、 更新はスキップします。 次回更新予定は明後日、日曜日の夜です。

2010年6月10日木曜日

湯船でも推敲作業

8 持過ぎに起床。ちょっと寝坊。 珈琲、トースト、チーズ、キウィの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鮭の切り身、オクラ、キャベツとベーコンの蒸し焼き、 水菜と油揚げの煮浸し、紅生姜。 18 時少し前くらいに退社。 夕食は御飯を炊いて、 鯵のひらきに、キャベツとベーコンの蒸し焼き、 水菜と油揚げの煮浸し、オクラのおひたし、卵の御澄まし。 一度にまとめて作るので、 お弁当も家の食事も同じものの繰り返しになるのが問題だなあ。 お風呂に入って、 湯船でも赤ペンと原稿を両手に翻訳の推敲作業。 湯上がりに、冷やした桃と白ワインを一杯だけ。 夜は翻訳の推敲の続き。

2010年6月9日水曜日

母とデビルマン

7 時半くらいに起床。 今日も曇り空。雨も降りそうだ。 珈琲、トースト、チーズ、キウィの朝食。 少し翻訳の推敲作業をして、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鮭の切り身、だし巻き卵、もやしと大蒜の芽、 しめじと水菜と油揚げの煮浸し、鶏手羽中のカレー粉焼きをほぐしたもの、 紅生姜。 16 時半くらいに今日する予定だったことが終わったので、 さっさと帰る。 世間では水曜日がノー残業デーらしいし。 餃子の王将で生餃子を買い、 近所のスーパーで半額のキャベツと二割引きの桃を買って帰宅。 しばらく翻訳の推敲作業をしてから、夕食の支度。 王将の餃子を少しと、水菜とベーコンと油揚げの煮浸しで、 赤ワイン(シノン)を一杯だけ。そのあと、 キャベツともやしと大蒜の芽のサッポロ一番みそラーメン。 夕食の支度の一方で、 明日以降のおかずとして、 オクラを茹でたり、 キャベツの残りをベーコンと白ワインで蒸し焼きにしたり。 さて、お風呂に入って、湯上がりにデザートの桃を食べよう。 夜はまた翻訳の推敲作業の予定。

ふと思い出した、母の思い出。 子供の頃、TV で「デビルマン」を観ていて、 エンディングテーマ(今日もどこかでデビルマン)が流れ始めたところに、 たまたま母が廊下を通りかかった。 母はふとそこで立ち止まると、 「このドラムはかっこええなぁ……」としみじみと言ったのである。 あまりに唐突で意外な発言に、しばらく笑いが止まらなかったのだが、 母は「何がおかしいのか分からない」と立腹していた。

不用だとは思うが、思い出せない方のために、 YouTube より 「デビルマンのエンディングテーマ」。 ドラムがかっこいいんでしょうか?

2010年6月8日火曜日

門外不出の絃楽四重奏団

7 時半くらいに起床。 今日は曇り空。気圧が低いと体調も低調、歳はとりたくないものだ。 朝食は珈琲、トースト、チーズ、黄色いキウィ。 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鶏手羽中のカレー粉焼き、だし巻き卵、 水菜としめじと油揚げの煮浸し、もやしとにんにくの芽のあえもの、紅生姜。 昼休みに近所の新刊書店で、 また「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎著/河出文庫)を買って帰る。 「また」、と言うのは、 この本を既に(色々な版で)数冊持っているからで、 文庫本に限っても三冊目のはず。 いつ読んでもよく分からなくて、 新しく出ると「今度こそは」と思って買い直しては読み直すのだが、 やはりよく分からない。 17 時半くらいに退社。 帰宅して、しばらく翻訳の推敲作業などをしてから、夕食の支度。

夕食は御飯を炊いて、 鯵のひらきを焼き、水菜とベーコンと油揚げの煮浸し、 鶏手羽中のカレー粉焼き、しめじと油揚げの味噌汁。 夜は翻訳の初稿を推敲して、第二稿作り。

2010年6月7日月曜日

流し打ちの月曜日

寝坊して、8 時半頃起床。 やはり月曜日はどうも良くない。 今日も良い天気。爽やかな晴天だ。 珈琲豆が切れていたので、煎茶とトースト。 バターとお茶は、あわないものでもないな。 適当にお弁当を詰めて出勤。 やはり調子が出ず、 午前、午後と右へ左へ流し打ち。 ユニットテストに手を入れてみたり、 お絵描きソフトを使う練習をしてみたり。 昼食は持参のお弁当。 塩鮭の切り身、だし巻き卵、しめじと水菜と油揚げの煮浸し、 もやしと大蒜の芽のあえもの、梅干し。 昼休みに近所の新刊書店で、 「哲学ノート」(三木清著/中公文庫)を買って社に戻る。 17 時過ぎに退社。 スーパーで食材を買う。 私の食材の予算は(酒、珈琲、茶の類抜きで)一ヶ月あたり一万五千円だが、 最近、「素敵な奥さん」なみに料理の腕が上がったせいか、 毎月かなりお金が余る。そこで朝食に果物を追加することにした。 まずは黄色のキウィを一山。 しかし、果物って高いなあ……。

帰宅して、少し翻訳の仕事をしてから夕食の支度。 トマトとバジルとモッツァレラのサラダ、 しめじとベーコンのアーリオオーリオのあと、 カレー粉と塩胡椒をもみこんだ手羽中を土鍋で焼く。 鍋の中程にたまった鶏脂で一本ずつ焼きつけていくので、 コンフィみたいな感じにできあがる。 スパークリングのロゼを少々……にしたが、 ビールだったらもっと飲み食べしてしまっていたろう。 食後に珈琲。

2010年6月6日日曜日

立原正秋の朝食

8 時起床。今日は洗濯日和の良い天気だ。 いつもの朝食のあと、 午前中は洗濯、掃除に、片付け作業など家事三昧。 居間から絨毯も撤去して、ずいぶんとすっきりした。 これでもう夏だ。 昼食のメインはトマト卵炒め。 他にもやしの花椒炒めと、長葱の味噌汁。 食後に昼風呂に入り、湯船で読書。 湯上がりにスパークリングのロゼを一杯だけ飲んで、 一時間ほど昼寝。 しばらく本など読んでから、食材の買い出しに行く。 帰宅して夕食の支度。 夕食は、鯵のひらき、しめじと水菜と油揚げの煮浸し、 冷奴に梅肉と鰹節、御飯と、長葱としめじの味噌汁。 日本酒を半合ほど。 御飯を炊いている間に、 鯵のひらきの焼き立てなどで日本酒を飲んで、 そのあと丁度、炊き立ての御飯が出来るように段取りをする。 炊き立てと言っても、 もちろん御櫃に入れてしばらく待つ時間も入れてのことだが。 NHK 教育 TV の日曜美術館で「長谷川潾二郎」を観る。 展覧会はあと一週間だが、平塚はちょっと遠いんだよなあ。 (「平明・静謐・孤高 -- 長谷川潾二郎展」

人生最後の晩餐の有力候補の一つは、 焼き立ての鯵のひらきに冷たい日本酒がいいかなあ。 いや、ビールでもいいかも知れない。 そのあとに、香の物と炊き立ての御飯に何かの味噌汁でも出れば言うことない。 高価でそれなりに美味しいものは色々あるけれど、 これくらいがつんと心の奥底から美味しいと思えるものが、 誰でも安価に手に入って毎日でも食べられる、 ってのは幸せなことだと思う。 ところで、立原正秋のご子息が正秋の朝食を語って、 「父の朝食は十時から十一時にかけて、昼食といっしょにとる。 まず小瓶のビールか、酒を一合飲む。 それから鯵かかますの干物に糠味噌漬、汁にごはん少々である」、 と書いていた。 日本に暮らしていれば誰にでもできるはずだが、 実際はほとんど誰にもできない。 あと、5 年くらいで(また)引退の予定なのだが、 今度は毎日そういう朝昼食から始まる生活がしたいものだ。

2010年6月5日土曜日

牛鍋とシノン

今日も早起き。 今朝は曇り空、気温も低く爽やか。 いつもの朝食。 午前中は翻訳の改稿作業と、お風呂。 昨夜食べ過ぎたので、 昼食はトマトとアスパラガスのスパゲティであっさり。 ロワールのスパークリング・ロゼを一杯だけ。 食後に一時間ほど昼寝をしてから、 午後もまた改稿作業。 今まで自宅の ATOM Linux マシンに何の不満も感じていなかったのだが、 大きな pdf ファイルを開くとページめくりやスクロールがやたらにストレスフル。 うーむ、そこが所詮 ATOM (1.66 GHz) か、4 万円台だったものな……。 とは言え、今日中に片付ける予定だったところまで、 夕方には済んだ。 大抵の場合、律速段階は人間の頭の方であって、コンピュータではない。

夕食のメインは、牛丼の具の残りを使って、 白滝、長葱などを投入して牛鍋。紅生姜をたっぷり入れて完成。 副菜は、切干し大根、冷やしトマト、豆腐ともやしの味噌汁。 食後に残った牛鍋で赤ワイン(シノン)を一杯だけ。 いやー、牛鍋うまいね。 何だか最近、料理の腕前が一段上がった気がする(自画自賛)。 副菜を作るように心がけているし、太り過ぎないか心配。

2010年6月4日金曜日

ビール日和

早起きして、週末スペシャルお弁当を作る予定だったが寝坊。 やむなくスケールダウンして、 いつもよりちょっと贅沢、程度のお弁当を作る。 だし巻き卵、牛肉セロリ炒め、切干し大根、アスパラガスのサラダ、 梅干しなどを、いつもより大きめの丸型のお弁当箱に詰める。 本当なら二段の重箱にして、一段は散らし鮨にする予定だったのだが。 出社して、午前午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 17 時半くらいに退社。 今日は爽やかな陽気でビール日和だ。 ためらうことなく、近所のベルギービール屋へ行く。

グリゼット・ブロンシュ、カンティーヌ・ブロンド一杯ずつで、 豚肉と白インゲン豆のブランダード、ムール貝の小さなグラタン。 しばらく「アジャイル・プラクティス」(V.Subramaniam, A.Hunt 著/ 角谷信太郎・木下史彦訳/オーム社) を読みながらビールを飲んでから帰る。 夜は自宅で、〆めのサッポロ一番みそラーメン。

2010年6月3日木曜日

猫と紫陽花

NHK FM のクラシック音楽番組を聴きながら、 寝床で 「都市と星」(A.C.クラーク著/酒井昭伸訳/ハヤカワ文庫) をしばらく読んでから起床。 いつもの朝食。今日も良い天気だ。 梅雨はどこに行ったのだろうか。 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 春雨の挽肉炒め、牛肉セロリ炒め、切干し大根、自家製ピクルス、 紅生姜、梅干し。 丁度切りが良かったので、17 時前に退社。 近所のスーパーで食材を買い求め、 帰りに花屋さんで目にとまった紫陽花を一輪買って帰る。 友がみなわれよりえらく見ゆる日よ、花を買ひ来て猫としたしむ。 啄木は「妻としたしむ」と詠んだが、 ここは「猫」でないとしみじみとした情感が出ないと思うのだが、 どうだろう。

帰宅して、しばらく翻訳の推敲作業。 編集から初稿の添削が返り始めたので、その反映の改稿作業。 夕食は、アスパラガスとトマトと茹で卵のサラダ、 スパゲティ・ボロネーゼ、自家製ピクルス。

2010年6月2日水曜日

水曜日の牛丼

今日も爽やかな晴天。 いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 春雨の挽肉炒め、半熟茹で卵、切干し大根、自家製ピクルス、 ちりめん山椒。 17 時半くらいに退社。 週の中日でお疲れ気味の身体を元気づけるために、 夕食は牛丼にする。 牛肉の他は玉葱少しだけで、生卵と紅生姜をトッピング。 他に切干し大根、自家製ピクルス、豆腐と長葱の味噌汁。 牛丼、美味しいなあ。 食後に日本酒を半合だけ。

これからお風呂に入って、湯船で 「システムづくりの人間学」(G.M.ワインバーグ著/木村泉訳/共立出版) のエピローグの章を読む予定。

2010年6月1日火曜日

アカウント無効化

今日も爽やかな朝。晴天で湿度が低い。 いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 春雨の挽肉炒め、セロリと人参と大蒜の芽と牛肉の炒めもの、 切干し大根、自家製ピクルス、ちりめん山椒。 色々することがあったのだが、 仕事の途中で google アカウントが無効化されていることに気付き、 ショックのあまり 17 時過ぎに退社(いつもと大差ないけど)。

帰宅してみると、携帯電話に確認コードを送る自動サーヴィスが復活していて、 アカウントの有効化に成功。 google アカウントの謎の無効化はけっこうあることらしい。 何かを自動判定して無効化しているのだろうが、 思いあたることは特にない。強いて言えば、 Gmail を定期的に pop で自動バックアップしているのだが、 その ssl 接続の証明書の「指紋」確認が先月半ばからずっとフェイルしていたのを、 昨夜気付いて訂正したことくらいだろうか。

夕食は、 グラタン・ドーフィノワの最後の残りにボロネーゼソースを追加して温め、 さらに茄子のボロネーゼ・スパゲティ、自家製ピクルス。 やはりミートソースには茄子がよくあう。 夜は湯船で 「システムづくりの人間学」(G.M.ワインバーグ著/木村泉訳/共立出版) を読んだり。