2010年1月31日日曜日

わがまま

9 時起床。紅茶のみの朝食。今朝もまあまあの天気。 まず洗濯をしてから、翻訳の仕事など。そのあと掃除機がけ。 確定申告をざっくり計算。 今年は一社からの源泉徴収票に、雀の涙ほどの印税を加算して、 寄付金控除を引くだけなので、簡単だ。 冷蔵庫がほぼ空なので、近所のカレー屋さんで昼食を済ませて、 スーパーで食材を買って帰る。 お風呂に入ってから、しばらく昼寝。 夕食の支度までは、お弁当のおかず作りと、読書。 「祖国なき男」(G.ハウスホールド著/村上博基訳/創元推理文庫)など。 おかずは相変わらずだが、高野豆腐、切干し大根、 鮭の甘塩焼き、九条葱入りの卵焼き、を半並行の流れ作業で作った。 夕食は鶏と白菜の鍋。あとは卵と九条葱で雑炊にした。白ワインを一杯だけ。 夜は二月の研究会の講演スライドを書き始める。 当日までに書けばいいや、とのんびりしていたら、 印刷したものも当日に配るから、次の週末までに提出するように、 とのこと。まだ手をつけだだけなので、明日からの夜の作業になる。 Mac の TeX Shop にいつの間にか beamer が入っていて、 すごい数のウォーニングが出るものの一応は動いているようなので、 これで書き始めた。 本当は手書きにしたいんだけどなあ。

ふと、「我儘」というのは、私のまま、という意味だとしたら、 なかなか良い言葉なんじゃないかな、と思った。 この「まま」の部分は、ありのままに、という意味も、 思うままに、という意味もあるのだろうが、 どちらにせよ、悪い意味とは思えない。 結局、人間はわがままが、生きることの目的であり、 目標なんじゃないだろうか。

2010年1月30日土曜日

Rogue male

9 時頃起床。 お風呂に入って、湯船で 「追われる男」(G.ハウスホールド著/村上博基訳/創元推理文庫) を読む。 朝食は、ベーコンエッグ、フライドポテト、焼きプチトマト、 果物いろいろ、パン類いろいろ、珈琲、ミルク、オレンジジュース。 食後にまたお風呂に入って、ゆっくり読書。 午後も読書など。「追われる男」読了。 うーむ、傑作。まさに英国的としか言いようのない冒険小説。 続編の「祖国なき男」も読もう。 夕食は、ほぼ空の冷蔵庫を前にしばらく考えたあと、 キムチ海苔スパゲティ。白ワインを一杯だけ。 食後にチョコ&ラズベリーのチーズケーキと紅茶。

2010年1月28日木曜日

70 倍

8 時起床。少し早起き。 今日は曇り空。そのせいか、少し暖かい。 いつもの朝食のあと、家を出る。 神保町駅で降りて、明治大学での時系列解析の研究会に出席。 昼食は近所のカレー屋さんで、チキンカレー(10倍)。 どうやら一見さんと思われるお客が来て、 席につくなり「一番辛いの。」と渋くキメたのは良かったが、 店員に「70 倍ですが、よろしいですか?」 と返されて、慌てていた。 結局、4 倍を注文したようだ。 午後も研究会に参加して、夕方帰宅。 まずお風呂に入って、夕食の支度の時間まで、翻訳仕事。 夕食は御飯を炊いて、だしをひき、 葱と卵の味噌汁、生姜焼き、春雨サラダ、白菜の漬物。 つまり、お弁当のおかずの在庫一掃。夜は読書など。

明日も同じ研究会に参加。 夜は会食の予定がありますので、明日の更新はお休みします。 次回の更新は土曜日の夜です。

2010年1月27日水曜日

言語新旧

9 時起床。寝坊。相変わらず、いくらでも眠れそう。 いつもの朝食のあと、お弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。またしても、昨日と同じ内容。 今週は、明日、明後日と研究会に出席するのでお弁当作りが三日分だけだったのが、 ヴァリエーションがなかった理由……、と言いたいところだが、まあ怠慢だろう。 昼休憩に新刊書店で、 「追われる男」(G.ハウスホールド著/村上博基訳/創元推理文庫) と、Python のマニュアルを買って社に戻る。 「初めての」シリーズのわりに、ぶ厚過ぎるんじゃないだろうか。 それはさておき、 特に深い理由はないのだが、新しい個人的プロジェクトは Python で書いてみようかな、と思って。 時々、自分の知らないプログラミング言語を使ってみよう企画。 17 時過ぎに退社。 昨日ほどではないが、今日も寒い。

帰宅して、しばらく翻訳仕事。 やはり、同じ言語とは言え、現代人の英語の翻訳は昔の英語に比べて、ずっと楽だ。 そのあと夕食の支度。 卵と長葱の炒飯と、豚肉生姜焼き、白菜の漬物など。 食後に珈琲と、チョコレート&ラズベリーのチーズケーキ。 夜は翻訳文の言葉使いを統一する sed スクリプトを書いたり。 Mac OS X の sed は動作が怪しい、という噂があったので、 一応、gsed をインストールしておいた。 これは些細なことだが、やはり自宅での仕事用に Linux マシンが欲しいなあ。

2010年1月26日火曜日

ヴァリエーション

8 時半に起床。何とか起きたが、あと何時間でも眠れそうだ。 今日も晴天。かなり冷たい朝。 いつもの朝食のあと、お弁当を適当に詰めて、出勤。 出社の前に銀行に立ち寄って、住民税の第四期分を払う。 ちょっと泣きべそをかきながら銀行を出て、会社へ。 唯一の慰めは、今年の確定申告は書き甲斐がありそうなことかな…。

少し遅い出社をして、午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。昨日と全く同じ内容のお弁当。 男性は、毎日お弁当にヴァリエーションをつけていく能力に欠けているのではないか、 という指摘を受けたことがあるが、 むしろ、毎日ヴァリエーションをつけることにそれほど価値を感じない、 ということかも知れない。 奥さんが毎日あれこれと工夫をして毎日違う食卓を用意しても、 旦那さんの方は大して感心していない、ということはありえそうだ。 18 時くらいに退社。 今日は久しぶりに、冬らしい厳しい寒さ。 冷たい風が吹きつける中を帰宅。 しばらく翻訳仕事をしてから、夕食の支度。 夕食は、キムチ餃子鍋。そのあとは雑炊。赤ワインを一杯だけ。 食後に、チョコ&ラズベリーのチーズケーキと珈琲。

2010年1月25日月曜日

スーパー猫

9 時半起床。寝坊。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 お弁当を詰めて、慌てて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 豚キムチ、卵焼き、春雨サラダ、白菜の一夜漬け、沢庵。 昼休みに新刊書店で、 「跳躍者の時空」(F.ライバー著/中村融編/中村融、浅倉久志、深町眞理子訳/河出書房新社)を買う。 IQ160のスーパー・キャット(と言っても、「パタリロ!」ではない)、 ガミッチが活躍する短編 5 篇と他を含む短編集。 最近、出版社の twitter を席巻した猫ブームで、この本が出ていることを知った。 18 時過ぎに退社。 昼間は暖かかったが、やはり夜になると寒い。 帰宅して、夕食の支度。 水餃子(たれは黒酢と石垣島ラー油)、肉豆腐、卵雑炊で、白ワインを一杯。 食後に、チョコラズベリー・チーズケーキと珈琲。 夜は翻訳仕事など。

2010年1月24日日曜日

懐中時計

9 時頃、目が覚めた。 マグカップに珈琲をいれて、寝床でしばらく読書。 10 時頃に起き出して、午前中は翻訳仕事など。 お風呂に入ってから、昼食の支度。 しめじと舞茸のアーリオ・オーリオ、白ワインを一杯。 食後に珈琲と、塩キャラメル・チーズケーキ(これで最後)。 二時間ほど昼寝。 近所に散髪に行く。 髪を切ってもらっている間、 「検屍官」(P.コーンウェル著/相原真理子訳/講談社文庫) を読む。このシリーズの文庫版最新刊が出ているのを見て、 一作目から読んでみようかな、と思って。

外に出たついでに、時計屋に行く。 大学に入学したときに父に買ってもらって以来、 ずっと使っていた懐中時計が止まったので、 いつものように電池交換に出していた。 ところが、今回は完全な故障だったようで、高額な修理になると言う。 しばらく悩んだが、流石に二十年以上も使っているので、 そろそろ引退させる時期だろうと思い、修理せずに引き取ることにした。 ところで、この二週間ほど時計を持たない生活をしていたのだが、 特に何の問題もなかった。 腕時計や懐中時計は、 男性が身につけていても許されるアクセサリの一つに過ぎないのだなあ、 と思ったり。

帰宅して、もう少し仕事をしてから、夕食の支度。 ピェンローとそのあとの雑炊。白ワインを一杯だけ。 夜は弁当のおかず作り。

2010年1月23日土曜日

Blaise and Pierre

9 時起床。洗濯機をしかけて、 珈琲をいれて寝床に戻り、 珈琲だけの朝食をとりながら読書など。 しばらくして起き出してメイル仕事など。 朝風呂に入ってから、 昼食は昨日の週末スペシャル弁当の余りのおかずとオムライス。 食後、ほんの少し、二時間ほど昼寝。 夕方まで、翻訳のお仕事。 私が訳者に正式決定したそうなので、ここからは本気モード(?)。 六月末までに初稿をあげる予定。 夕食は、鶏の水炊き。鍋のあとは、雑炊。 食後に紅茶と、塩キャラメルチーズケーキ。 夜も翻訳作業の続きなど。

2010年1月22日金曜日

週末スペシャル

9 時起床。 また晴天と寒い朝が戻ってきた。 いつもの朝食のあと、 今日のお弁当「週末スペシャル」を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 稲荷鮨、柚子風味の焼き鳥、鰤の大蒜ステーキ、 茹で卵、切干し大根、白菜の一夜漬け。 18 時くらいに退社して、 お茶の水のカレー屋さんで、豆カレー(10倍)の夕食をとり、 お茶の水駅から東京駅へ向かう。 サピアタワー内での数理ファイナンスセミナに出席。 某大手証券会社の方の、 株価指数の価格そのものではなくて、そのボラティリティをベースに、 エキゾチックな金融派生商品の価格付けをする、というようなお話を聴く。 名古屋の学会から流れてきたようで、 R 大の A 堀先生も来ていて賑やか。 セミナのあとは近所の居酒屋で打ち上げ。 私以外はほぼ全員、金融関係に勤める若い方々だったので、 耳をそばだてて業界の情報を聞いてきた。 23 時くらいにお開き。

2010年1月21日木曜日

寒暖

8 時半起床。 久しぶりの曇り空で、気温は高く、なまあたたかい感じ。 いつもの朝食のあと、適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 鮪の生姜角煮、高野豆腐、茹で卵、切干し大根。 暖かいからだろうか、今日は眠くてしようがなかった。 年をとると、本当に体調が気候次第ですね……。 少し早く切り上げて退社。 朝とがらっと変わって、外はまた寒い。冷たい風が強く吹き付ける。 激しい寒暖差のせいで(?)さらに眠くなってきた。

帰宅して、翻訳作業を今日の予定分だけ進めてから、お風呂に入る。 湯船の読書は、「十皿の料理」(斉須政雄著/朝日出版社)。 良く考えて、やらなくていいことはやらない、 省ける手間は省き、単純さのインパクトで勝負する、 良い食材よりも何でもないものに目を向ける、 などという記述に、勉強になるなあと思いつつ、 湯あたりしない程度の長風呂。 お風呂から上がって、夕食の支度。 寒いので久しぶりに鍋料理。鶏肉、白菜、豆腐、えのき茸のキムチ鍋。 あとで雑炊を作って、卵を落として食べる。赤ワインを一杯だけ。 食べ過ぎたので、食後は珈琲のみ。 夜は明日のお弁当の仕込みなど。

明日の夜は数理ファイナンスのセミナに出席しようと思っているので、 少し更新が遅くなるかも。

2010年1月20日水曜日

猫編集長

9 時起床。また 10 時間フルに寝てしまった。 今日も晴天。そして、昨日よりもさらに暖かい。 四月くらいの陽気になるらしい。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 豚肉と玉葱の生姜焼き、高野豆腐、卵焼き、切干し大根。 今日は陽気のせいか、眠くてしようがなかった。 18 時過ぎに退社。 帰宅して、夕食の支度。 卵炒飯と、豚肉と玉葱の生姜焼き、若芽のスープ、 白ワインを一杯だけ。 食後に、珈琲と、塩キャラメルとウォルナッツのチーズケーキ。 夜は翻訳仕事など。

twitter で出版社のつぶやきをいくつかフォローしているのだが、 昨日あたりから、にわかに猫ブームが席巻し、タイムラインが猫一色。 早川書房ノンフィクション編集部の 猫編集長 blog が、きっかけだったように思う。 猫駅長だけでなく、猫編集長が人気の今、 猫店長、猫社長、猫CEOなどの指名が景気を回復させるきっかけになるかも知れない。 各社の経営陣は御一考されたい。

2010年1月19日火曜日

動機

8 時半起床。今日も晴天。でも、昨日までと違ってかなり温かい。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 出社して午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 鮪の生姜角煮、卵焼き、高野豆腐、切干し大根、 キャベツの白ワインと酢煮込み。 18 時少し前に退社。 帰宅して、夕食の支度。 豚肩ロースとキャベツの白ワインと酢煮込みの残りでスパゲティーニ。 白ワインを一杯だけ。 食後に、塩キャラメルとウォルナッツのチーズケーキで珈琲。 夜は翻訳仕事など。

事件の報道などで、 「遊ぶ金欲しさに」と犯人が自供したとされていることがあるが、 そんな台詞を言う人が本当にいるものなのだろうか。 きっと、取調べる方が「つまり、遊ぶ金欲しさ、ってことなんだな」 と言って、犯人の方も、そんな風にまとめられたくないと思いながらも、 「まあ、そんな感じじゃなくもないです」と答えている結果なのでは。 私自身、つい遊ぶ金欲しさに、今日も出社して働いてしまった上に、 自宅で仕事までしてしまった。 魔が差したというか、言わゆる出来心だったのだが、 確かにこういう高尚な動機をはっきり口にするのは難しいものだ。

2010年1月18日月曜日

十皿の料理

9 時起床。ちょっと寝坊。 今日も晴天で寒い。珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 豚肉と玉葱の生姜焼き、卵焼き、高野豆腐、切干し大根、白菜の漬物。 私のお弁当は色合いに問題があるなあ。今後、改良を考えよう。 17 時から近所の喫茶店で、某出版社の編集の方と打ち合わせ。 そのまま直帰。スーパーで買い物をして帰宅。

まずお風呂に入って身体を温めることにして、 自分がお湯にひたっている間に、 米に水を染み込ませ、昆布を水にひたし、鰤をたれに漬ける。 湯船の読書は、「十皿の料理」(斉須政雄著/朝日出版社)。 お風呂から上がって、 御飯を炊き、鰤の大蒜焼きを作り、切干し大根、 昨日の白ワイン煮込みの残りのキャベツ、白菜の漬物、里芋の味噌汁、 の夕食。食後に煎茶。

伊丹十三の「フランス料理を私と」(文藝春秋)で辻静雄さんが、 料理学校では一年で千五百種類以上の料理を教えるが、 その内の1パーセント覚えれば、 つまり十五品、自分のものに出来れば、一生食って行ける、と語っていた。 斉須政雄さんの「十皿」はそれより五皿少ないが、 こんな十皿があったら天下無敵だろう。 「フランス料理を私と」の同じ箇所で辻静雄さんが、 「大学なんてでもそうでしょ? もう歯もなにも立たないような人間に出会うでしょ? 勉強がよくできて、学問を深いところでやっていてね。 僕は、学校というのは、そういう人が生きているのをまのあたりにするだけで価値があるんだと思う」と言っているが、 「十皿の料理」を読んでも同じことを思う。 問題は、そういう「学校」がそんじょそこらにはなく、 よほどに幸運か、自分も研鑽を積まない限りは、 そういう凄い人をなかなか見つけられもしない、ということだ。

2010年1月17日日曜日

白ワイン煮込み

また 10 時近くまで寝てしまった。 今日も晴天で、かつ寒い。珈琲だけの朝食。 洗濯をしながら、午前中は翻訳仕事など。 昼食は卵とキャベツの炒飯、白菜の漬物。食後に煎茶。 お風呂に入って、湯船で 「絵画鑑定家」(M.ズーター著/シドラ房子訳/ランダムハウス講談社) を読む。 午後はまた翻訳仕事や読書など。 合間にだしをひいて、高野豆腐を煮た。 夕方、あまり寒くならないうちに、スーパーに食材調達に行く。 鮪はやっぱり高いなあ……。 帰宅して、明日からのお弁当用に、 切干し大根の辛煮と、鮪の角煮を作る。 キャベツが余っていたので、 塩もみしてしばらく置き、豚ロースと別々に炒め、 そのあと一緒に酢と白ワインと水で煮込む。 その合間に、お弁当用の卵焼きを作った。 夕食は、御飯を炊いて、白ワイン煮込みとピクルスなど。 やはりキャベツと豚肉のコンビネーションは強力だ。 劇的に美味しい。 今年は週に二日以上は禁酒しようと思っているのだが、 どうせ料理に入っているんだし、という変な理由で、 今日も白ワインを一杯。

2010年1月16日土曜日

反常識

10 時過ぎ頃起床。 昨夜は 10 時前に急に眠くなって寝てしまったので、 途中で一時間ほど目を覚まして寝床で本を読んだものの、 合計で 12 時間近く寝てしまった。 どうしてこんなに眠れるのだろうか。朝食は珈琲のみ。 掃除機がけと、トイレ掃除など。朝風呂に入って、湯船で 「ランズバーグ先生の型破りな知恵 -- 常識を転倒させる実証経済学」(S.ランズバーグ著/清宮真理訳/バジリコ株式会社) を読む。 昼食はキャベツとアンチョビのフェデリーニ、ポテトサラダの残り、 白ワインを一杯だけ。 午後は、相変わらず暇なので、新しく依頼された翻訳仕事の作業を始める。 初打ち合わせは来週だが、 少し訳文があると参考になるだろうと思って、 前書きと第一章を少し訳して行くことにした。 夕食は、豚肉と玉葱の生姜焼き、キャベツの千切り、ポテトサラダの残り、白菜の漬物、 里芋の味噌汁。食後に煎茶。

ランズバーグ先生によれば、 「守銭奴」の代名詞である、「クリスマス・キャロル」のスクルージは、 実際は最も寛大で慈悲深い人間であり、絶対にケチではない。 と言うのも、寒くても暖房も入れず、貧しい食事で我慢しているということは、 それだけ多くのものを自分以外の人全員のために残していることに他ならない。 つまりケチのまったく正反対である。 世界に対してまさしく慈善をしているのだ。 使わないお金を銀行に預けるなら、そのぶん銀行の貸し出し金利を下げ、 丁度そのぶんだけ誰かに与えることになる。 寝台の下に単に蓄えておくにしても、 そのぶん世の中のお金の流通量を下げて、お金の価値を上げるので、 丁度そのぶんだけ誰かに与えることになる。 このように形は色々だが、結局、 一万円稼いだとすると、一万円分の商品ができているはずで、 それを自分では消費しないのだから、一万円分だけ世界が豊かになる。 まさに慈善だ。 逆に、稼いだお金を盛大に使って、目の前の人々に施しをすることは、 他の多くの人々のものであった資源をとりあげて、恵まれた人だけで消費することであり、 さして褒められたことではない。 ランズバーグ先生の「型破りな知恵」にはこんな例が沢山出てくる。 (例えば、性病を蔓延させないためには、 貞節な人々がもっと不特定多数とセックスをしなければならない。) どれも常識とは正反対なのだが、 その説明で単に納得するだけではなくて、 それがあまりに非常識なので、 その反常識も本当に本当なのか、と自分の頭を使って、 (少なくとも、しばらくは)世の中を見られるようになる。

2010年1月15日金曜日

週末のお弁当 / ひれ酒

8 時半に起床。今日も良い天気で、気温が低い。 いつもの朝食のあと、お弁当を詰める。 今日は週末なので、いつもよりちょっと贅沢なお弁当。 鞄に入り切らないので、風呂敷に包んで手に持って行く。 10 時くらいに出社して、午前午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 普段とお弁当箱が違うだけで、実際は大差ないのだが、 やはり気分がちょっと明るくなるような。 来週末はもっと気合入れちゃおうかなあ……、 お重にするとか。 昼休憩に近所の本屋で、 「ランズバーグ先生の型破りな知恵 -- 常識を転倒させる実証経済学」(S.ランズバーグ著/清宮真理訳/バジリコ株式会社) を買う。 17 時半くらいに退社。

近所の蕎麦屋で夕食。 寒いので、虎河豚のひれ酒から。身体が急にあたたまった。 そのあと、春の天麩羅で二色天盛り。 天麩羅は、菜の花、山菜あれこれ、白魚。 白魚の天麩羅はついビールが欲しくなったが、 折角あたたまった身体なので控えておく。 変わり蕎麦は伊予柑だった。 聞いたときにはちょっと驚いたが、実際はなかなか美味しかった。 ひれ酒のおかげでまだ身体があたたかく、 帰りの徒歩も苦にならなかった。 帰宅してお風呂。

2010年1月14日木曜日

夕餉の支度

8 時半起床。今日も良い天気だが、かなり寒い。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。午前、午後とお仕事。 一時間に一回くらいは必ず立ってぶらぶらするようにしていたら、 腰の痛みがかなり良くなってきた。 昼食は持参のお弁当。塩鮭切り身、卵焼き、ポテトサラダ、大根の漬物。 17 時半くらいに退社。 寒い。少し買い物をして帰宅。

メイル仕事をいくつかしてから、夕食の支度。 御飯を炊いて、鰤のお澄ましを作り、 豚肉の生姜焼きにキャベツ千切りマヨネーズかけを添え、 ポテトサラダの残り。 これくらいの支度は楽勝だろうと思って、 明日以降のための鰤の照り焼きも並行して作ったのだが、 私の限界に近かった。 世間の主婦や主夫は偉いものだなあ……、 と思いつつ食後に煎茶で一服。

2010年1月13日水曜日

鮪と鰤

ちょっと寝坊。9 時に起床。 今日も良い天気だが、気温はかなり低い。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 早業でサンドウィッチを作り、出勤。 出社して、午前午後とお仕事。 昼食は持参のハムとポテトサラダのサンドウィッチ。 17時半に退社。外は風が冷たく、寒い。 今日の昼間から、何となく夕食は鮪のヅケ丼にしようと思っていて、 サクに熱湯をさっとかけて霜降りにしてから少し漬け込んで……、 などと既にイメージトレーニングしながらスーパーに入った。 しかし、鮪の棚の前であまりの高さに愕然とする。 小さなサクが一つで二千円ってどういうこと。 鮪が枯渇し始めていて値段が高騰するという噂は聞いていたが、 これがその兆候なのか、 それとも単に高級スーパーが強気なだけなのか。 論文も採択されたし、新しく面白そうな翻訳の仕事も入りそうだし、 最近あれこれ急にポピュラーになり始めた私としては、 贅沢の一つもしていいんじゃないか、と思ったが、 やはりそこはロウワーミドル階級の哀しさ、思い切れなかった。 でもその代わりに、ささやかな贅沢として、 いかにも良い感じに脂の乗った鰤を買った。

帰宅して、御飯を炊き、鰤の薬味鮨を作る。溶き卵のお澄ましと、高野豆腐。 白ワインを一杯だけ。やはり、寒鰤というだけのことはあって、 この時期の鰤は美味しい。 とは言え、買った鰤を全部使い切って贅沢鮨にする勇気がなく、 明日以降のおかずにするため、かなり制限してしまった。

2010年1月12日火曜日

バフェット本

8 時半起床。今日も曇り空。雨になりそうだ。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食。お弁当を詰めて、出勤。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 筍御飯、塩鮭の切り身、高野豆腐、ポテトサラダ、大根の漬物。 16 時半くらいに、今日はもういいや、と退社。 この業界は出社が遅い人が多いので、 遅い出社には抵抗がないのだが、早い時間の退社はどこか後ろめたい。 実際は私の雇用形態上まったく問題ないので、 この対称性の破れは自発的、つまり私自身の勤労精神が原因なのだろうか。

冷たい小雨の降る中を帰宅。昼には初雪も降ったそうだから、流石に寒い。 以前にお世話になった編集の方から、 確率論の啓蒙書の翻訳の仕事の打診があったので、 受けるかどうか判断すべく、若干の下調べ。 お風呂に入って、湯上がりに一服したあと、夕食の支度。 鶏と油揚げと白菜の水炊き、筍御飯、白ワインを一杯だけ。 夜は 「ウォーレン・バフェット 華麗なる流儀」(J.タバコリ著/牧野洋訳/東洋経済新聞社) を読んだり。 タバコリは業界用語で言うところの「クレジリ」、 つまりクレジット・デリバティブや、クレジット・リスク分野の有名人だが、 彼女自身の会社の宣伝のためだろうか、売れ筋の「バフェット本」も書いた。 ところで、私がバフェットについて思うところは数行でまとめられる。 「バフェットの本当の姿を真似してはいけないし真似できもしないが、 バフェットがそう見せようとしている姿は真似すると良いかも知れない。 ただし、それで富豪になれるわけではない」。

2010年1月11日月曜日

また筍御飯

8 時起床。 今日は久しぶりに曇り空。気温も低い。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食。 朝風呂に入ってから、 明日からのお弁当用にポテトサラダを仕込む。 昼食は味見のため出来立てのポテトサラダと、アーリオオーリオ。 やっぱり、ポテトサラダはバターが決め手だな……。 思うに洋風の料理の多くは、 密かに良質のバターを大量に使うと大抵、驚くほど美味しく出来る。 ただ、身体に悪そうなので、ここぞと言う時だけの秘密兵器にとどめておきたい。 また、身体に悪い料理を作ることにかけてはプロには敵わないので、 家ではヘルシーな料理を心がけるのが経済学的に合理的だ、と 「インセンティブ」(T.コーエン著/高遠裕子訳/日経BP社) には書いてあったし、そもそも試みない方が良いのかも知れない。 食後に二時間ほど昼寝して、 そのあとも午後は静かに暮らす。 夕食には、再び筍御飯を土鍋で炊く。具は筍と油揚げ。 並行して高野豆腐を煮て、鶏腿肉の利久焼きも作る。 あとは、昼に作ったポテトサラダや、大根の漬物。煎茶。

簡単なものでも、複数の料理を並行して作って、食べ時に同時に食卓に出すのは、 かなり難しい。 私の場合は、作るのも食べるのも私一人なので、 食べながら作れないハンデがあるとは言え、なかなか品数を増やせない。 いつでもお嫁に行けるように、 今年はもうちょっと食卓らしい食卓にしようと思ってはいるのだが、難しいものだ。

2010年1月10日日曜日

"The Thomas Crown Affair" (1968 and 1999)

8 時起床。今日も良い天気だ。洗濯しよう。 珈琲、トースト、苺ジャム、チョコレートの朝食。 洗濯ものを干したあと、 DVD で 「華麗なる賭け」(N.ジェイソン監督 / 1968年 / 原題 "The Thomas Crown Affair") を観る。

「華麗なる賭け」のリメイク版「トーマス・クラウン・アフェア」 (J.マクティアナン監督 / 1999 年)では、 オリジナルでの銀行強盗が絵画泥棒になっている。 主人公が盗んだモネの絵を元通りの場所に返すため、 同じ美術館を再度襲撃するところが最後の見せ場で、 その時に絵を返すだけではなくて、別の絵を盗んで行く。 しかし、戻し方は分かるのだが、盗み方が分からない。 どう観直しても、映画の中では説明されていないように思われる。 これが十年来の謎だったのだが、 オリジナルの「華麗なる賭け」を観るとそれが分かるという噂があった。 そんなわけで、最近 DVD 化されているのを見つけて観てみた。 リメイクではピアース・ブロスナンとレネ・ルッソ主演だったところ、 オリジナルではスティーブ・マックィーンとフェイ・ダナウェイ主演。 結局、噂は全くのホラだったようで、謎は解けずじまい。 オリジナルとリメイクで、プロットがかなり共通しているとは言え、 全く違う映画だと思った方が良い。 1968 年オリジナルでは、ミシェル・ルグランの名曲 "Windmills of Your Mind" と、 主人公の二人が長々とチェスをするシーンが印象的だった。 1999 年リメイクでは、ニーナ・シモンの "Sinnerman" にのせて、 主人公が同じ美術館を再び襲うクライマクスがお洒落。 "Windmills of Your Mind" はリメイクの方でも、 Sting のカヴァーでエンドロールに使われている。

朝風呂に入ってから、昼食の準備。 冷や御飯、超具沢山の豚汁、塩鮭、大根と白菜の漬物。 塩鮭は来週のお弁当用にもう二切れ余計に焼いておいた。 ちょっと寝台に横になろうかな、と思ったら、 また 3 時間ほど昼寝してしまった。 夕食は白菜と豚肉の水炊き鍋。あとは雑炊。

2010年1月9日土曜日

原美術館

8 時に目が覚めた。寝床でしばらく、 「歴史 (中)」(ヘロドトス著/松平千秋訳/岩波文庫) を読んでから起き出す。 今日も良い天気だ。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食。 掃除機がけをして、キッチンの掃除をし、 ついでに冷蔵庫の中も整理した。 投稿していた共著論文が一発アクセプトされたと共著者から連絡。 目出度い。そういうこともあるんだなあ。 朝風呂に入って、湯船で 「インセンティブ」(T.コーエン著/高遠裕子訳/日経BP社) を読む。 昼食は久しぶりにカルボナーラを作った。一緒に白ワインを一杯だけ。

食後の散歩に、品川へ。 天気も良いので駅から徒歩で 原美術館 を訪ねる。ゆっくり歩いて 20 分くらいだろうか。 住宅街の中にある、ちょっと大きいお屋敷のような感じ。 原美術館は現代美術が専門で、しかも私立、という珍しい美術館。 実際、もとは私邸だったのである。 前庭と中庭もこめてこの建築が素晴しい。こんな家に住んでみたいものだ。 展示を一通り観て、中庭に面した「カフェ・ダール」で一服。 このカフェ部分はもとはテラスだったと思われる。 庭を観ながら、生ビールを一杯だけいただく。極楽極楽。 中庭とこの部分だけでも、買い上げられないものだろうか。 受付でパンフレットなどをもらい、いくつか税制の質問をして帰る。 品川まで来たついでに、 目の保養のため「ディーン・アンド・デルーカ」に立ち寄る。 D&Dは何でも高いが、消費欲を刺激する場所だ。 喉が乾いているところに(東京は連日晴天の乾燥注意報)、 冷たい日本酒の試飲を勧められ、 あまりの美味しさに買ってしまうところだった。 私は日本酒が好きなので、自宅では飲まないことにしている。 それを思い出さなければ危険だった。 また、パン類のコーナーでは、 同じ値段で 10 枚はある食パンが家に残っていることを思い出さなければ、 一個 250 円もするクロワサンを買ってしまうところだった。 でも、ものすごくいい匂いがしてたなあ……、剣呑剣呑、つるかめつるかめ。 私が思うに、 フランスの美味しいものと大量の超上質のバターとの間には、 いかがわしい秘密の関係がある。

電車を乗り継いで 16 時頃に帰宅。 歩き疲れたので、またお風呂に入った。 夕食は御飯を炊いて、キムチ肉豆腐など。赤ワインを一杯だけ。

2010年1月8日金曜日

椅子

9 時起床。やや寝坊。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 適当にお弁当を詰めて出勤。 新年の第一週は、平日は毎日お弁当を作ろうという目標をなんとかクリア。 午前、午後とお仕事。昼食は持参のお弁当。 フライッシュケーゼ、卵焼き、くわいの煮染め、 大根の漬物、海苔弁当。 昼休憩に新刊書店で 「料理王国」(北大路魯山人著/ちくま文庫)を買う。 私は魯山人が嫌いなのだが、まあ一応。

座業の宿命ではあるが、最近どうも腰が痛くて弱る。 同僚からは、私の座り方が悪いという指摘も受けた。 その同僚は流石この商売が長いだけに、 椅子に深く姿勢良く腰かけたまま長時間座っているが、 私にはとても真似できそうにない。 そんなわけで、 最近はちょっとした読み物などは他のスペースで立ったまま読んだり、 考え事があるときには場所をあちこち変えたりして、 ずっと座っていないようにしている。 会社でしか出来ない仕事がなければ、さっさと帰ることにしようかなあ。 少なくとも自宅の椅子はハーマン・ミラーだし。 17 時半くらいに退社。 スーパーで買い物をして帰宅。

夕食は、卵と長葱の炒飯を作り、「餃子の王将」の餃子を焼いて、 豚汁の残りなどと。食後に赤ワインを一杯だけ。 お風呂に入って、湯船で 「インセンティブ」(T.コーエン著/高遠裕子訳/日経BP社) を読んだり。

2010年1月7日木曜日

フライッシュケーゼ

8 時半起床。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食のあと、 フライッシュケーゼ(無論、市販品)と胡瓜のサンドウィッチを作って出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のサンドウィッチ。 AMS Reviewer の仕事が転送されてきていたので、 休憩のつもりで当該の論文に少し目を通したり。 球面を薄切りにしてその輪の面積それぞれを一列に並べると、 適当に縮尺をとって次元を上げることで正規分布(ガウス分布)に近付く。 つまり、無限次元の球面上にでたらめに点をとるとき、 一つの方向だけから見ると正規分布にしたがうように見える。 これは良く知られている中心極限定理の幾何学的な解釈だが、 これを多様体に一般化したような論文だった。 Review は面倒だが、これも一つの義務かな、と思って続けていると、 時々面白い論文にひょっこり出会ったりする。 いつもの通りに 18 時退社。

夕食は御飯を炊いて、また豚汁を作り、 餃子の王将の餃子を焼いて、くわいの煮染めや漬物など。 食後にチョコレートと赤ワインを一杯だけ。 ついでに明日のお弁当用に、フライッシュケーゼを焼いておいた。 あとは適当に胡瓜とくわいと漬物でも入れて、海苔弁にしておけばよかろう。 とりあえず、第一週は「毎日お弁当を作る計画」を達成できそう。 もうちょっとちゃんと料理をしよう計画は、今のところぱっとしないけど…

2010年1月6日水曜日

人生の通信簿

8 時半起床。どうもしゃきっと起きられないなあ。 珈琲、トースト、苺ジャムの朝食。 適当にお弁当を詰めて出勤。 午前、午後とお仕事。 昼食は持参のお弁当。 筍御飯、くわいの煮染め、卵焼き、白菜の漬物、大根と柚子の漬物。 昼休憩の散歩に神保町まで歩いて、 新刊書店で「インセンティブ」(T.コーエン著/高遠裕子訳/日経BP社) などを買って帰る。 新プロジェクトが立ち上がりそうになっていることもあり、 珍しく一週間ぐらいの間に三つもミーティング予定が入った。 18 時に退社。 寒波襲来中の地方に比べれば随分と温かいらしいが、 それでも寒くないわけではない。 こんな日はやっぱり鍋だなあ、と思って、 夕食はキムチ餃子鍋。あとは筍と御飯を入れて卵を落として雑炊。 食後は、お風呂に入って湯船で「インセンティブ」を読んだり。 母校の渉外部から御礼にうかがいたいと連絡があったが、 近所とは言え御足労願うほどのことでもないし、 お金を出しても口は出さないのが(少額とは言え)パトロンの心意気なので、 お気遣いなきよう、と返答しておく。

R 大の A 堀先生が言うところの人生の通信簿、 先月の人間ドックの結果が返ってきた。 軽微の要経過観察の項目があったものの一年後の検診までお咎めなし、とのこと。 ありがたいことである。

2010年1月5日火曜日

冬には豚汁

8 時半起床。紅茶と「こがね芋」一つの朝食。 お弁当用を適当に詰めて出勤。10 時くらいに出社。 久しぶりに出社したので、 たまったメイルを読んでいるだけで午前中は過ぎた。 昼食は持参のお弁当。卵炒飯、おせちの煮染めの残り、 白菜の漬物、大根と柚子の漬物。 やはりしばらく休んでいたので、 長い間、画面を見ているだけで疲れる。 しかも眠くてしようがなかった。 18 時に退社。今日の東京は、 他の地方に比べればずいぶんと温かいらしいのだが、 それでもかなり寒く感じる。 スーパーで買い物をして帰宅。

夕食は筍御飯を炊いて、豚汁を作り、 昨日作ったくわいの煮染めなどと。 やっぱり冬は豚汁だね……。 明日のお弁当は、とりあえず筍御飯があるし、 あとは卵焼きとくわいの煮染めでも入れておけばよかろう。 食後に珈琲とチョコレート。 珈琲を飲みながら、 「新ナポレオン奇譚」(G.K.チェスタトン著/高橋康也・成田久美子訳/春秋社) を読んだり。 今日は何もしなかったのに、何故だかとても疲れた。 当たり前だのクラッカーではあるが、もう若くないのだなあ。 ああ、そうか今の若者には、当たり前だのクラッカーも通じないのだ。 せめてセサミハイツなら通じるのかも。 さて、お風呂に入ろう……

2010年1月4日月曜日

普通の日曜日(本当は月曜日)

9 時半起床。三が日も終わって、 今日は今年初の普通の日曜日、のつもり。 紅茶と昨日おみやげにいただいたお菓子一つの朝食。 午前中はファイナンス仕事少しのあと、お風呂に入って、 湯船で 「数学が経済を動かす ドイツ企業篇」(G.-M.グロイエル、R.レンメント、G.ルップレヒト編/戸瀬信行・丸山文綱訳/シュプリンガー・ジャパン) を読む。 昼食は卵炒飯と、おせちの残り、えのき茸の味噌汁。 ついでに、昨日いただいたくわいを煮る。 本来はくちなしの実を入れて黄色に染めるものらしいが、 そんな洒落た食材の持ち合わせがないので、普通の煮染め。 午後は少し昼寝。少しと言っても二時間くらいだけど。 「Xに対する逮捕状」(P.マクドナルド著/真野明裕訳/創元推理文庫) や、 「歴史 (上)」(ヘロドトス著/松平千秋訳/岩波文庫) を読んだりしているうちに夕食の時間。 おせちの残りにあったハムを使って、適当スパゲティ・アーリオオーリオ。 今年はもうちょっと真面目に料理をしてみよう、 と思っているわりには、スタートが冴えない。 食後に煎茶と、いただきもののあられ。 「歴史 (上)」、読了。

今年の具体的かつささやかな目標は、 平日は毎日お弁当を作る、週に二日以上は禁酒する、 の二つにしてみよう。

2010年1月3日日曜日

慈姑(くわい)

9 時半起床。 紅茶、トースト、苺ジャムの朝食。 「なぜ金融リスク管理はうまくいかないのか」(R.レボネト著/茶野努・宮川修子訳/東洋経済新聞社) を読んでいる内に昼。 友人宅にお呼ばれして、 新年の挨拶を兼ね、一歳になるお子さんに拝謁。 色々御馳走になったが、年のせいかすぐにお腹一杯になってしまって食べ切れず。 しかもすぐに眠くなる。 お土産に、くわいをもらって帰る。 帰宅して、お風呂に入り、湯船で読書の続き。 昼間に食べ過ぎたので、遅めの夕食。 21 時近くなってようやく、おせちの残りを少しだけ。

くわいは、芽が出ますように、とか、芽出たい、とか言って、 おせち料理によく入っている謎めいた食べ物だ。 ほろ苦さに独特の滋味があり、大人の味覚とされているようだ。 確か、水上勉の「土を喰う日々」に、 くわいを焼いただけの精進料理が出て来た。 網の上で焼いて、横に塩を盛っただけで、酒のつまみにするとか、そんな話だったような。 しかし、私は自分では一度もくわいを使った料理を作ったことがないし、 積極的に自分から食べたこともないように思う。 でも折角のお土産だから、明日煮染めにしてみよう。 いただいた立派なくわいを自分で料理して食べれば、 今年こそ私にも芽が出るかも知れないぞ。

2010年1月2日土曜日

福袋の謎

9 時起床。良い天気。寝台で珈琲だけの朝食。 午前中は読書や掃除機がけなど。 お風呂に入って湯船で、 「金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか」 (L.マクドナルド、P.ロビンソン著/峯村俊哉訳/徳間書店) を読む。 昼食は実家からもらってきたおせちの残りと巻き寿司で、 シャンパンを一杯だけ。 午後も読書など。「金融大狂乱」、読了。 アグレッシヴさが取り柄の凡庸な著者が内部から目撃した、 リーマン・ブラザーズ破綻の報告、という感じ。 しかし、賢い人が外側から分析した報告より、 内側にいる凡庸な観察者の方が価値がある、ということもある。 夕方になってかなり足元が冷えてきた。 私一人と猫一匹分のスペースだけ温めるホットカーペットで十分だが、 動作確認のため床暖房を一年ぶりに入れてみた。 流石に部屋中を温めると快適さが違うけれど、 一人暮らしには不用な贅沢なので、 すぐに一畳分ほどだけ温められるホットカーペットに切り替えた。 夕食は御飯を炊き、だしをひいて茸の味噌汁を作り、おせちの残りで済ませる。 シャンパンを一杯だけ。

毎年、年末年始になると福袋の話題で賑やかになる。 私は常々、どうして福袋の需要があるのか、 さらに、どうして福袋のニュースに需要があるのかすら、 分からないと思っている。 しかし、そういう見方もあるのか、と思ったことはある。 着道楽の女性と付き合っていたときのことである。 (これでも昔は、美人に良くもてたものじゃった。ほんとじゃよ。) 彼女は毎年、福袋を買う習慣だ、と言う。 それまで、私の周囲にはそんな奇妙な習慣を持つ人間は、 男女含めて一人もいなかったので、私は大変驚いた。 どうしてそんなものを買うのか、と訊くと、彼女はこう答えた。 行きつけのブティックに新年の挨拶に行くと、 私に誂えたプレゼントの詰め合わせを用意してくれているのだ、と。 生活感の相違と言うべきか、 性格の不一致と言うか、 すぐには気の効いた返答も次の質問も出来ず、 「あ、そうなんだ」とうやむやにしたが、 一瞬だけ目から鱗の感がなきにしもあらずではなくもなかったと言えなくもない。

2010年1月1日金曜日

厄払い

昨日も寒かったが、今日の和歌山も寒い。 ようやく本当の冬を感じる寒さかも。 実家での朝食はお雑煮とおせち料理。 おせちの残りでシャンパンを飲みながら、 「歴史 (上)」(ヘロドトス著/松平千秋訳/岩波文庫) を呼んでいるうちに昼。 昼食は、巻き寿司と稲荷鮨、そして茶碗蒸し。 私の実家では昔からこうなのだが、 和歌山では、とか、関西では、と言えるような一般性があるのかどうか知らない。 我が家のみの可能性も高い。 そのあとすぐに家を出て、関西空港から羽田へ。 空港と機内で 「ライノクス殺人事件」(P.マクドナルド著/霜島義明訳/創元推理文庫) を読む。東京に着いてから読了。 帰宅して夕食は、 実家からもらってきた巻き寿司と稲荷鮨で、シャンパンを少し。 一人暮らしとは言え、やはり我が家は落ち着くなあ…… お風呂に入って、 湯船で 「金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか」 (L.マクドナルド、P.ロビンソン著/峯村俊哉訳/徳間書店) を読む。

一年の計は元旦にあり。何か計を立てようかなあ、とも思ったが、 特に良いことが思いつかない。 大厄年の最中なので、一年大過なく暮らせればそれで良し、としておこう。 なんだかぶらぶらしていたり、贅沢しているようでも、 「厄払いだから」と大目に見てあげて下さい(笑)。